平屋新築の魅力とは?2階建てとの比較や建てる時の注意点

平屋

一戸建てというと2階建てをイメージされる方が多いでしょう。
しかし、近年はよりシンプルな暮らしが注目され、平屋新築を採用するケースが増えてきています。
平屋新築には2階建てとどんな違いが見られるのでしょうか?
今回は平屋新築の魅力についてご紹介していきます。
また、平屋を建てる際に気を付けてほしい点も解説するので、平屋新築に興味をお持ちの方はぜひご参考ください。

今“平屋新築”がアツい理由

平屋

現在、平屋新築が注目されているのには3つの理由があります。
どのような理由で注目されているのか、ご紹介していきましょう。

バリアフリー化に向いている

1つはバリアフリー化しやすいという点です。
将来的に高齢となり身体が思うように動かなくなった場合、介護リフォームを行うことも考えられます。
後から2階建ての家を平屋にするのは難しいため、最初から平屋を選び、後から介護リフォームになってもやりやすいようにしているのです。

家事動線に優れている

平屋はフラットな住空間になっていて、理想の家事動線を作りやすいという特徴があります。
例えば洗濯物を干す時に、1階の洗濯機置き場から2階のベランダまで移動して干そうとするとかなり家事負担も増えてしまいます。
平屋ならすべて1階に集約されているため、家事動線に優れた間取りも作れるのです。

耐久性が高い

平屋は上層階がない分、建物の重さが少なくなることで耐久性が高くなります。
例えば地震が発生した場合、基本的に重量が重い建物の方が揺れやすく、被害も大きくなりやすいです。
しかし、平屋建てなら構造的に安定しており、地震の被害を少しでも抑えられます。

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2階建てとどんな違いが見られる?

平屋

一般的な2階建て戸建てと平屋新築では、具体的にどんな違いが見られるのでしょうか?
続いては2階建てと平屋の違いについてご紹介します。

階段の上り下りがなくなる

2階部分がなくなるということは、階段がなくなることも意味しています。
階段の上り下りがなくなると、単純に家事や日常生活の時短につながります。
また、自分自身や家族が高齢となった時に、足腰が弱くなってしまうと階段の上り下りもきつくなってしまうでしょう。
家事やバリアフリーなど、様々な観点から見ても、階段がなくなることのメリットは大きいです。

メンテナンスは平屋の方がしやすい

建物は経年や紫外線・雨風などの外敵要因の影響を受けて、徐々に劣化していくものです。
そのため定期的にメンテナンスを行う必要があります。
2階建ての住宅でメンテナンスを実施する場合、外壁や屋根の塗装・張り替えには足場を設置しなくてはなりません。
当然ですが、足場を設置するのにもコストが掛かります。
一方、平屋は1階部分しかないため足場を作らなくても作業できる場合がほとんどです。
こうした点からメンテナンスは平屋の方がしやすいと言えるでしょう。

建築費用が高くなりやすいのは平屋

平屋はシンプルな造りになりやすいため、建築費用も抑えられるとイメージされる方は多いです。
しかし、意外にも2階建ての方が建築費用を抑えられる場合があります。
平屋の場合、2階建ての住宅よりも敷地面積が広くなってしまい、その分基礎工事を行う箇所も広くなります。
また、平屋は屋根のサイズも2階建てより大きくなるため、平屋は建築費用が高くなりやすいと言われているのです。

平屋新築を建てる際の注意点

平屋

建築費用は2階建てより掛かる可能性はあるものの、よりシンプルな造りにすればコストを抑えて建てることも十分に可能です。
しかし、それ以外にも平屋新築を建てる際に気を付けておきたいポイントがあります。
どのような点に気を付ければ良いのか、ご紹介しましょう。

家族でもプライバシーを保てる間取りに

平屋は、間仕切りなどはあるものの基本的にすべての居住空間がワンフロアに揃っている状態です。
そのため、家族間でもプライバシーを確保しにくいという特徴があります。
平屋新築を建てる際には、家族それぞれのプライベート空間をどう作るかも重要なポイントになってくるでしょう。
具体的には、住まいの真ん中にリビングを設置し、片方には両親が使う寝室を、もう片方に子ども部屋を設置するという方法があります。
これならプライバシーも保ちやすく、家族のコミュニケーションも取りやすいでしょう。

断熱対策を心掛ける

平屋の場合、屋根と居住スペースとの距離が近く、屋根から伝わる熱が居住スペースへ影響しやすいと言われています。
そのため、屋根に断熱対策を施しておかないと夏は暑く、冬は寒い住空間になってしまう可能性が高いです。
また、平屋にロフトやスキップフロアを設けて寝室や収納スペースに活用する場合もありますが、やはり断熱対策をしておかないと夏場は暑すぎて過ごせなくなるケースも少なくありません。
屋根に断熱材を使用したり、断熱効果のある塗料を使って塗装したりするなど、様々な断熱対策から平屋新築に最適なものを決めましょう。

風通しや採光に気を付ける

今は平屋も注目され、徐々に増えてきてはいるものの、やはり現在の主流はまだ2階建てです。
そのため、平屋を建てた時に周りが2階建ての住まいばかりだと、風通しや採光に問題が発生する可能性があります。
また、敷地面積が広くなる平屋は、間取りも工夫しなければずっと日当たりが良いスペースと悪いスペースに差が生じやすいです。
風通しに関しては、1部屋に2つ以上の窓を対にする形で設置すれば確保しやすくなりますが、壁が増えてしまうと風が通りにくくなってしまうので注意が必要です。
風通しと採光を意識するなら、中庭を設置するのもおすすめです。
中央に中庭を設置すれば、日中は明るく室内を照らしてくれます。
さらに中庭に出られるよう大きな窓を設置して、反対の壁には小さい通風用の窓を設置すれば風通しの問題もクリアしやすくなるでしょう。

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まとめ

今回は平屋新築が注目されている理由や2階建てとの違い、実際に建てる際の気を付けたいポイントをご紹介してきました。
平屋新築はシンプルで家族団らんしやすい家づくりにピッタリな住空間を確保できます。
将来のバリアフリー化も考えて、平屋新築を採用するかどうか検討してみましょう。
ただし、平屋新築にもデメリットがあります。
悪い部分もしっかりと把握し、どうカバーしていくかを業者と相談しながら考えてみてください。