リノベーション賃貸はお得なメリットがたくさんあります。
これから賃貸物件を借りようと思っている人も、投資物件として賃貸を考えている人も、ぜひリノベーション賃貸のメリットを確認してみてください。
今回は、お得なリノベーション賃貸のメリットから注意したいリノベーション賃貸ならではのデメリットまで、詳しく解説していきます。
目次
リノベーション賃貸はメリットいっぱいでお得な物件
既存物件をリノベーションした賃貸物件には、新築には無いメリットがたくさんあります。
リノベーション賃貸ならではの、魅力あるメリットを5つご紹介します。
居住スペースがまるで新築リノベーション
賃貸は、建物自体はそのままで大規模な改修工事により居住スペースは一新されています。
綺麗な内装、最新の住宅設備など、まるで新築のような居住スペースが大きな魅力です。
家賃が安い
新築同様の居住スペースなのに、家賃は新築や築浅物件よりも安いので、予算を抑えて綺麗な部屋・家が借りられます。
エリア内の他物件と比較して家賃が安い点もメリットとなるでしょう。
予算内で広い間取りも実現
戸建てやマンションなど、リノベーション物件は広々とした間取りに変更されていることがほとんどです。
広々とした空間を安く借りられる点もメリットとなります。
デザイン性が良い
新築物件は万人受けのために無難な間取り、無難なデザインが採用されます。
しかし、リノベーション物件は新しい魅力と価値を創造するために、デザイン性を高めた物件が豊富に揃っています。
自分の好きなデザインで、他の人とは違ったライフスタイルが楽しめる魅力があります。
契約したら即入居が可能
リノベーション物件の場合、入居まで待たされることが基本的にはありません。
分譲開始直後から契約が埋まり始める新築マンションや、プランニングから始まる注文住宅の新築とは違い、契約後にすぐ入居できることはメリットとなります。
しかも、リノベーション済みの物件は実際に完成した姿をチェックしてから契約できる点も安心です。
ここに注意!リノベーション賃貸のデメリット
多くのメリットがあるリノベーション賃貸にも、注意したいデメリットはあります。
耐震基準
築年数が古い物件の場合、耐震基準が現在の基準を満たしていない可能性があります。
建築基準法は何度か改正されていて古い耐震基準では震度5の揺れでの倒壊が目安になっているため、新耐震基準の震度6〜7に対応しているかはチェックが必要です。
防音性能
集合住宅の場合、建築時には上下階や隣室との防音性が保たれる設計が採用されています。
例えば、隣室との間に収納スペースを設けたり、畳を使って階下へ音が響くことを防いだりすることもあるでしょう。
しかし、リノベーションで壁や床などを交換したことが防音性を損なってしまう場合もあります。
フローリングへの変更で階下に物音が響きやすくなる、押し入れを撤去したことで隣に音が漏れる可能性も否定できません。
水回りのトラブル
排水管や給水管が建物の構造壁や基礎部分にあるなど、リノベーション時に配管を交換ができない場合があります。
物件の築年数によっては、古い配管が原因の臭いや水漏れなど、水回りのトラブルが起こる可能性もあるので注意が必要です。
リノベーション賃貸のデメリットを回避するなら
リノベーション賃貸は想定されるデメリットを上手に回避しながら、お得なメリットを存分に活かしたい物件です。
デメリットを回避するためにも、しっかりと物件を見極めることが重要となります。
リノベーション賃貸を見極める主なポイントを2つご紹介しましょう。
竣工は1981年6月以降
現在の建築基準法は1981年6月に施行されています。
耐震基準が現在と同じ建物を探すなら、竣工が1981年6月以降の物件です。
ただし、1981年より前の建物でも、耐震補強工事が行われている物件なら問題はありません。
耐震補強工事が済んでいるかどうか、建物の構造が地震に強いタイプかなどは取り扱いの不動産業者に確認してみてください。
内見で水回りをチェック
リノベーション賃貸の内見では、つい新築そのものの内装や最新住宅設備に目を奪われてしまいがちです。
しかし、内見ではしっかりと水回りのチェックをしてください。
洗面台スペースの湿気やシャワーなどの水量、トイレの流れ具合や浴室のカビなど細かい部分も丁寧に確認しましょう。
リノベーション賃貸は入居者もオーナーも満足
新築物件に入居するためには、やはり高額な家賃が必要です。
しかも賃貸物件に入居すれば一定期間の家賃が発生し続けるので、長く支払う固定費はなるべく抑えたいという人も多いでしょう。
そして、新築物件の資産価値は建築直後からどんどん下落すると考えると、入居時に設定された家賃を支払い続けるコストパフォーマンスは低いと言わざるを得ません。
その点、リノベーション賃貸は築年数が経過している分、賃料もリーズナブルで、物件の価値と家賃のバランスが良いと言えるでしょう。
価格以上の価値があるのがリノベーション賃貸の魅力です。
入居者にとってメリットが大きいリノベーション賃貸は、実はオーナーにとっても大きな魅力がある物件となります。
賃貸物件で避けたい空室リスクは、物件の魅力が向上すれば下がります。
築年数が経過すれば空室のリスクは上がり、家賃を下げても空室が埋まらないというケースも少なくありません。
賃貸オーナーにとって、物件の維持費はかかるのに入居者が決まらず賃料収入が見込めないという事態は最も避けたい問題です。
その点、リノベーション賃貸は入居者にとって魅力度が高いので、空室のリスクは低くなるのでオーナーの満足度もアップします。
まとめ
震災やオリンピックなどが重なり建築費は高騰傾向にあります。
そのため、新築物件は価値以上に価格が上がっていることもあり、既存物件への期待度は上昇中です。
築年数が経過していることによるデメリットも、上手にリノベーションすることで新しい価値に変えられます。
これからの不動産業界は、中古物件に新しい価値を付加し、立地の良い既存物件を活かしたリノベーション賃貸の需要が高まっていくと考えられます。
ぜひ、借りる側も貸す側も満足が得られるリノベーション物件を上手に活用してみてください。