理想の家づくりでは、自分の思い通りに家を建てたとしても後悔してしまう可能性があります。
自分の理想通りに建てたはずなのに、なぜ後悔してしまうのか疑問に感じてしまう人もいるでしょう。
そこで、この記事では新築一戸建てを建てて後悔する理由や失敗事例をご紹介していきます。
これから家づくりを始めようと考えている人は、後悔しないためにもぜひ参考にしてください。
目次
なぜ新築を建てて後悔してしまうのか
新築一戸建てを建てる際、ハウスメーカーによる住宅展示場などをチェックしながら理想の家を形にしていきます。
間取りや設備など、使いやすい空間にするためにもこだわりを持って考えるでしょうが、なぜ後悔してしまうのでしょうか。
後悔する理由に「理想と現実のギャップ」が挙げられます。
新築の場合、家が完成するまで自分なりのイメージによって間取りや設備などを考えていきます。
そのため、家が完成した際にイメージと違う部分があれば後悔してしまうのです。
特に広さに関してはイメージがしにくいと考えられます。
10畳と言われても、どの程度の広さなのかイメージできない人も多いでしょう。
「今の部屋よりも広いから大丈夫」などと簡単に決めてしまっては、後悔する可能性は高いです。
実際に10畳がどの程度の広さなのかを確認し、家具を配置しても狭さを感じないかなど、チェックすることが大切です。
また、住宅展示場を参考にする場合に注意するポイントとしては、「広さ」に気を付けましょう。
住宅展示場は、多くのお客様が来店しても快適に過ごせるよう実際の家よりも広めに作られています。
そのため、部屋の空間を確認することを目的に訪れても参考にはならないのです。
空間を確認したいのであれば、実際に家を建てた人の完成見学会などに参加すると、間取りや広さについて確認でき、家づくりの参考になるでしょう。
失敗してしまった事例集
ここからは、家づくりを行った人たちの失敗事例集をご紹介していきます。
大きく後悔しないためにも家づくりの参考にしましょう。
リビングやダイニングに関する失敗
家族が集う場所でもあるリビングやダイニングは徹底的にこだわりたいと考える人も多いはずです。
しかし、その分失敗が多い場所であることを忘れないようにしましょう。
家族が顔を合わせられるよう、リビング階段を設置する家庭も多いです。
2階の自室に行くためには必ずリビングを通る必要があるため、コミュニケーションが必然的に増えるメリットがあるのです。
しかし、デメリットも存在します。
キッチンのニオイが2階に広がりやすいので、揚げ物や焼き魚をした際には、家中にそのニオイが広がってしまう可能性もあるのです。
どうしてもリビングに階段を設置したいのであれば、キッチンの換気を良くすることやキッチンと階段を話した間取りにするよう工夫しましょう。
子ども部屋に関する失敗
子どものいる家庭や将来子どもを産むことを考えている家庭であれば、家づくりで子供部屋の設置を考えるはずです。
2階に設置することが多いでしょうが、リビングの真上に設置してしまうと音漏れで後悔する可能性があります。
足音やイスを引きずる音など、意外と2階からの音は1階に響きます。
そのため、生活音が下に伝わり来客時やくつろぎの時間の際に不快な思いをしてしまう可能性があります。
できる限り、リビングの上には子ども部屋を設置しないよう気を付けましょう。
窓の位置に関する失敗
窓の位置にこだわる人はあまり多くはないはずです。
しかし、家づくりでは隣の家の窓の高さを考慮して自身の家の窓の位置を考えた方が良いでしょう。
もし、隣の家と同じ高さ・同じ位置に窓があった場合、窓を開けるタイミングが同じになってしまえば、目が合ってしまいます。
いくら仲良しの隣人であっても、同じようなことが続けば監視されているような感覚を覚えて落ち着かなくなってしまいます。
窓の位置を変える、ブラインドを設置するなどして工夫しましょう。
また、日当たりを良くしようと窓を多く設置する家庭や大きめの窓を設置しようと考える人もいます。
家の中に太陽の光が差し込み明るい雰囲気の家になる魅力がありますが、直射日光の当たりすぎで不快に感じる可能性もあります。
夏の暑さや冬の冷気など、デメリットもあるのでしっかりと考えたうえで設計士などのアドバイスも聞きながら窓の配置を決めていきましょう。
収納スペースに関する失敗
収納スペースがある家は、整理整頓がスムーズに行えるので理想であると考える人も多いです。
しかし、収納スペースに関する失敗も多いのであらかじめチェックしておきましょう。
後悔するポイントとして第一に「収納スペースの多さ」が挙げられます。
収納はあればあるだけ便利だと考える人も多いですが、あまりに多いと反対にものが多くなる傾向にあります。
ものが増えれば収納スペースに保管をするので、次第に何を保管してあるのか分からなくなってしまいます。
ストックがないからと購入したとしても、「実際には奥の方にあった」となるケースもあり、浪費してしまうデメリットがあるのです。
余計なものを購入しないためにも、適度な広さや数の収納スペースだけを確保するようにしましょう。
お風呂に関する失敗
1日の疲れを癒す場所でもあるお風呂を失敗してしまう家庭も多いです。
例えば、快適に過ごせるようにも大きなバスタブを設置する人もいます。
1人で入るには十分すぎる大きさでくつろげることが予想できますが、バスタブが大きいとその分水道代がかかってしまいます。
光熱費が高くなってしまえば、その分節約も必要になるでしょう。
結局お風呂のお湯の量を調整して少なくするなど、後悔する可能性もあるので本当に必要なものであるのか、しっかりと考える必要があるでしょう。
まとめ
家づくりは一生に一度の買い物と言われています。
理想通りの家にするために様々な工夫をしていくでしょうが、イメージ通りに進むとは限りません。
満足のいく家を完成させるためにも、見学会に参加をしてイメージを湧かせながら家族みんなで家づくりを続けていきましょう。
その際には上記を参考にして、後悔のないようプランニングをしていってください。