ここではソーシャルレンディングとは何かご紹介していきます。
最近話題を集める投資の一つとなっているソーシャルレンディングです。
ソーシャルレンディングは、本当に信頼できる投資なのでしょうか?
メリットやデメリットを踏まえ、自分らしい投資ができるかどうか確かめてみましょう
目次
ソーシャルレンディングとは?
ソーシャルレンディングとは、ネット上でお金を借りたい人とお金を貸したい人を結ぶ金融サービスのことを指します。
お金を貸したい人はソーシャルレンディング上では企業や個人にあたり、お金を貸したい人は投資家にあたります。
このソーシャルレンディングが株式投資や投資信託のように儲かる仕組みとなっているのは、ファンディングサービスを提供する企業が、借り手業者に利息を作り出すことによってリターンが得られるようになっているからです。
運営会社を通じて返済された元本と利息が投資家の当初の出資額に応じて分配されていきます。
ソーシャルレンディングのメリット
ソーシャルレンディングは他の投資では得られないメリットがあるからこそ、今人気を集めています。
それではその気になるメリットとは何なのでしょうか?
利回りが高い
メリット一つ目は利回りが高いことが挙げられます。
利回りはおよそ5~10%となっており、他の投資よりも高い部類であることが分かります。
最低の5%であっても決して低い数字ではなく、国債や定期預金の0.1%と比べると天と地の差があるのは一目瞭然でしょう。
手間をかけずに済む
ソーシャルレンディングというのは投資を始めたら、満了期間でリターンを得る時まで特に何かをするという投資ではありません。
株式のように日々の値動きをチェックして予測した上で取引することは必要ありません。
何の面倒もなく負担がないので、副業や主婦がやるにも適していると言えるでしょう。
初心者でも取り組みやすい
ソーシャルレンディングは運用資金が少なくても始められるという大きな特徴を持っています。
最低投資金額は1万円からなので、投資初心者にも打って付けでしょう。
これだけ投資金額が低ければ分散投資も図れるため、慣れてきても投資を楽しめるはずです。
保全性が高い
保全性が高いことも一つの売りとなっています。
ソーシャルレンディングでは過去3年間の貸し倒れ率は1.47%と低く、比較的保全性が高いと言われています。
融資となっているためその特性から見れば、今後デフォルトが起きてしまう可能性は考えられますが、損失を最小限にするよう分散投資を行っておけば万が一起きてしまう貸し倒れでも十分に対応できることでしょう。
また、投資可能なファンドの中には担保や保証が用意されているものもいくつかあります。
不安な場合にはそういった安心できるファンドを選んでおくといいでしょう。
ソーシャルレンディングのデメリット
ソーシャルレンディング未経験者は、ぜひともデメリットについても知っておきましょう。
デメリットの対策まで練っておくことで、十分な収益をもたらすようになります。
途中で解約ができない
ソーシャルレンディングというのは残念ながら途中で解約ができない投資となっています。
急に資金が必要となったとしても定期預金のようにすぐに引き出せたり、株式のように取引を経てお金を手にしたりすることはできません。
期間満了となる償還まで我慢していかなければいけないので、資金がカツカツな状態でソーシャルレンディングをするのはおすすめしません。
投資を検討する際には余裕資金で購入するようにしましょう。
元本保証ではない
ソーシャルレンディングは、元本が保証された金融商品ではありません。
銀行預金のようにはいかず、借り手企業の業績が悪化してしまえば返済が送れ、最悪の場合には返済すらもされずに手元に一銭も入らない状況に陥ってしまうこともあるのです。
元本保証ではないという点は残念ではありますが、これがリスクとならないよう、あまり多くの資金を投資するべきではないと言えます。
先ほどからも述べているように少額の分散投資を用いて、賢くリターンを得るのが得策です。
一攫千金は狙えない
少額投資がおすすめとなっているだけあって、一獲千金の夢が掴めないのがソーシャルレンディングではあります。
株式であれば価格変動によってタイミングが良ければ儲かりますし、FXであればレバレッジをかけられて一気に数倍もの大きなリターンを得ることもできてしまいます。
ソーシャルレンディングでは一獲千金は狙えないものの、その分大きな損失を被りづらいという特性があります。
コツコツと安定的に運用していき、着実に利益を重ねていきましょう。
ソーシャルレンディングと株式の違いとは?
最後にソーシャルレンディングと株式の違いについて説明していきます。
ソーシャルレンディングではご紹介してきたようにソーシャルレンディン業者がネット上でファンドの募集を行い、投資家からお金を集めて企業に貸し付けるところで初めて投資がスタートします。
一方で株式投資になると上場している株式を投資家が購入して投資がスタートです。
上場企業が発展し値上がり益がなければ、利益はでません。
所持し続け配当金を狙って儲けを得る方法もありますが、正直長期間の保持によって大損する可能性もあります。
しかしソーシャルレンディングでは、そういった面倒な元本の価格変動がありません。
これこそが最大のメリットであり、さらには貸し倒れ率1.47%という低さが、ソーシャルレンディングの魅力を高めているのです。
まとめ
ソーシャルレンディングでは株式投資や投資信託ではなし得なかった安定さが売りの投資ジャンルです。
一獲千金はできないといったデメリットはあるものの、その分得られる安定性は非常に優れものとなっています。
今後貯蓄が困難になる人が増えたり、年金だけでは生活も難しくなったりする時代を迎えると考えられています。
そのような状況だからこそ、投資初心者にも始めやすいソーシャルレンディングを試してみてはいかがでしょうか?
少額投資から行い、慣れてきた分散していくといったように、投資の幅を広げることでソーシャルレンディングの多くのメリットを得られます。
初心者のみならずベテラン投資家にもおすすめできます。