洗濯物を乾かすのは外が理想的と言われていますが、部屋で干す人も珍しくはありません。
しかし、部屋干しをすると臭いが気になってしまうと悩んでいる方も多いです。
そこで今回は部屋干しのメリットと、デメリットを解消する洗濯術などをご紹介していきます。
一人暮らしで部屋干しをしたいが臭いが気になっているという方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
部屋干しには実はメリットがいっぱい!
あまりおすすめとされていない部屋干しですが、意外にも多くのメリットが存在しています。
まずは部屋干しのメリットからご紹介していきましょう。
服に花粉・ホコリが付着しない
工場の近くや交通量が盛んな場所の近くだとその影響も大きく、目には見えないPM2.5や排気ガスといった有害物質が付着してしまう可能性があります。
また、外で干す場合は天気が良くて風が適度に吹いている際に行いたくなるものですが、こうした天候では花粉も付着しやすいです。
部屋干しなら洗濯物に花粉やホコリなどが付かないというメリットがあり、呼吸器系の疾患を持つ方や花粉症に悩んでいる方にも有効と言えます。
天気に影響される心配もなし
部屋干しの場合は天気に影響されることがないため、いつでも安心して洗濯をすることできます。
例えば、洗濯物を干したまま外出する場合、突然雨が降ってきてしまっても急いで帰って取り込む必要もなければ、洗濯のやり直しをする必要もありません。
部屋干しなら時短家事ができるほか、洗濯を干したまま外出しても問題ないというメリットを得られるのです。
盗難されるのも防げる
洗濯物を外で干す場合、服や下着が盗難されてしまう可能性があります。
この悩みは特に一人暮らしの女性に多く、一度盗難されてしまうと盗まれたこと自体にショックも抱きますが、それ以上にプライベートを覗かれているような不快な気分にもなってしまうでしょう。
盗難防止ができる部屋干しにすれば洗濯物が盗まれることもなくなり、プライベートを覗かれているような気分からも解放されます。
部屋干しのデメリットは?
たくさんのメリットがある部屋干しでしたが、デメリットがないわけではありません。
部屋干しは外の風や日光の力を存分に借りることができなくなるため、洗濯物が渇きにくくなります。
洗濯物がなかなか乾かないとなると湿気が増えて雑菌が繁殖しやすい環境を作り出してしまうでしょう。
その結果、嫌な部屋干し臭に悩まされることになってしまうのです。
ただし、こうしたデメリットは注意点に気を付ければ解決できない話ではありません。
部屋干しのデメリットはこれで解決!
部屋干しで起こり得る衣類の乾きにくさや部屋干し臭は、以下の対策で解決していきましょう。
おすすめ場所は部屋の窓際
部屋干しをする場合、リビングやお風呂、洗面脱衣所といったように複数の場所で干すことができます。
ただし乾かす場所と干し方によっては、部屋干し臭が発生しやすくなっています。
乾きの良さや部屋干し臭対策を行いたいという方はリビングの窓際で干すのがおすすめです。
窓際だと日当たりが良い恩恵を得ることができ、洗濯物が比較的早く乾くようになります。
窓を開ければ風も入り、より素早く乾燥させられるでしょう。
ただし、窓のカーテンレールに引っかけるようにして干すのはよくありません。
理由は、カーテンや窓に洗濯物がくっついてしまうことで乾きにくくなり、湿気も溜まりやすくなることからカビや悪臭を発生させる原因になってしまうからです。
窓際に干す場合はツッパリ棒などを使用して、洗濯物と壁、洗濯物と洗濯物の間に隙間を作って干すと、部屋干し臭の問題も解消しやすくなります。
洗濯物はこまめに洗ってなるべく溜めない
洗濯物を洗濯槽の中に溜めておくと雑菌が発生しやすくなるので注意しましょう。
洗濯槽の中は湿度が高く、次に洗う洗濯物を洗濯槽に入れていると湿気によって雑菌が発生し、衣類が臭うようになってしまいます。
こうしたことで部屋干しする環境は悪くはないものの、部屋干し臭が気になってしまう人も多いです。
そのため、洗濯物はなるべく溜めずにこまめに洗うようにするのがおすすめです。
忙しくてなかなか洗濯できないという方は、洗濯するものは通気性の良い洗濯カゴに入れておきましょう。
使用したタオルや濡れてしまった衣類はハンガーやタオルでかけておいてから洗うと雑菌の繁殖を抑えられます。
洗濯槽も定期的に清掃しよう
洗濯槽はかなりカビや雑菌が増殖しやすい環境です。
洗濯物だけではなく洗濯槽もきれいにすることで、臭いの原因となるカビと雑菌の発生を抑えられます。
洗濯槽は酸素系クリーナーや重曹を入れてお湯や水を張ることで、洗濯槽内部の汚れを浮かして落とすことができます。
浮いてきた汚れをすくい取り、すすぎと脱水を行えば洗濯槽の掃除は完了です。
洗濯機を使用した後は必ず蓋を開けておくと、内部をカビにくい環境にすることができます。
また、洗濯槽をきれいに保つためには、いつも行う洗濯で洗剤と一緒に酸素系漂白剤や柔軟剤を使用するのがおすすめで、さらに部屋干し臭を防げるようになります。
部屋干しグッズを活用する
洗濯物がなかなか乾かなかったり嫌な部屋干し臭がまだ残ったりしている場合は、部屋干しグッズを活用しましょう。
部屋干しグッズはコロナ禍によって需要が高まっており、便利な部屋干しグッズもたくさん登場しています。
例えばイスの背に引っかけて干せるグッズや、大きなシーツ・ラグを省スペースで干せるハンガーなど、魅力的な部屋干しグッズが問題を解決してくれるでしょう。
また、部屋干しではサーキュレーターや扇風機、乾燥機、除湿器を使用するのがおすすめです。
洗濯後すぐに衣類に風を当てることで臭いの発生を防いでくれます。
まとめ
今回は部屋干しのメリットから問題を解決するための対策方法などをご紹介してきました。
なかなか洗濯物が乾かないことや嫌な臭いに悩んでしまいがちな部屋干しですが、たくさんのメリットがありますし、きちんと対策をすればデメリットにも悩まされることはなくなります。
ぜひご紹介してきた方法を参考に、一人暮らし生活における部屋干しの悩みを解消していきましょう。