マンション選びの注意点~一生の買い物で後悔しないために

マンション

一生の買い物ともいえるマンション。
人生を左右しかねない大切な買い物をする際に、万全を期すのは当然といえるでしょう。
いざ住み始めてから、「こんなはずではなかった」と後悔しても遅いのです。
そうならないためにも、マンション選びで失敗しないポイントを何点かご紹介いたします。

セカンドオピニオン

セカンドオピニオン

まず初めに、マンション購入にあたって重要なことは、専門家の意見を聞くことが挙げられます。
しかし、不動産会社はボランティアで営業している訳ではなく収益を上げる必要があるので、必ずしも顧客のメリットを優先するとは限りません。
そこで、重要なのがセカンドオピニオンを聞くことです。1つだけの情報に頼るのではなく複数の情報収集を行い、自分にとって有益なものを吟味することが失敗しないマンション選びのために重要となります。

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内見

内見

まず、抑えておきたいポイントは、日当たりと風通しです。
これらが良くないと部屋にカビが生えやすくなり、場合によっては健康面にも影響が出るからです。
当然、日が射さない部屋は精神面でも決してプラスになりません。
そして、水回りやキッチンは特に重要です。
水回りは使い勝手に加えて、まわりにカビが発生していないか、配管から悪臭がしていないかなども確認しておきましょう。
また、流し台が狭すぎると調理器具を置くスペースが取れず、料理がしづらくなります。

一時期、欠陥住宅に関して頻繁に取り上げてられていたのが、床の問題です。床のきしみは歩いてみれば分かると思いますが、傾いている場合は気付きにくいかもしれません。
傾きがある場合、ビー玉などを置くと転がり出すので、内見の際には持参してみては如何でしょう。
ただし、ビー玉は基準範囲内の僅かな傾きでも転がる場合があるので、何度か試して毎回同じ方向に転がるかの確認が必要です。
そのほかに、収納の広さや使いやすさ、壁や天井のシミやひびの有無なども見ておきましょう。

最後に、寸法を測るためのメジャーはとても役に立つので、必ず持参すべき必須アイテムです。

災害のリスク

災害

不動産購入で、意外と盲点となるのが災害のリスクです。
温暖化に伴う異常気象により、毎年どころか毎シーズンのように起こる災害へのリスクを把握した上で、安心・安全な物件を選ぶべきでしょう。
災害のリスクは各自治体がハザードマップを公開しており、津波や液状化の危険性の有無、河川が氾濫した場合の被害の程度などをチェックすることができます。
古地図からは昔の土地の形状を確認することができ、どこが池や沼、田んぼであったのかを調べることができるのです。}ハザードマップや古地図はインターネットで閲覧できるので、あらかじめ確認しておきたいところです。
災害リスクを知るために、2点ほど分かりやすいポイントがあります。

耐震基準

1点目は耐震基準です。
実はこの耐震基準。1981年6月1日に改定され、この日を境に新耐震基準と旧耐震基準に分かれます。
つまり、改定後に建築確認された建物は新耐震基準の適用を受け、改定前に建築確認された場合は旧耐震基準になるのです。
新耐震基準は大地震への想定を基に改定されたものであり、この基準をクリアしているのは安心材料の目安となるでしょう。
もちろん、旧耐震基準の建物の中にも耐震性を満たしているものもあり、管理組合で確認することができます。

部屋の位置

2点目は海抜の高い部屋を選ぶことです。
そして、同じマンションの場合、なるべく上のフロアーの部屋を選ぶことが水害へのリスク管理となります。
ただし、マンションの高層階に住んだからといって、万全な訳ではありません。
多くは1階にエントランスや共用設備があるため、機械式駐車場の車が出せなくなったり、インフラが分断されてしまったりする場合も考えられるのです。
したがって、事前に災害リスクについて想定しておくことが必要となります。

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立地・周辺環境

公園

マンション購入に際し、よく聞く言葉に「マンションは立地がすべて」というものがあります。
それは、“住みやすさ”と“資産価値”という両方のファクターに重大な影響を与えるからです。

住みやすさ

住みやすさとは「日々の生活を快適に、そして便利に暮らせること」だと言い換えてもよいでしょう。
その基準は独身者と家庭がある人では異なるでしょうし、年代によっても変わってきます。
一口に家庭がある人といっても、夫婦ふたりなのか、子どもがいるのか、あるいは高齢の親御さんと同居しているのか等、諸条件によって求めるものが違ってくるはずです。
したがって、ライフスタイルに適した住環境を探すためにも、優先すべき事柄を整理することが大切になります。

資産価値

購入した時には一生そこで暮らすと思っていても、転勤や親の介護などにより引っ越しを迫られることがあるかもしれません。
ですので、資産価値は少しでも高い方が良いのです。
前述したように、立地条件や住環境は資産価値にも影響を与えるのですが、下調べすべきポイントが何点かあります。
実際に何度か現地確認に赴き、自分の目で確かめましょう。
以下にポイントを列記しておきます。

住人層

その物件に実際に住んでいるのが、どのような住人なのかということは非常に重要です。
長い時間、ときには生涯を過ごすことになる終の棲家は、価値観や習慣が似ている人々に囲まれて暮らした方が快適に過ごせるはずです。

ゴミ置き場

ゴミ置き場が散乱しているということは、管理体制が行き届いていないということです。
また、住人のマナーにも疑問符が付き、そこから住人層を窺い知るヒントにもなります。

治安

昼間だけでなく夜の時間帯に足を運び、その場所に身を置いてみましょう。近隣住民や周辺環境の雰囲気が掴みやすいはずです。
また、警察の犯罪情報マップなどでも犯罪の発生状況を調べることができます。

駅やコンビニへのアクセス

マンションから最寄り駅までの距離だけでなく、特急や急行の停車の有無がターミナル駅までのアクセス時間に影響するため、交通の利便性には重要なファクターとなります。
また、近所にコンビニやスーパー、病院、銀行などの金融機関があるかどうかも“資産価値”に影響します。

管理

マンション

「マンションは管理を買え」という言葉もあるほど、マンションの管理状況は購入にあたって必要不可欠なポイントとなります。
実は、管理状況が大きく資産価値にも影響を及ぼすのです。構造や築年数が同じマンションでも、外壁をはじめとする建物の定期的なメンテナンいるかどうかで、状態や寿命が大きく変わってきます。
そして、そのことにより資産価値に大きな違いが生まれることは、ご理解いただけることでしょう。
また、ハード面だけでなく、住人同士が積極的なコミュニティ作りを行うことにより快適な住まい環境が醸成されていきます。
こうしたソフト面からの暮らしやすい雰囲気作りもまた、資産価値を高めることに繋がっていくに違いありません。

まとめ

ここまで、様々な観点からマンション選びのためのポイントを紹介してきました。
予算や通勤時間など、少なくない制約下でより良い物件を探さなければなりません。
しかも、これだけ高額な買い物だと、失敗したからといって買い直すことは困難です。
人生100年といわれる時代を迎える中、あなたに合ったマンション選びが素敵な暮らしをもたらすことでしょう。