賃貸物件を借りようと考えた時、候補となる物件の内見を行うのが一般的です。
内見をしていくつかの物件を見比べることにより、理想的な物件に出会いやすくなります。
内見後に契約をして後悔しない党にするには、確認すべきチェック項目があります。
ここでは、賃貸物件の内見をする人に知っていただきたいチェックリストについて解説していきましょう。
目次
内見でチェックすべきポイント
まずは、内見する際にチェックすべきポイントからみていきます。
間取り
1つ目は間取りです。
間取りは、家具や家電の配置を踏まえた上でチェックするようにしましょう。
数字だけでは実際の広さを想像するのが難しいため、持ち込もうとしている家具や家電を問題なく設置できる間取りか否か、しっかりと確認してください。
メジャーで通路や部屋の幅など測れる場所を測っておくのがおすすめです。
設備の有無
2つ目は、設備の有無です。
照明やエアコン、コンロ、インターホンなどの設備も必ず確認しておきましょう。
設置されているかどうかだけではなく、正常に動作するか、破損や汚れはないかなども一緒に確認してください。
気になる部分は入居前に修繕してもらえるか確認するのもポイントです。
エアコンと照明器具に関しては、付属の設備稼働か重要事項説明書を確認してもらいましょう。
前の入居者が置いて行ったものだった場合、壊れた時にオーナーが修理してくれないことも考えられます。
天井
3つ目は、天井です。
天井の高さだけではなく、汚れやシミがないかも確認しておいてください。
天井が高い物件は開放感がありますが、天井が低いと圧迫感を覚えます。
また、高さの高い家具を置きたいのに天井が低い賃貸物件を選んでしまうと後から後悔する可能性もあります。
天井に汚れやシミがある場合は、雨漏りをするリスクがあるのです。
そのため、シミ跡がないかしっかりと確認しておくのがおすすめです。
日当たり
4つ目は、日当たりです。
日当たりが良いのは、南向きの物件だと言われていますが、南側に高い建物がある場合は、室内が暗くなってしまいます。
内見をする際には、窓やベランダから外が見えるか、日当たりはどのくらい期待できるかといった点も確認しておいてください。
シャワーの水圧
5つ目は、シャワーの水圧です。
湯船に入るか入らないかに関わらず、家でシャワーを浴びる人がほとんどです。
シャワーの水圧が弱いとリラックスできるはずの入浴タイムがストレスに感じてしまう可能性もあります。
ただし、チェックする時は勝手に水を出すのではなく、担当の営業マンに声をかけてからにしましょう。
電波の強弱
6つ目は、電波の強弱です。
普段使っているスマホの電波がしっかり入るかどうかもチェックポイントの1つです。
鉄筋コンクリート造の賃貸物件だと、室内の電波が弱くなっているケースもあります。
良く使うアプリを開いて、ラグが発生しないか確認しておくと、入居後のストレスを感じずに済みます。
動画を良く見る人なら、実際に動画を再生して問題ないかチェックしてみてください。
部屋が複数ある場合は、それぞれの部屋でストレスなく使えるかチェックしてみましょう。
コンセントの位置
7つ目は、コンセントの位置です。
IoT化が進んでいる現在、電化製品の種類も増えています。
電化製品を多用する人の場合、元々あるコンセントでは数が足りない可能性も考えられます。
コンセントの数だけではなく、位置もチェックすべきポイントです。
コンセントが高い位置に合ったり、使いにくい位置に合ったりすると、入居後に家電を置くスペースが限られてしまうこともあります。
家電だけではなく、家具の配置にも影響を与えるので必ずチェックしてください。
窓と壁の防音性
8つ目は、窓と壁の防音性です。
壁の防音性は、耳を当てることでチェックできます。
不在の場合は聞こえませんが夕方や土日に内見をする場合は、壁に耳を当ててみると隣の部屋の人の生活音が聞こえてくる場合があります。
賃貸物件は入居者の入れ替わりがあるので、どのような人が隣人になるか分かりません。
入居者同士のトラブルを回避するためにも、防音性能のチェックは必要不可欠です。
また、交通量が多い道路に面している賃貸物件の場合は、窓を閉めた時にどのくらい防音してくれるかもチェックしておきましょう。
防音性能がしっかりしていれば、快適な生活を送れるため必ず確認することをおすすめします。
建物でチェックすべきポイント
部屋の内部だけではなく、建物自体についてもチェックすべきポイントがあります。
では、建物でチェックすべきなのはどのようなポイントなのかみていきましょう。
ポスト
1つ目は、ポストです。
ポストは賃貸物件によってどのように設置されているか異なります。
玄関扉に投函口があるタイプもあれば、共有部分に全居室分のポストが設置されているタイプもあります。
共有部分に全居室分のポストが設置されているタイプの場合は、散らかり具合を確認するのがポイントです。
そこをチェックすると、共有部分までしっかりと管理されているかどうか把握するための指標になります。
ゴミ置き場
2つ目は、ゴミ置き場です。
ゴミ置き場はどこにあるのか、散らかっていないか、収集日以外にゴミを出している入居者はいないかなどを確認してください。
ルールを守れない人がいると、何らかのトラブルが発生する可能性も高くなると言えます。
また、散らかっている場合は共有部分の管理が行き届いていない物件である可能性が高いです。
セキュリティ環境
3つ目は、セキュリティ環境です。
防犯カメラやオートロックの有無は確認すべきポイントです。
特に女性の場合は安全性の高い賃貸物件に住みたいと考える人が多いため、確認しなければいけない部分だと言えます。
低階層の部屋を借りる場合は、セキュリティがしっかりしている物件を選んだ方が安心です。
まとめ
賃貸物件を決める際に、チェックすべきポイントがあります。
今回紹介したのは、その中でも特に押さえておきたいポイントばかりです。
当記事を参考にしながら内見のチェックリストを作成しておくと、あなたの理想に合う賃貸物件に出会いやすくなるため、ぜひ参考にしてみてください。
条件に合う賃貸物件を借りることができれば、快適な生活を送りやすくなるのでチェックリストを作成するメリットは大きいと言えます。