スイッチプレートは、スイッチカバーやコンセントカバーとも呼ばれています。
部屋や廊下、玄関などにある化粧プレートのことで、電気配線の保護とスッキリとした見た目にする役割があります。
スイッチプレートは小さいですが部屋にいると意外と目に付き、特に割れていたり、古びて黄ばんでいたりすると気になるものです。
そこで今回は、自分でできるスイッチプレートの交換方法について詳しく解説していきます。
色褪せたり、掛けたりしたスイッチプレートが気になる方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
スイッチプレートは簡単に交換できる!
スイッチプレートの交換は難しいと思われがちですが実はとても簡単で、使用する器具はドライバーだけです。
家を建てる際にスイッチプレートにこだわる方は少ないです。
スイッチプレートは白だけだとイメージされがちですが、実はカラーもデザインも豊富なのです。
一般的なスイッチプレートはプラスチック製ですが、木製やアルミ、ステンレス製など素材も色々あります。
お部屋のスタイルに合わせたスイッチプレートを交換すると統一感がアップして、おしゃれな部屋へと変貌するでしょう。
部屋のインテリアに合わないスイッチプレートが気になる方は、DIYで新しいものへと交換してみましょう。
DIYで交換するには
DIYで交換する前に、まずは家にあるスイッチプレートの種類を調べる必要があります。
一般的な家庭では、「フルカラー」または「コスモシリーズ ワイド21」のどちらが使用されています。
コスモシリーズの方が金属プレートの厚みがあるため、違う種類を取り付けると見た目が悪くなってしまいます
必ず事前に種類を調べて、適応したものを用意しましょう。
また、それに合わせて、スイッチとコンセントの数や必要な枚数もチェックしてください。
ここからはDIYの手順を解説していきましょう。
①古い表面プレートを外す
スイッチプレートには、表面プレートと土台プレートの2つで構成されています。
まず、マイナスドライバーを隙間に差し込んで、古い表面プレートを取り外します。
ネジ止めされている場合には、ネジ穴に適したドライバーを使って外しましょう。
②古い土台プレートを外す
続いて、土台プレートを外していきます。
壁の金属プレートに上下に1つずつネジ止めがされているのでドライバーを使用して、ネジと土台プレートを取り外します。
③新しい土台プレートを付ける
古い表面・土台プレートを外したら、新しい土台プレートの取り付け作業に移ります。
土台プレートに付いているネジを、壁の金属プレートにある上下2つの穴に合わせて差し込み、ドライバーで締めていきます。
④新しい表面プレートを付ける
最後に、先ほど取り付けた土台プレートの上に表面プレートを押し込み、カチッとはまったら交換は完了です。
必要なアイテムも少なく、手順もシンプルなのでDIY初心者でも挑戦しやすいでしょう。
ただし、新しいスイッチプレートを用意する際は、種類を間違えないようにしてください。
スイッチプレートの交換に資格は必要?
スイッチプレートの交換は自分でも可能ですが、スイッチ配線を取り外す場合は資格が必要です。
資格がないのに配線交換をすると罰金を請求されたり、感電したりする危険性があります。
続いて、配線の取り外し方と危険性についてご紹介していきます。
配線工事をするなら資格がいる
スイッチ配線の修理や交換などの工事をするには、電気工事士の資格が必要です。
資格・知識がないまま配線に触れると感電や漏電、火災が起こる危険性があり、最悪の場合だと罰金や罰則となるケースもあります。
しかし、スイッチの故障をそのまま放置はできないので、業者に依頼するのが良い方法だと言えるでしょう。
配線の外し方
配線の取り外しをするには、電気工事士の資格が必要だとお話ししました。
続いて、スイッチ配線の交換はどのように行われているのかをご紹介していきましょう。
①ブレーカーを落とす
作業時の感電リスクを避けるために、まずはブレーカーの電源を切ります。
作業が無事に完了するまで、ブレーカーは切ったままにしておきましょう。
②プレートを外す
スイッチをカバーしている表面・土台プレートを取り外します。
表面プレートはマイナスドライバーを差し込み、土台プレートは上下2つのネジを取って取り外します。
③電線を外す
壁の金属プレートに重なる壁紙をカットし、上下にある2つのネジを取り外します。
そして、スイッチを壁から取り出し、電線がつながっている部分にあるはずし穴にマイナスドライバーを差し込んで外していきます。
これで配線が外し終わりました。
最後の手順でもし電線が外れにくい場合には、手で引っ張りながらドライバーではずし穴を差し込むと良いでしょう。
配線の取り付け方
続いて、どのように配線を取り付けるのかをご紹介していきます。
①新しいスイッチを準備する
新しいスイッチを用意して、表面プレートと土台プレートを取り外し、金属プレートとスイッチだけの状態にします。
②配線を取り付ける
先ほど外した電線の先に変色や青サビが見られる場合、紙やすりで軽く研磨してから取り付けを行いましょう。
研磨が終わったら、新しいスイッチに配線を差し込む作業になります。
まず、新しいスイッチ本体の裏にあるストリップゲージ(10mm)に配線を合わせ、長い場合にはカットします。
ストリップゲージに合わせたら、黒と白の2本の配線を差し込み穴に取り付けましょう。
また、片切りスイッチと呼ばれる片方の配線だけでON・OFFができるタイプの場合は、左右逆に取り付けても問題なく使用が可能です。
③プレートを取り付ける
配線の取り付けが終わったら、金属プレートと土台・表面プレートを取り付けます。
その後、安全確認を行い、ブレーカーの電源を入れて電気がつくかを確認しましょう。
以上が、配線の取り付け方です。
手順は少ないですが電気工事士の資格が必要な作業なので、安全の面から見ても業者にお願いするのが良いでしょう。
まとめ
今回は、スイッチプレートの交換方法と配線工事についてご紹介してきました。
配線工事の流れは知っていても、実際に作業を行えるのは電気工事士の資格を持った人物だけです。
感電や火災が発生する危険性もあるので、配線を外し際には必ずブレーカーを切ってから作業を行います。
一方で、スイッチプレートの交換は資格も必要もなく、必要な道具も少ないので誰でも挑戦しやすいDIYだといえます。
今回ご紹介した交換方法を参考に新しいスイッチプレートを取り付けて、自分好みのインテリアを完成させましょう。