家づくりを検討されている方の中には、どの会社を選べば良いのか迷っている方も多いでしょう。
家づくりを手掛ける会社には、地域密着型の工務店や大手のハウスメーカーに大きく分類されます。
今回はその中でもハウスメーカーをピックアップし、おすすめポイントをご紹介していきます。
ハウスメーカーがどんな家づくりを得意としているのか、ハウスメーカーにも色んな会社があるのでどんなところに注目して選んだ方が良いのかを知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
ハウスメーカーのおすすめポイント
家づくりにおいてハウスメーカーを選ぶと、様々なメリットが得られます。
まずはハウスメーカーのおすすめポイントを解説していきましょう。
コストパフォーマンスがいい
ハウスメーカーは大量生産によってコストを抑え、なおかつ高品質を維持した住宅を提供するために生まれた販売方式を採用する企業なので、コストパフォーマンスに優れている点はおすすめできるポイントです。
しかし、この販売方式は数を売らないと企業の利益につながらないため、多額の広告費や展示場の設置・維持費、人件費などの経費が必要です。
経費は住宅費用の内訳にも含まれているので、必ずしもハウスメーカーが工務店などで建築した家よりも安くなるわけではありません。
よりコストパフォーマンスの良さを実感したい場合は、立地条件や建物の形、設備などをハウスメーカーが設定した規格内に収めた方が良いです。
設計には適度な自由度がある
ハウスメーカーで作られる住宅は規格内での設計となるため、自由度が高いとは言えません。
しかし、ハウスメーカーでは様々な規格が用意されており、適度な自由度はあります。
他の家には見られないようなこだわりを詰め込みたい場合だと対応できない可能性もありますが、大抵の希望は規格内でも対応可能な場合が多いので、どのような設計から選べるのか一度相談してみると良いでしょう。
ハウスメーカーの規格化は単にコストを抑えられるだけでなく、施工精度が均一化されることで安定した住宅品質を保ちやすいという強みもあります。
欠陥住宅や手抜き工事は発覚した際に評判も落ちてしまい、売上低下につながるため、ハウスメーカー側が意図的に行うというのは考えにくいです。
保証体制がしっかりしている
住宅を施工した会社は、「住宅品質確保促進法(品確法)」に基づき竣工してから10年間は瑕疵保証を付けたり、「住宅瑕疵担保履行法」で瑕疵保険への加入か保証金の供託を行ったりするなどが義務付けられています。
ハウスメーカーの中には上場している大手が多く、法律で定められている以上の保証期間を設定している場合も見られます。
30年以上も保障期間を設けている会社もあるため、長期的に保証してもらいたい方はハウスメーカーを選んだ方が良いでしょう。
住宅ローンが組みやすい
住まいを購入する際に多くの方は住宅ローンを利用します。
住宅を数多く売り上げるハウスメーカーは金融機関側も良い顧客として見られることが多いです。
そのため、工務店などで建築を依頼するよりも比較的スムーズにローンを組みやすくなります。
ただし、必ずしも審査に通るわけではありません。
特に最近はハウスメーカーよりも本人がどれだけの信用力を持っているのかを重点的に見ているため、油断しないように気を付けましょう。
ハウスメーカー選びで注目するべきポイント
ハウスメーカーのおすすめポイントをご紹介してきましたが、実際にハウスメーカーの中から相談する会社を探す時、どんな点に注目して選べば良いのでしょう?
ここからはハウスメーカー選びにおける注目点をご紹介します。
工法や構造
住宅は大きく木造・鉄骨造(S造)・鉄筋コンクリート造(RC造)の3つに分けられます。
ハウスメーカーによって得意分野は異なり、それぞれに対応できる会社もあれば1つの工法に特化している会社もあるのです。
そのため、まずはどんな工法・構造にしたいのか、ある程度希望を決めてからハウスメーカー選びを行うと絞りやすくなるでしょう。
住宅性能やデザイン性
住宅の住みやすさを左右する性能は、住宅ごとに異なります。
上記の工法や構造によっても住宅性能に違いが見られるため、具体的にどんな暮らしをしたいのか、どんなことに悩まされたくないかを明確にしておきましょう。
また、内装・外装のデザイン性も考えなければなりません。
ハウスメーカーでは消費者にニーズに応えられるよう、デザイン性にも配慮した住宅を提供しています。
住宅性能とデザイン性は総合的に見て、ハウスメーカー選びの判断材料にしましょう。
予算とのバランス
家づくりには予算とのバランスも大切です。
予算を考えずに家づくりを行ってしまうと、住宅ローンが高額になり審査も通らなくなる可能性が出てくるので気を付けましょう。
ハウスメーカーでは価格帯によってグレードを設け、どんなことができるのかを明確にしている会社が多く見られます。
グレードの内容や価格帯を比較しつつ、予算に見合った家づくりを行いましょう。
担当者の人柄やスキル
家づくりでは担当者と何度も打ち合わせを繰り返すことになります。
担当者との相性が悪く、話しかけづらかったり、希望をなかなか伝えられなかったりする場合は、別の担当者に変えてもらうか違うハウスメーカーから探してみましょう。
家づくりは一生に一度の大事な買い物なので、後悔しないように担当者の人柄やスキルもチェックしてみてください。
住宅展示場や完成見学会へ参加してみよう
ハウスメーカーは宣伝のために住宅展示場や完成見学会を実施するケースが多いです。
住宅展示場や完成見学会に参加するとどのようなメリットが得られるのか、ご紹介していきます。
メーカーがつくる住宅への理解を深められる
HPやカタログにもメーカーが手掛ける住宅の特徴や具体的な機能などは記載されているものの、実際に見てみないと分からない部分も出てきます。
例えば壁の中はどんな構造になっているのか、床下の配管状況はどうなるのかなど、普段はなかなか見られない部分も確認できるのが、住宅展示場の強みです。
分からないことも直接スタッフに聞けるので、理解度はさらに高まるでしょう。
理想の家を思い描きやすくなる
完成見学会は、実際に建てられた家の中を案内してもらいながら見学できるイベントです。
住宅展示場と同じように見えるかもしれませんが、家ごとにこだわっているポイントが所々見られるため、家づくりの参考にしやすく、理想の家を思い描きやすくなります。
例えば駐車場はどう配置しているか、採光や風通し、家事動線はどのように考えられているのかなども見えやすいです。
ハウスメーカーに限らず、家づくりを行う時は住宅展示場や完成見学会に足を運んでみましょう。
まとめ
今回はハウスメーカーのおすすめポイントや選ぶ際に注目すべき点をご紹介してきました。
ハウスメーカーは地域密着型の工務店とは異なる特徴を持っています。
ある程度の自由度で、コスパの良い住宅を作りたい場合はハウスメーカーに相談してみると後悔しない家づくりになる可能性が高いです。
また、ハウスメーカーと言っても様々な種類があるため、今回ご紹介したポイントを参考にしつつ会社選びも慎重に行いましょう。