不動産屋は水曜日の定休日が多い!?その理由とは?

不動産

不動産業界は、水曜日に休むことが多いのを知っていますか?
訪れようと思ったら休みだった、また前から知っていたという人もいると思いますが、その理由まで知っているという方は少ないでしょう。
この記事では、不動産業界の水曜日定休が多い理由について解説していきます。

業界では常識!?水曜日定休が多い理由

水曜日

美術館や博物館が月曜日定休、美容院は月曜日や火曜日定休、病院は木曜日休診など、その業界によって特定の曜日が休みになることがあります。
不動産業界は主に水曜日休みが多くなりますが、なぜ水曜が定休日になったのでしょうか?
ここでが、不動産業界が水曜日休みになった由来についてみていきましょう。

週末から一番遠い曜日だから

不動産業界は、一般的な会社が休みとなる土曜日や日曜日が1週間の中で最も混雑する曜日です。
そして手続きや契約などを月曜日から行っていくため、これらの仕事が終わって落ち着いた水曜日を定休日に設定していると言われています。
ゆっくり休んで残りの日を充実させるためにも、週末から遠い水曜日に休む所が多いようです。

管理会社との関連

不動産業界では、物件によっては他の会社との関わりから水曜定休にしている場合もあります。
特にマンションなどの管理を行う会社が休みの時には連絡もつかず、物件の下見や契約内容などをすぐ確認できません。
お客さんが気に入ってもすぐ案内できないので、同じタイミングで休むことがあるようです。

ゲン担ぎの場合も?

不動産の契約は、どんな風に話したら売れるという保証はありません。
そのため、急なキャンセルや解約なども日常的になっているのです。
水曜日の水は、「水」を表していて「水に流れる」ということがないように休むとも言われています。

少しでも約束が水に流れないようにとの願掛けから、水曜日には定休日にするというゲン担ぎもあるようです。

火曜日と連休になっている所もある!?

ゲン担ぎを取り入れている不動産業界は、水と同様に火にも敏感です。
火曜日は「火」を連想させるため、縁起的に良くないと感じることから火曜日休みにしている不動産屋もあります。

「火」という字は燃えることを意味し、物件の家事や火の車などのイメージさせてしまいます。
このようなゲン担ぎから不動産業界は、火曜日も休みにしていることがあるようです。

行くなら何曜日がおすすめ?

内覧

このように、不動産業界はゲン担ぎなどを含めて火曜日もしくは水曜日を定休日にしていますが、訪れるなら何曜日がおすすめなのでしょうか?

火曜日または木曜日がおすすめ

不動産業界は火曜日または水曜日定休が多いのですが、どこの不動産会社も同じ定休日とは限りません。
しかし、多くの不動産屋を回って様々な物件を見学したいなら、火曜日また木曜日がおすすめです。
月曜日営業している不動産屋も多いのですが、土日の契約手続きなどに慌ただしくしている場合があります。
火曜日や木曜日なら定休日にしている不動産屋が少ない傾向です。
ほとんどが営業しているだけでなく、他のお客さんも少ない傾向なのでゆっくり物件探しに集中できるでしょう。

さらに、事前に指定の曜日や時間予約を行うとスムーズに案内してもらえるでしょう。

週末は混雑の可能性大

その一方でゆっくり物件探しをしたいなら、週末は避けるのがおすすめです。
事前に予約していても、他にも予約している人がいれば案内してもらえる物件数や時間が限られてしまいます。

納得できるほど物件が見学できない可能性もあるので、週末はあまりおすすめできません。

予約でスムーズに対応してもらえる

不動産屋には、事前に来店予約をしておくのが便利です。
予約をした際にはどのような物件を探しているのか、間取りや地域の希望などを出しておくと、よりスムーズに案内してもらえます。

また、不動産屋に物件選びの条件を話しておくことで、どのような物件を求めているのかもわかります。
長時間待つことなくスムーズにしたいなら、予約を有効活用しましょう。

水曜日しか休みがない!?そんな時は?

水曜日

不動産屋は、基本的に水曜日が定休日です。
しかし、自分自身も水曜日しか休みがない場合は不動産屋に足を運ぶことができません。
そんな時はどのようにすべきでしょうか?

事前に問い合わせしてみる

事前に水曜日休みだが、その曜日しか都合が合わないなど理由を話して確認してみましょう。
不動産屋によっては水曜日でも対応してくれたり、物件の見学を受け入れてくれたりする場合があります。

ただし、見学できる物件は他の曜日に比べて少なくなりますが、不動産屋の厚意によって受け入れてもらっているのを忘れないようにしましょう。

ネットなら曜日や時間も関係ない

不動産情報は、ネットに掲載されているものなら24時間いつでも確認できます。
ネットなら曜日や時間に関係なく、物件情報から室内などの情報を知ることができます。
全ての不動産屋が行っているサービスではありませんが、部屋の中を360度見渡せるカメラで撮った写真なども掲載されています。
このような写真があれば、時間や曜日に限らず気になる部屋の譲歩を気軽に知れます。
ネットの活用によって、見学しなくても部屋の雰囲気や設備などが知れるようになっているのです。

このような情報や写真の掲載があれば、不動産屋が休みでも多くの情報を知ることができ、他の物件との比較も可能です。

まとめ

この記事では、不動産屋が水曜日定休になっている理由について紹介してきました。
その大きな理由は、忙しい曜日から遠いこと、そして管理会社との関係によるものだと分かります。
そのため、不動産屋を訪れる際には事前に定休日かどうかを確認するのがおすすめです。
どうしても水曜日以外に行くことができない場合は事前に電話確認をするか、ネットを上手に利用してみましょう。
ネットであれば、複数の物件を比較できるので、事前に見たい物件のピックアップにも役立ちます。
物件に対しての予算や希望する内容、エリアなどを伝えておくとよりスムーズに物件探しが可能です。
上手にネットでの情報を把握し、内見前に事前予約しておくと安心です。