2DKの間取りは、ダイニングキッチンのほかに2部屋が存在する間取りです。
2Kや2LDKと似ているものの、部屋の広さが違ってくるため、使い勝手や活用方法、レイアウトのやり方にも違いが出てくるでしょう。
そこで今回は、2DKの間取りを活かしたおすすめのレイアウト例をご紹介します。
一人暮らしと二人暮らしのケースに分けて解説するので、自分にピッタリな使い方を探してみてください。
目次
一人暮らしにおすすめの2DKレイアウト
まずは一人暮らしにおすすめの2DKレイアウトをご紹介します。
一人暮らしというとワンルームや1Kを選ぶ人は多く、「2DKだと広すぎてしまうのではないか」と感じてしまう人もいるでしょう。
そんな方にもおすすめの使い方をご紹介します。
リビングと寝室に分ける
ワンルームや1Kの場合、部屋の数が限られているためリビングと寝室が一緒になっているケースがほとんどです。
一人暮らしでも余裕のあるスペースが欲しい時には2DKの間取りがおすすめです。
普段生活するスペースとリラックスして眠れるスペースを分けておけば、生活にもメリハリが付きやすくなるでしょう。
空間のベースとなる色味を変えると、よりメリハリが付きやすくなります。
リビングと書斎+寝室に分ける
新型コロナの影響で在宅勤務になる人も増えてきました。
そうなると書斎スペースを作っておいた方が仕事に集中しやすくなります。
2DKの広々とした間取りなら、1つの部屋にリビングと書斎スペースを分けて設けることもできるでしょう。
リビング+寝室と収納スペースに分ける
リビングに収納スペースを設けるのも良いですが、広々とした空間を楽しみたいという方は、寝室に大きな収納スペースを確保しておくと良いでしょう。
例えば、大きなクローゼットがある部屋の方を寝室にすれば、あまり人には見られたくない洋服収納なども寝室にまとめられます。
二人暮らしにおすすめの2DKレイアウト
続いて、二人暮らしにおすすめの2DKレイアウトをご紹介します。
同棲予定のカップルや友人同士でのシェアを考えている方も、ぜひ参考にしてみてください。
お互いのプライベート部屋を作る
いくら仲が良いカップル・友人であってもケンカになることもありますし、生活リズムに大きな違いが見られれば一緒の空間だと不満が溜まってしまうこともあります。
このような問題を解消するためにも、2DKでお互いのプライベート部屋を作っておくと良いでしょう。
ダイニングキッチンは共有スペースとして、2つの部屋はお互いの個室として使用できます。
これなら一人の時間が欲しい時は自分の部屋で、一緒に過ごしたい時はどちらかの部屋に集まって過ごせば問題ありません。
リビングと寝室に分ける
特に個室は必要ないと考える方なら、2つの部屋をリビングと寝室に分けてしまう方法がおすすめです。
これなら広めのリビングと寝室を確保できます。
この方法を採用しつつ、一人時間も大切にしたいという場合は、リビングにそれぞれのパーソナルチェアや一人用ソファを設置してみましょう。
一人用のインテリアがあることで、同じ空間にいても自分だけのスペースを確保しやすくなります。
2DKの部屋をレイアウトするポイント
2DKの部屋をレイアウトする上でどのような点に気を付けておくと、より快適でおしゃれな空間を演出できるでしょうか?
2DKの空間をレイアウトする際のポイントを5つご紹介していきます。
部屋のテーマを事前に決めておく
2DKのレイアウトを作る前にまずやっておくべきことは、部屋のテーマ決めです。
特におしゃれな空間を作りたいと考えている方は、部屋のテーマ決めから始めないと統一感がなく、ただおしゃれなインテリアが置かれた空間になってしまいます。
他の人のインテリアを参考にするのも良いですが、他の人の家と自分の家では壁紙やフローリングの色、間取りが異なるため、真似をしてもうまくおしゃれさを引き出せない場合があります。
そのため、テーマを決める際には自分の家の壁紙やフローリングの色味を基準に考えていきましょう。
動線を配慮したレイアウト
いくらおしゃれな空間を演出できても、動線が確保されていないと日常的に不便さを感じてしまうかもしれません。
まずは玄関から目的の場所へ向かうための動線と、自分がよく座っている場所から目的の場所へ向かうための動線を確保しておきましょう。
動線を最初に確保しておけば、インテリアを選んだり、配置したりする時の失敗も防げます。
家具は部屋の1/3に収める
おしゃれな家具を揃えても、部屋の中にたくさん詰め込んでしまうとごちゃごちゃとした印象になり、おしゃれさがなくなってしまいます。
基本的にセンスの良い空間には、洗練された家具が設置されていても、たくさん置かれていることはほとんどありません。
1部屋における家具の占有率は、部屋の広さの1/3程度と言われています。
家具の奥行きを統一させる
同じ部屋に家具を並べた時、奥行きは統一させた方が良いでしょう。
家具の奥行きを統一させておかないと、家具の出っ張った部分に足の指をぶつけてしまったり、掃除がしにくかったりするなどのデメリットがあるためです。
特に収納スペースを作るために、タンスや棚を設置する時はできるだけ同じ種類のものを選択しましょう。
背の高い家具は壁際に置く
背の高い家具は基本的に壁際に配置するのがおすすめです。
壁際に配置することで空間を広く見せることもできます。
ただし、壁際だからと言って背の高い家具をたくさん配置してしまうと、圧迫感が出てしまい、せっかくのくつろげる空間が台無しになってしまいます。
特に2DKは1部屋が4~5畳と少し狭い間取りになっていることもあるため、背の高い家具を配置する時は数を制限し、配置も工夫しましょう。
まとめ
今回は2DKのレイアウトや空間づくりのポイントをご紹介してきました。
一人暮らしと二人暮らし、どちらにも使える2DKは使い方次第で理想的な空間も演出しやすくなります。
特に、一人暮らしだと2つの部屋をどう分けるか自由に決められるため、自分の使いやすい形に設定してみましょう。
また、今回ご紹介したポイントを押さえつつインテリアを配置すると、おしゃれで使いやすい空間になります。
これから2DKに住もうと考えている方は、ぜひ参考にしてください。