居心地が良いリビングダイニングのレイアウトとは?

リビング

家族が集まるリビングダイニングを居心地の良い空間にしたいものです。
決して広くない間取りでも、ちょっとした工夫をするだけで快適な空間になります。
今回は居心地の良いリビングダイニングにするためのポイントをご紹介しましょう。

居心地の良いリビングダイニングにするポイント

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家事や仕事、勉強と家族がそれぞれのことをしながら一つの空間で過ごせるような、快適なリビングダイニングにしたいと思った時、どんなポイントに気をつけたらいいのでしょうか?

床を広く見せる

キッチン・ダイニング・リビングの3つがつながるリビングダイニングはどうしても家具やものが多くなりがちです。
ものが多くなるとゴチャついて雑多な印象になってしまうので、家具の背の高さや素材を統一したり、使う色味を少なくしたりするとスッキリします。
また、床にものを置いているとそれだけで狭く散らかった印象を与えます。
なるべく床を多く見せるような工夫をすると同じ間取りでも広く感じられるので、適度な生活感のある居心地の良い空間になるでしょう。

キッチンとダイニングテーブルはつなげる

キッチンカウンターとダイニングテーブルをつけて配置することで、家事をしながら家族とコミュニケーションが取りやすくなります。
カウンターで仕切られたキッチンは孤立しがちでしたが、テーブルとつなげることでキッチンを中心とした家族の輪が作りやすく、また、テーブルを調理作業台としても使うことができるので便利です。

ソファでダイニングとリビングの仕切りを作る

ダイニングに背を向けるようにソファを配置すると、ダイニングとリビングの間仕切りになります。
壁やパーテーションなどできっちり分けるのではなく、緩やかに仕切れるので圧迫感を出さずに、食事スペースと居住スペースを分けられます。
家族が一緒に過ごしていても程よい距離感が出せる、居心地の良い空間を演出できます。

シンボルツリーを置いてみる

間仕切りは植物でも可能です。
間取りの都合上、ソファなどの家具で仕切ることができない場合は植物を置いてみましょう。
存在感のあるシンボルツリーは空間のアクセントになるだけでなく、間仕切りの役割も果たしてくれます。
ただし、定期的に日光に当てるなどのお手入れが必要なので注意してください。

縦長と横長では快適なレイアウトが異なる

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リビングダイニングの間取りとして多いのが「縦長」と「横長」です。
それぞれに適したレイアウトはどんなものか、みていきましょう。

縦長リビングダイニングの場合

手前からキッチン・ダイニング・リビングと縦に並び、リビングにバルコニーがある造りが一般的な「縦長」のリビングダイニングです。
快適なスペースにするにはリビングに向かうための通路を確保することがポイントです。
ダイニングテーブルをキッチンカウンターにつなげる、ソファダイニングにしてダイニングとリビングを兼ねるといったレイアウトがよく見られます。
リビングダイニングが手狭な場合、無理に分けるとスペースが確保できず使い勝手が悪くなってしまうので兼用させるのもいいでしょう。
また、マンションではリビングの隣に居室がある間取りも多く、つなげてL字型のリビングダイニングとするレイアウトも増えています。
子どもが遊ぶ時は目が行き届くように引き戸を開放し、仕事部屋として使う時は閉めるなど、状況に応じた使い方が可能です。

横長リビングダイニングの場合

「横長」のリビングダイニングとは、キッチンの向かいにダイニングがあり、その横にリビングがある間取りを指します。
ダイニングとリビングの一面にバルコニーが配置されていることが多く、明るく開放的な造りが特徴です。
横長のリビングダイニングで快適に過ごすには、ダイニングとリビングを仕切るかどうかを決めておく必要があります。
食事スペースと居住スペースを分けたい場合はソファやシェルフなどの家具を間仕切りに使うと圧迫感を出さずに仕切ることが可能です。
間取りが手狭で家具を増やしたくない場合は、床を広く見せるようにしましょう。
ダイニングテーブルを壁に寄せるだけでも効果があります。
また、収納を壁面にまとめることで開放感のあるレイアウトになります。

こんなレイアウトもおすすめ

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どんな間取りのリビングダイニングでも配置やデザインで迷うのがダイニングテーブルです。
ここからは、ダイニングテーブルを中心にしたリビングダイニングのおすすめレイアウトをご紹介します。

対面キッチンカウンターにソファダイニングを置く

キッチンカウンターを背もたれ代わりにソファを配置したソファダイニングなら、6~8人掛けのダイニングテーブルでも無理なく置けます。
イスはソファの対面だけに用意すればいいので手狭な間取りでもリビングスペースが確保できるのでおすすめです。
ソファの脚部分が収納スペースになっているものもあり、かさばるものや普段は取り出さないような季節品などの収納に便利です。

キッチンカウンターとダイニングテーブルを平行に設置する

キッチンカウンターにつなげたり、壁に寄せたりせずに、キッチンカウンターとダイニングテーブルを平行に配置すると両側に通路を確保できるので動線が良くなります。
ドアや収納の配置によってはスペースの確保よりも動線を考えたレイアウトの方が快適に過ごせる場合があるのでいろいろな配置を試してみましょう。

円形ダイニングテーブルもおすすめ

イスを引くスペースが多く必要になるため、敬遠されがちな円形ダイニングテーブルですが、長方形テーブルに比べて空間を広く見せてくれる効果が期待できます。
円形ダイニングテーブルはリビングダイニングに開放感を持たせたい場合や、インテリアのアクセントにはぴったりなのでレイアウトにこだわりたい人はぜひチョイスしてみてください。
4人掛けのコンパクトなものでもデザインやカラーを工夫するだけでスペース全体の印象が大きく変わります。

まとめ

今回は居心地の良いリビングダイニングにするレイアウトのポイントをご紹介しました。
キッチン・ダイニング・リビングと、家族が多くの時間を過ごすスペースであるリビングダイニングはちょっとした工夫で快適な空間に変身します。
生活にメリハリをつけたい、すぐそばに家族を感じていたいなど、「家族がどのように過ごしたいか」を基準にレイアウトを決めていけば居心地のよりリビングダイニングになるでしょう。