中古マンションの値引き相場と交渉のタイミング

中古マンション

決して安い買い物ではない中古マンションだからこそ、いかに値引きして安く物件を買うか、最大限の値引き額を引き出すかという値引き交渉は重要です。
安易に値引き交渉を始めてしまうと失敗する確率は高いでしょう。
そこで今回は、値引き可能な中古マンションの特徴や実際の値引き相場、値引き交渉のタイミング・コツなどをご紹介していきます。
これから中古マンションを安く購入したいと考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。

中古マンションは値引きできるのか

中古マンション

立地や設備などの条件が良い中古マンションは、購入価格と物件の価値のバランスが良く人気があります。
そして新築マンションよりも安く購入できる点が、中古マンション最大の魅力です。

新築物件よりも値引き交渉がしやすい

中古マンションについては定価が存在しません。
売却価格は、売る側と買う側の合意で決まる中古マンションは値引き交渉がしやすいです。
中古マンションの売り出し価格はあくまでも売主側が売りたいと希望する価格なので、値引き交渉次第で売却価格が決まり、需要と供給のバランスが整った価格が実際の売却価格となります。

売主や売却動機によっては、値引きに応じないこともある

中古マンションは値引き交渉がしやすいとは言え、全ての中古マンションが値引きできるわけではありません。
売る側にも様々な事情があって、例えば希望価格で買う人が現れるまでは気長に待つという売主なら値引きに応じないケースもあります。

中古マンション値引きの相場

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値引き交渉を始めるなら、まずは中古マンションの値引き相場を知っておきましょう。
やみくもに安くして欲しいと主張しても、交渉は上手くいきません。
事前に相場をリサーチして、有利に交渉を進めてください。

最大10%が値引きの相場

近年、中古マンションは人気上昇中で、手ごろな価格で立地の良い物件を中心に需要が高まっています。
相場をリサーチする場合には、周辺の中古物件や新築マンションなどの販売価格などもチェックしながら、明らかに高額ではないかを確認してください。
一般的に中古マンションの値引き率は5~10%ほどです。

交渉前に過去の相場価格を調べておく

中古マンションの値引き交渉に入る前には、必ず過去の相場価格をチェックしておきましょう。
同じエリアで同等の物件が過去にいくらで売れていたかを確認しておくと、値引き交渉の材料にできます。
売り出し価格と過去の相場価格の差をもとに値引き交渉を進めてください。

値引き交渉のタイミング

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中古マンションの購入で最大額の値引き額を引き出すには交渉のタイミングが重要です。
どんなタイミングを狙えば中古マンションをお得に購入できるかを解説します。

売り始めは売主も強気に出る

中古マンションの売り始めは、売主側も強気に出る傾向があります。
自分が売る側だったら、値引き交渉も想定し自分の物件を最初から安い価格では売りないのではないでしょうか。
できるだけ高く売るためにも、売り始めは相場価格より高く売り出して、その価格で買いたいという希望者に売りたいというのが売る側の心理です。

値引き交渉しやすいのは、売却から一定期間経った時期

買い主の心理を考えると、中古マンションの売り出し後、ある程度の期間が経過しているのに買い手がつかないタイミングを選ぶと値引き交渉はしやすいです。
売り出したのに問い合わせがない、反響が少ないとなれば売主側が焦り始め、値引きに対して前向きになります。
特に売主の状況として早く売りたいという場合は、値引き交渉は上手くいきやすいでしょう。
例えば、転勤や離婚などの事情で早く売却したい、マンションからの住み替え先の新居で住宅ローンを組んでいる場合などは、売却から一定期間がたった時期だとスムーズに値引き交渉に応じてもらえやすいです。

交渉前に住宅ローン審査も済ませておく

さらに、値引き交渉が成立すれば即日で購入できる状況を作っておくこともポイントです。
中古マンションをローンで購入するなら、交渉前に住宅ローン審査を済ませておきましょう。
売主側も、値引き交渉をしてもローンが通らない可能性があるなら、交渉に前向きになれないものです。
既に住宅ローンの審査が通っていて、値引き交渉次第では物件が購入できるという点をアピールすると交渉の成功率は高まります。

中古マンションにおける値引き交渉のやり方

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中古マンションを賢く安く買いたいなら、経験と知識が必要です。値引き交渉を上手に進めていくにはコツがあります。

不動産会社経由で申し込む

中古マンションの購入は、個人間で交渉して契約するとトラブルに発展する可能性があります。
基本的には直接交渉は避け、売主の売却事情などにも詳しい不動産会社に仲介してもらいましょう。

信頼できる不動産会社を選ぶ

購入したい中古マンションについて、金額の折り合いがつかない場合もあります。
中古マンションの値引き交渉は、売る側と買う側そして不動産会社の信頼関係がなければなかなか成立しません。
お互いの折り合いがつくように歩み寄って値引き交渉を成功させた実績がある、信頼できる不動産会社を選びましょう。

事前に値引きしたい理由を明確にしておく

やみくもに値引きしてほしいと主張しても、単なる買い叩きという印象を売主や不動産会社の担当者に与えるだけです。
値引き交渉をする際には、説得力のある値引き理由、購入したい理由を明らかにしておきましょう。
例えば、買いたいが少し予算オーバーだから端数をカットして欲しいとか、残留物の清掃処理を自分でするので値引きして欲しいとか、値引きしてくれるなら即契約しますとか、売主にメリットになる提案を交えて値引きして欲しい理由を用意しましょう。

まとめ

近年の不動産市場ではリノベーション物件の人気などを背景に中古マンションの需要が高まっています。
立地も良く、価格以上の価値がある中古マンションの人気は今後も続くと予想されるため、これから中古マンションを賢く購入するなら値引き交渉が重要となります。
新築と比べて値引き交渉がしやすいとはいえ、しっかり事前準備を整えてサポートしてくれる不動産会社を選ばなければ理想の購入価格での購入は難しいでしょう。
値引き相場とタイミングを抑えて、中古マンションの値引き交渉に臨んでみてください。