100Wの電気代はどのくらい?目安と今から始められる節約術

電気代

電化製品には消費電力が設定されています。
消費電力に使用時間をかけることで、どれくらいの電気代を使っているのか大まかに把握することが可能です。
電化製品ごとに消費電力は異なりますが、100Wあたりだとどれくらいの電気代がかかっているのでしょうか?
そもそも、100Wと聞いてもどのような電化製品が該当するのか、数値だけではイメージしづらいでしょう。
今回は消費電力100Wあたりの身近な電化製品や電気代の目安、さらに節約のコツをご紹介します。

100Wの電化製品は身近なものだと何がある?

電気

消費電力100Wの電化製品は、実は身近にたくさんあります。
まずは、どんな電化製品が該当するのか見ていきましょう。

デスクトップパソコン

デスクトップパソコンは最新のものだと節電仕様となっているものがほとんどで、通常の使用では30W前後の消費電力がかかります。
しかし、長時間使用する場合は100W前後になります。

照明

照明には様々なW形がありますが、100W形も一般に普及しています。
60Wと100Wを比べると、使用する電力量が多い分、100W形の方が明るさは強めです。
ただし、場所によっては長時間着けっぱなしの状態となるため、100Wだと電気代が高くなってしまう恐れがあります。

スピーカー

家庭用のスピーカーは100W程の出力があれば十分に使えます。
電気代はどれくらいの時間、音楽などをかけ続けるかによって大きく変わってきます。
自宅などで常にBGMのようにかけ続けていれば、ある程度電気代もかかってしまうでしょう。

マッサージチェア

マッサージチェアも消費電力が100Wの製品が多いです。
他の電化製品と違い1日に1人が1時間以上も長時間使うケースは少なく、10分や30分と短い時間での使用が中心となるでしょう。
そのため、意外に電気代がかかりにくい電化製品と言えます。

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100Wの電化製品の電気代はどのくらい?

電気代

消費電力100Wの電化製品を実際に使うとどれくらいの電気代になるのか知りたい方は多いでしょう。
電気代は電化製品を使った時間によって変わり、次の手順で計算できます。

①消費電力×時間=電力量(Wh)
②電気量×1,000=kWh
③kWh×1kWhあたりの電気量料金

ここからは、使用期間別に100Wのおおよその電気代をご紹介します。

1時間あたりの電気代

100Wの電化製品を1時間使った場合、電気量は100Whと求められ、さらにkWhに変換すると1時間あたり0.1kWhとなります。
全国家庭電気製品公正取引協議会が定める電力料金では、1 kWhあたり27円となっているので、1kWhとかけると1時間あたり2.7円となりました。

1日分の電気代

まる1日(24時間)100Wの電化製品を使用する場合、電力量は2400Whです。
それをkWhに変換すると2.4kWhとなるので、27円をかけると24時間あたりの電気代は64.8円と算出できます。

1ヶ月分の電気代

1ヶ月を30日として100Wの電化製品を使い続けた場合、使用時間は720時間となります。
そのため、電力量は72000Whとなり、kWhは72kWhと変換されます。
そこに27円をかけると、1ヶ月あたりの電気代は1,944円が目安です。

1年間の電気代

1年間ずっと100Wの電化製品を使った場合、時間に置き換えると8760時間となります。
したがって、電気量は876000Wh、kWhは876kWhと算出されます。
最後に電気代を算出すると、1年間あたり23,650円程かかっていることが分かりました。

電気代を節約するコツ

電気代

消費電力100Wは身近な電化製品にたくさんありますが、電気代を計算してみると以外に使用時間が長ければ長いほど、負担が大きくなっているのが分かります。
とはいえ、生活に欠かせない電化製品は多いので、無理に使用を止めることはできません。
しかし、ちょっとした節電意識で電気代を抑えることは可能なので、無理なくできる節約術をいくつかご紹介します。

古い家電は買い替える

古い家電は買った時よりも性能が落ち、最大限のパワーを出すために使用する電力も大きくなっている可能性があります。
また、最新の家電は省エネ仕様が一般的となっているので、今よりも消費電力が抑えられたものを選ぶのも節電につながります。

スリープやタイマーを活用する

小さなW数でも日々の積み重ねが大きな電気代につながっています。
特に長時間の使用が見込まれる電化製品は使っていない時間があると無駄に電気を消費することになります。
スリープ機能やタイマー機能がある電化製品であれば、これらの機能を有効利用しましょう。
人がいなくなる時間帯に自動的にスリープや切れる機能があれば、無駄な電力消費を抑えられます。
IoT機能が搭載された家電であれば、スマホを通じて電源のON・OFFの切り替えができるので、それを活用するのもおすすめです。

照明をLEDに変える

照明はW数によって明るさが異なります。
少ないW数でも明るさを抑え、さらに節約に有効な方法はLED照明への切り替えです。
電気エネルギーを光エネルギーに変える効率は白熱電球ではわずか10%程しかありませんが、LEDは30~50%もあると言われています。
そのため、白熱電球と比べてLEDは電気エネルギーの無駄がなく、十分な明るさを確保できるのでおすすめです。

使っていない時はコンセントを抜く

長期間使わない電化製品があれば、コンセントを抜いておきましょう。
電気は起動時に一番パワーを必要とするので、頻繁に使っている電化製品でコンセントの抜き差しを繰り返すのは節約とは逆効果です。
元々の電気消費量が大きめの電化製品は頻繁に抜き差しすると故障する場合もあります。
しかし、電気はコンセントに挿した段階で流れている状態なので、長期間使わないものであれば外しておけば、無駄に電気を使うことがなります。
コンセントを外すだけで電気代は減りませんが、少しの心掛けが節約につながります。

冷蔵庫は開けっ放しにしない

冷蔵庫や冷凍庫はドアを開けっぱなしにすると温度が上がり、それをカバーするために電気を消耗して設定温度を保とうとします。
般社団法人日本電機工業会の調査でも、冷蔵庫の開閉時間を減らすと消費電力が減るという結果が明らかになっています。
よく飲み物を出し、注ぐ間は開けっ放しという人は多いと思いますが、こまめな開け閉めが節約のコツです。

電力会社やプランを見直す

人によってライフスタイルが違うので、それに合ったプランや電力会社に変えると節電効果が高まります。
普段からあまり電気を使わないようであれば、契約アンペアを下げてしまうのも良いでしょう。
しかし、自分の電気使用量を考えずにアンペア量を下げるとブレーカーが落ちやすいので注意してください。

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まとめ

100Wの電化製品はデスクトップパソコンや照明など色々なものがあります。
短い時間での使用であれば、驚くほどの電気代はかかっていませんが、長時間使っていると想像よりも高い電気代となっているかもしれません。
少しでも電気代を抑えたい時は、ちょっとしたことでも節電意識を持って生活してみましょう。