リビングダイニングは、生活の中心となる場所です。
そのため、狭いリビングダイニングであっても快適に過ごせる空間にしたいと思うものです。
狭い空間でもちょっとした工夫を凝らすことで、広い空間に感じさせるだけではなく、快適に過ごせるようになります。
今回は、狭いリビングダイニングを広く見せるポイントや少しでも広く活用するためのポイントについて解説していきます。
目次
狭いリビングダイニングを広く見せるには
はじめに、狭いリビングダイニングを広く見せるポイントからみていきましょう。
生活動線を意識してみる
1つ目のポイントは、生活動線を意識してみるという点です。
生活動線は、私たちが生活を送る中で移動したり、作業したりするために必要なスペースのことを指します。
生活動線をしっかりと確保できれば、床面積が狭かったとしても広く感じられます。
また、そのような部屋なら生活もしやすいです。
それに対して生活動線がしっかりと確保できていない場合は、圧迫感を感じるようになってしまいます。
生活しにくいと感じるようにもなってしまうため、生活動線はとても重要だといえます。
生活動線を確保するためには、間取りを考慮して家具やインテリアの配置を考えなければいけません。
家具選びの時にサイズに気を付ける
2つ目のポイントは、家具選びの時にサイズに気を付けるという点です。
狭いリビングダイニングにサイズが大きいダイニングテーブルやソファ、食器棚などを置いてしまうと、狭さがより際立ってしまうので要注意です。
狭い空間を有効活用するためには、部屋に適したサイズの家具を選ぶようにしましょう。
家具選びだけではなく、レイアウトも大切なポイントになります。
どのようなレイアウトをするとより広く見える間取りなのか理解した上で考えるのがおすすめです。
できるだけロータイプの家具を選ぶと、圧迫感を感じにくくなりますし、空間を有効活用しやすくなります。
色が与える印象を意識してみる
3つ目のポイントは、色が与える印象を意識してみるという点です。
色によって、みる人に与える印象が異なります。
暖かい雰囲気の色、冷たい雰囲気の色、実際よりも大きく見える色、実際よりも小さく見える色などがあります。
それぞれの色が持つイメージを上手く利用することで、狭いリビングダイニングも広く見せることができるのです。
色の特徴だけではなく、濃淡や使用する面積、配置する場所によっても印象が大きく変わります。
このことから、狭いリビングダイニングをおしゃれな空間にするためには、カラーコーディネートも意識した方がよいといえます。
狭いリビングダイニングを少しでも広く感じさせるには
狭いリビングダイニングの空間を有効活用するためには、少しでも広く活用するためのポイントも知っておく必要があります。
具体的にどのようなポイントを押さえておけばいいのかご紹介します。
物を少なくする
1つ目のポイントは、物を少なくするという点です。
物がたくさん置かれていると、それだけで雑多な印象になってしまいます。
片付いていたとしてもいろいろな物が置かれていると、それだけでまとまりがないという印象になってしまいます。
間取りを変えることはできないため、空間の広さも変えられません。
そのため、普段使わない物に関しては別の部屋に移動するなどの工夫を凝らす必要があるのです。
収納付きのソファを選んだり、収納スペースが多いテレビボードを選んだりするのがおすすめです。
また、カウンター下にある収納スペースを有効活用することで、収納棚を減らせるケースもあります。
いくつも収納棚を置くのではなく、空いているスペースを有効活用することが狭いリビングダイニングの空間を活かすためには欠かせないポイントです。
このような方法なら無駄なスペースを無くすことができて、部屋の中も片付けやすくなります。
ベンチタイプの椅子を選ぶ
2つ目のポイントは、ベンチタイプの椅子を選ぶという点です。
ソファを置くとどうしても場所を取ってしまいますが、床に座るのが苦手な人もいます。
そのような場合は、ベンチタイプの椅子を選ぶのがおすすめです。
ベンチタイプの椅子を壁付けしておくと、場所を取りにくくなるからです。
壁が背もたれになり、椅子を引くスペースも必要なくなります。
そのため、ダイニングテーブルに必要なスペースを抑えられます。
また、限られたスペースも有効活用しやすくなるのです。
ソファダイニングを取り入れる
3つ目のポイントは、ソファダイニングを取り入れるという点です。
ソファダイニングを取り入れることも、狭い空間を有効活用するために役立ちます。
ダイニングテーブルを置くスペースがない場合には、特におすすめです。
ソファダイニングは、ファミリーレストランにあるようなソファタイプの椅子とテーブルがセットになっているものです。
食事をするだけではなく、くつろげる空間に仕上がります。
ソファダイニングには、ソファがL字になっているタイプと対面で座れるタイプがあります。
L字になっているタイプだとスペースを省いて設置できますが、3人での利用が限界です。
それに対して対面で座れるタイプだと、4人で利用することができます。
4人で使う場合は、120×80cmというサイズのテーブルがおすすめです。
コンパクトなタイプは省スペースにはなりますが、ゆとりのある食卓にしたいなら120×80cmもしくは150×80cmといったサイズを選んだ方が良いといえます。
テレビの向きにも気を遣って選ぶ必要があります。
リビングダイニングは、ダイニングスペースとリビングスペースが兼用となっているため、ソファダイニングに座ってテレビを見ることも考えられるでしょう。
そのため、コーナー置きにするなどの工夫をしないとテレビが見にくいと感じてしまう可能性があります。
そのような点も考慮した上で、どのようなタイプが最適なのか選んでみてください。
まとめ
生活の中心となるリビングダイニングが広いことに越したことはありません。
しかし、アパートやマンションなどでは広い空間を確保できないというケースもあります。
それでも工夫次第で狭い空間を有効活用できます。
どのような工夫をこらしたらよいのか分からないという場合は、今回紹介したポイントを踏まえた上で家具選びなどをしてみてください。
家具のレイアウトによっても印象が大きく変わるため、間取りに合わせて広く見えるレイアウトを考える必要もあります。