中古マンションの買い方とは?チェックすべきポイントをご紹介

マンション

近年では新築マンションの価格が高騰している背景から、中古マンションを検討する人も増えています。
中古マンションは、新築マンションよりも価格が手頃で手が届きやすいイメージを持っている人も多いでしょう。
そんな中古マンションの購入を検討しているのであれば、事前に中古マンションの買い方について知っておいてほしいことがあります。
今回は、中古マンションの買い方について、買う前にチェックしておきたいポイントをご紹介していきましょう。

中古マンションの買い方の流れ

不動産

中古マンションを購入しようと考えているけど、どこから始めればいいのか流れが分からないという人もいるでしょう。
中古マンションであっても人生の中では非常に大きな買い物となります。
しっかりと流れを理解して、準備を進めていきましょう。

まずは資金計画を立てる

住宅を購入するとなったら、まずは資金計画を立てることが必要です。
どのような物件かによって必要となる資金は大きく変動します。
もし、事前に物件を探してあったとしても予算から大幅に上回っていれば購入を断念しなければなりません。
また、中古マンション購入時でも諸費用が必ず必要となります。
諸費用とは中古マンションの購入金額以外にかかってくる費用で、各種税金や保険料などを含みます。
通常、この諸費用はマンション購入金額の10%ほどとされているので、その金額も踏まえながら資金計画を立てていきましょう。
資金計画では、毎月の返済金額に重点を置いて考えていかなければなりませんが、中古マンションの場合別途修繕費や管理費などが発生してしまう可能性もあります。
生活に支障をきたさないよう、あらかじめ余裕を持った資金計画を立てるようにしてください。

物件を探す

資金計画が立てられたら、次は物件を探しましょう。
住む家族の人数によって間取りが変わってきますが、部屋数が増えるとそれだけ金額も高くなっていきます。
どのくらいの部屋数が望ましいのか、出来れば1つに絞らずに3LDK~4LDKといったように複数の選択肢を持ちながら探してみることをおすすめします。
物件を探す際には、住むエリアも重要です。
通勤や通学なども併せてエリアを選定していきましょう。

また、物件を探す際に気を付けておきたいのが、中古マンションの移り変わりの早さです。
特にインターネットから探しているのであれば、不特定多数の人がその物件を見ている可能性が非常に高く、良い物件であればあるほど早くに商談中となってしまう物件もあります。
中古マンションの物件情報は、毎日チェックするようにして、気になった物件があれば早めに不動産会社へ連絡するようにしましょう。

契約・引き渡し

物件を探し内覧でも気に入れば、次は契約となります。
物件契約=購入となるのですが、購入申し込みから行う必要があります。
購入申し込みは、買付証明書を提出した順番になってしまうので、購入したい物件があればすぐに買付証明書を提出し購入申し込みを進めていきましょう。
購入申し込み時に、値引き交渉なども行われます。
購入申し込みをする際、同時にローンの事前審査を受けておくようにしましょう。
必要書類は非常に多くなってしまいますが、事前審査を進めておけばその後スムーズに手続きを踏むことができます。
購入申し込みからローンの審査まで通れば、あとは決済と引き渡しのみです。
決済と引き渡しをする際には登記手続きの委任が必要となり、売主と買主それぞれ司法書士に登記書類を提出することとなります。
登記書類提出時には、買主である購入する側は住民票・本人確認書類の提出が求められるので事前に準備しておくと良いでしょう。

チャット、LINEにてお部屋探しが出来る点が特徴。仲介手数料は賃料0.5ヶ月分!(対象地域:東京、神奈川県、埼玉県、千葉県)
すまいをもっと自由に、もっとたのしくタウンマップ!

» チャットやLINEで、カンタン部屋探し! » 記事一覧を見る

中古マンションを買う時にチェックすべきポイント

リスト

新築マンションと異なり、中古マンションを購入する際にはいくつかチェックしておきたいポイントがあります。
ここからは、中古マンション購入時のチェックポイントを3つご紹介しましょう。

築年数

中古マンションを購入する際に、必ず築年数はチェックしておきましょう。
中古マンションは築年数が経過していればしているほど、物件価格が下がります。
特に築20年までの物件は、築年数が経過していくほどに価格が下落していきます。
最近では、築年数が20年以上ともなれば下落幅は緩やかになる傾向にあります。
もし、借入金額を少しでも抑えたい、また中古マンションを今後手放す可能性があるのであればしっかりと築年数も物件を選ぶ際の条件に追加しておきましょう。

日頃の物件管理や長期の修繕計画

マンションは通常、約10年に1度の頻度で大きな修繕工事が必要となります。
中古マンションでもそれは同じで、築浅物件であったとしても修繕計画について事前にチェックしておくようにしましょう。
マンションを購入すれば、住宅ローン返済だけでなく管理費と修繕積立金も毎月かかってきます。
修繕積立金はその購入するマンションによって異なりますが、それも踏まえた上で毎月の出費としなければならないのであらかじめ把握しておくことが大切です。
日頃の物件管理については、共用部分からでも推察できます。
エントランスやポスト、掲示板、ゴミ置き場などの共用部分がしっかりと整理されていたり、清掃されていたりするかを簡単にチェックすることも可能です。

また、マンションの管理状態についてであればマンション管理組合の議事録をチェックさせてもらうという方法もあります。
この議事録にはマンション内で起こった事柄であれば、良いことも悪いこともすべて記録してあります。
ただし、管理組合側には議事録を開示する義務はありませんので、る義務はありませんので、見せてもらえない可能性も十分にあると認識しておきましょう。

リフォーム・リノベーションの検討

中古マンションであれば、新築マンションよりも価格が安くなっているのでリフォームやリノベーションを検討する人も多いのではないでしょうか?
一昔前であれば、リフォームやリノベーションをせずにそのまま中古マンションが売りに出されていることがほとんどでしたが、現在ではすでにリノベーション済みとなっている中古マンションも多くなっています。
設備や内装など、新築と変わらない性能を備えているものも多く、人気も高いです。
ただし、その分リフォーム・リノベーションしていない物件よりも価格は高くなります。
さらに、消費税が発生してしまう可能性も高くなるので注意が必要です。
リフォーム・リノベーションしてあるかどうか、また購入時にそれらをするかどうかでも物件の選び方は変わってくるでしょう。

まとめ

今回は、中古マンションの買い方についてと事前にチェックしておきたいポイントをご紹介してきました。
どのような流れで中古マンションが購入できるのかを知っておくだけでも、円滑に購入を進めることができるでしょう。
中古マンションを購入する前には必ず築年数や管理状態・修繕計画、リフォーム・リノベーション計画を考慮していくことが大切です。
中古マンションも新築同様、大きな買い物には違いありません。
事前の計画をしっかりと立てながら、購入を考えていきましょう。