メゾネットとテラスハウスの違いとは?どっちを選ぶべき?

メゾネット

メゾネットとテラスハウスはとても似た構造であり、いずれもカップルやファミリーなどに向いている物件です。
そのため、この2つにはどのような違いがあるのかわからないという人も多いでしょう。
そこで今回は、メゾネットとテラスハウスの違いについて解説していきます。

メゾネットとテラスハウスの違いとは?

メゾネット

メゾネットとテラスハウスは似ていますが、違う部分があります。
まずは、どのような違いがあるのか知るため、それぞれの特徴からご紹介します。

メゾネットの特徴

メゾネットは、階層のあるマンションの中に2階で構成された物件が入っているといった造りになっています。
1階と2階が、3階と4階といったような構造です。
内部に階段があり、1階と2階をつないでいます。
階段が付いているマンションやアパートというと、ロフト付きの物件を思い浮かべる人も多いでしょう。
しかし、ロフトは物置という括りになるので2階部分として扱われません。
ロフト付きの物件と似たように見えるかもしれませんが、実際は別物です。

テラスハウスの特徴

テラスハウスは、2階建てもしくは3階建ての一戸建てがくっついているような見た目をしています。
共有のエントランスがあるわけではなく、個別に玄関が設けられています。
そのため、一戸建てとよく似た見た目になっているのです。
一見すると一戸建てのように見えるかもしれませんが、テラスハウスはいくつかの物件の屋根と壁がつながっています。

中には、3世帯住宅のような外見をしているタイプや集合住宅のようなタイプもあります。

メゾネットのメリット・デメリット

メゾネット

メゾネットとテラスハウスには、それぞれメリット・デメリットもあります。
まずはメゾネットのメリットとデメリットについてご紹介しましょう。

メリット

・目的に合わせたスペースの使い方ができる
メゾネットは、2階層を利用するので、居住スペースを分けやすくなっています。
お客さんを通すリビングとダイニングは1階、寝室を2階といったように分けると、プライベートな空間を保ちやすくなります。
戸建みたいにスペースを使えるのが魅力的だと感じる人も多いでしょう。

・採光に優れている
メゾネットタイプの賃貸物件は、1階と2階の両方にベランダや大きな窓を設けられます。
間取りを考える時に採光を意識すれば、通常の賃貸物件よりも室内に光を取り入れやすくなります。
開放感があり明るい居住空間を確保できるという点も、メゾネットの大きなメリットです。

デメリット

・エアコンが効きにくい
フロアごとに空間は区切られていますが、階段でつながっていて、天井も高めに設計されています。
そのため、冷暖房効率が良くないと感じてしまう可能性もないとは言い切れません。
十分な効果を発揮するには大きめのエアコンを設置する必要があるため、電気代が高くなってしまう可能性もあるでしょう。

・居住スペースが狭いように感じる
メゾネットは、平面に配置する間取りを2階建てにしているといったケースが少なくありません。
そのため、専有面積によっては居住スペースが狭いと感じてしまう可能性があります。
階段はスペースを圧迫し、より狭く感じてしまうといった懸念点もあります。

テラスハウスのメリット・デメリット

テラスハウス

続いて、テラスハウスにはどのようなメリット・デメリットがあるのか解説していきます。

メリット

・おしゃれな外観や内装の物件が多い
テラスハウスは、おしゃれな造りになっている物件が多いです。
一般的な賃貸物件は、幅疲労層から支持されるような無難な造り、外見のデザインになっています。
しかしテラスハウスは、特定のターゲット層に絞った外観や内装を取り入れているケースが多いのです。
若者向けや女性向けのスタイリッシュな物件やかわいらしいデザインの物件などがあります。

・戸建てのような感覚で生活できる
テラスハウスの見た目は、戸建てとよく似ています。
そのため、戸建てと同じような感覚で生活できるのもメリットの一つとして挙げられるでしょう。
上下階に人が住んでいないので、上下の生活音を気にする必要もありません。
子育て世帯にも嬉しい構造です。

デメリット

・集合住宅のようなルールがある
テラスハウスは戸建のような感覚で生活できますが、メゾネットタイプを含むマンションやアパートと同じ集合住宅であることに変わりはありません。
そのため、物件ごとに決められているルールはしっかりと守らなければいけないのです。
生活音に関する配慮はもちろんですが、ゴミ出しの日やペットの飼育などに関する細かいルールもしっかりと把握しておく必要があります。

・窓が少ない
テラスハウスは、窓が少ない傾向があります。
領は地の部屋以外は左右が他の部屋と隣接していて、その部分には窓を付けられません。
部屋の窓が少なくなってしまうので、採光に不満を感じてしまう可能性があります。
マンションやアパートでも同じことが言えるので、これは一般的な戸建住宅を比較した時のデメリットだと言えるでしょう。

メゾネット・テラスハウスはそれぞれどんな人に向いている?

入居者

メゾネットとテラスハウスは似ていますが違いがあります。
最後に、それぞれの物件に向いているのはどのような人なのかご紹介します。

・メゾネットが向いている人
メゾネットが向いているのは、そこまで広い間取りを求めていない人です。

メゾネットは2階層で構成されていますが、1DKや1LDKといった間取りも多く見られます。
そのため、そこまで広い間取りを求めていない人に向いている物件だと言えるでしょう。

・テラスハウスが向いている人
テラスハウスに向いているのは、本当なら戸建に住みたいけれど経済的な事情などで難しい人です。

マンションやアパートと比べると戸建に近い感覚で生活ができるためです。
子どもがいて生活音が気になってしまうといった場合にも、テラスハウスはメリットが大きいと考えられます。

まとめ

賃貸物件には、色々タイプの物件があります。
その中で、メゾネットとテラスハウスの違いがわからなかったという人は少なくないはずです。
どちらも2階建てとなっているので、プライベートを意識した居住スペース作りができます。
しかし、この2つには異なる部分もあるので、自分にはどちらがあっているのかしっかりと考えてから決めるようにしましょう。
そのためにも、メゾネットとテラスハウスの違いやそれぞれのメリット・デメリットを知ってくことは大切です。