無垢床のお手入れはどうする?日常のお手入れやメンテナンス方法、塗装についても解説!

無垢床

木本来の温かみが魅力の無垢床。
「無垢床に憧れるけど、お手入れが大変そう・・」
「無垢床のお手入れ方法について、もっと知りたい!」
そんな風に思ったことはありませんか。

この記事では、
●無垢床のお手入れ・メンテナンス方法
●無垢床の塗装の種類や選び方
●よくあるトラブルと対処方法
といった内容について、ご紹介します。
無垢材や無垢フローリングに興味がある・使っている人には役立つ内容です。
ぜひ参考にしてみてくださいね。

無垢床とは?お手入れはなぜ必要?

無垢床


無垢床とは、その名の通り無垢の木材を使用して作られた床のこと。
多くの場合、無垢のフローリングのことを指します。
一般的なフローリングは、小さな木材を板状に加工した木材(集成材)を使用して作られています。
それに対して無垢床に使われているのは、より自然の状態に近い木材(無垢材)なのです。
そんな無垢床には、以下のような特徴があります。
●無垢材の温もりや風合いがある。
●経年変化を楽しめるでは無垢床が汚れたり、手入れが必要になったりする要因として、どんなことが考えられるでしょうか。

例えばこんなものがあります。
●足裏の皮脂汚れ・髪の毛や垢など体から
●食べ物や調味料をこぼした汚れ
●ホコリ・カビ
●ダニの糞や死骸
これらの汚れは放置していると、黒ずみやシミとなり、簡単には落ちなくなってしまいます。
お気に入りの無垢床を長く使っていくためには、日頃のお手入れが大切なのです。

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無垢床の日常のお手入れ方法

無垢お手入れ

では、無垢床の日常のお手入れはどのようにすれば良いのでしょうか。
ここからは具体的な方法について、ご紹介していきます。

日常のお手入れの基本となるのは、乾拭きです。
乾いた布や雑巾・モップで埃を払います。
掃除機やホウキを使っても大丈夫です。
もし乾拭きをしても汚れが目立つという場合には、水拭きをします。

その際、雑巾やモップは固く絞るようにしましょう。
ビチャビチャの雑巾などで掃除をすると乾きづらいため、カビや腐り原因となったり、木材が反ってしまう恐れ基本的には乾拭きと水拭きだけで十分ですが、もし頑固な汚れを落とすために洗剤や薬品を使うなら、必ず中性のものを選ぶようにしましょう。
強酸性や強アルカリ性のものは、無垢床や塗装を傷めてしまう恐れあるのです。

定期的なメンテナンス方法

無垢お手入れ

無垢床を長く使っていると、
●無垢床の表面がザラザラしてきた。
●ささくれが目立つようになってきた。こんなことがあります。
これらは、無垢床の水分・油分が足りなくなっていることが原因かもしれません。
ずっと濡れている状態も良くないですが、逆に乾燥しすぎても、ヒビ割れやささくれの原因となってしまうのです。

乾燥する時期には、オイルメンテナンスを適度に行うようにしましょう。
具体的には、年に1,2回くらいの頻度でワックスを塗り直します。
このタイミングで、
●汚れ落とし
●キズや凹みの修復
●再塗装
これらのメンテナンスも同時に行ってしまうのがオススメです。

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無垢床に塗装は必要?

無垢

お気に入りの無垢床を、汚れやシミから守るために塗装は大切です。
無垢床は一生ものです。
日頃のお手入れや、定期的なメンテナンスをすれば一生使っていくこともできるのです。

塗装の役割には、以下のようなものがあります。
●お気に入りの無垢床を汚れやシミから守る。
●表面にツヤを出し、木材の美しさを引き立てる。

では、無垢床の塗装にはどのような方法があるのでしょうか。
大きく分けて、
●化学塗装
●自然塗装
という2つのやり方があります。
化学塗装の代表的な塗料は、ウレタンです。

コーティング系の塗装とも言われ、無垢床の表面に膜をつくります。
そのため、汚れやキズに強いことが特徴です。仕上がりはツルツルとした質感で、光沢が出ます。

一方、自然塗装には主に、自然由来のオイルが使用されます。
こちらは浸透性塗料とも呼ばれ、塗料が木材の内部に染み込んでいくのが特徴です。
耐久性では化学塗装には劣りますが、自然由来という安心感や、木材そのままの質感を楽しめることは大きなメリットと言えます。

無垢床でよくあるトラブルと対処方法!

無垢床

無垢床は合板の床と比べ、より木材本来の性質を残しているため、汚れやキズがつきやすいという側面もあります。
では、そんな時にはどのように対処すれば良いのでしょうか。
状況別に処置方法をご紹介します。

フローリングにささくれができた!

無垢フローリングが乾燥してくると、ささくれができることがあります。
そのまま放置しておくと、足に引っかかることがあり危険です。
少し毛羽立っている程度の小さなささくれであれば、紙やすりを使って馴染ませます。
大きめのささくれの場合は、カッターやハサミで根元からカットして、紙やすりで仕上げれば大丈夫です。
また、ヤスリをあてた箇所は塗装がはがれてしまうかもしれません。
気になる場合には、再塗装を検討すると良いでしょう。

コーヒーや醤油をこぼしてしまった

乾拭き、もしくは固く絞った雑巾で水拭きをします。
放置すると汚れが落ちにくくなり、シミになりやすいため、すぐに拭き取ることが大切です。
もし乾拭きや水拭きだけでは汚れが落ちない場合には、紙やすりをあて、その後再塗装をします。
また、事前に撥水性のワックスを塗っておくと、汚れが内部に染み込みにくくなるためオススメです。

凹みキズができてしまった

無垢床の凹みキズは、濡れタオルとアイロンを使えば対処することができます。修復の手順は以下の通りです。
1.凹みキズの上に水を少量かけて30分程放置。染み込ませる。
2.水を拭き取り、傷口に濡れタオルをおく。
3.濡れタオルの上から、熱したアイロンをあてる。
4.様子を見ながら1~3を繰り返す。凹みキズも汚れと同じく、新しいものほど綺麗に直ります。なるべく早く対処するようにしましょう。

まとめ

この記事では、
●無垢床の日常のお手入れ・メンテナンス方法
●無垢床を長持ちさせる塗装について
●よくあるトラブルと対処法についてご紹介しました。

日頃のお手入れは、乾拭きと水拭きが基本。薬剤を使うなら中性のものを選びます。
また、年に1~2回再塗装やワックスがけも行うと無垢床がより長持ちします。

塗装には、表面をコーティングする化学塗装と、木材に染み込む自然塗装がありました。
それぞれのメリット・デメリットを比較して選ぶのがオススメです。

また、無垢床は合板フローリングよりもお手入れに手間がかかる分、どんどん愛着が湧いてくることが大きな魅力といえます。
ぜひこの記事も参考に、お気に入りの無垢床と付き合っていっ