空いている和室を子供部屋に活用したいと考える方も多いでしょう。
しかし、畳の部屋は和室と比べて地味で子供が好まないかもという不安もあります。
しかし、工夫次第で和室も素敵な子供部屋に改造できます。
今回は和室でもおしゃれな子供部屋を実現する方法をご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
和室を子供部屋にするのは…ちょっと地味?
子供部屋というとベッドやデスクを置くのが一般的なので、今では洋室が定番です。
しかし、色々な事情から和室を子供部屋として使わないといけない家庭もあるでしょう。
和室を子供部屋に使う場合、次のデメリットは生じやすいです。
可愛いインテリアと合いにくい
和室はどちらかというと大人っぽいインテリアと相性の良い部屋です。
そのため、子供向けの可愛らしいインテリアには合いにくい点が大きなデメリットです。
特に女の子は可愛い子供部屋に憧れを持ちやすいでしょう。
しかし、無理に可愛いインテリアを取り入れればチグハグした雰囲気になってしまいます。
シンプルだけど地味な印象になりやすい
和室の良いところは飾りっ気のないシンプルさでしょう。
ただ、和室に合わせようとインテリアも和風寄りにすると、子供部屋としては地味な印象になってしまいます。
子供が喜んで利用する空間にしないと、そもそも子供部屋を使わなくなってしまう可能性もあるでしょう。
和室をおしゃれな子供部屋に改造するには?
畳の部屋は地味になりやすいですが、工夫次第で子供にも好まれる空間にすることは可能です。
では、和室をおしゃれな子供部屋に変える例をご紹介しましょう。
ジョイントマットを敷いて畳を隠す
畳が雰囲気を損ねる原因となっているのであれば、取り外し可能なジョイントマットを敷いて隠すと良いです。
ジョイントマットはクッション性や防音性もあるので、活発に動き回る子供の安全対策にもおすすめです。
木目調やオシャレな柄、カラーバリエーションも豊富なので、床を変えただけでも雰囲気は一気に変わります。
ただし、畳の上にマットを敷くとカビの発生やダニの繁殖リスクがあるので、防湿防虫シートを敷いたり、定期的に外して掃除をしたり、部屋の湿度管理に注意してください。
DIYで壁の色まで変えられる
DIYで畳をフローリングに変えるのは難しいですが、壁の色を変えるぐらいなら難しくありません。
特にグリーンやブラウンなど子供部屋としては渋い印象の壁色であれば、白やパステルカラーなど明るい色に変えてみると良いでしょう。
簡単にDIYしたい時はのりなしで貼って剥がせるリメイクシートの活用もおすすめです。
リメイクシートも木調や大理石、レンガ、ドット、幾何学模様など色々な色柄があるので簡単におしゃれな空間へと変えられます。
周りが整えばインテリアは自由におしゃれを追求できる
床や壁の改造が終われば、後はインテリアを考えて配置していくだけです。
可愛い部屋にしたいのであればホワイトやナチュラルカラーの家具、ピンクや水色などパステルカラーの小物を差し色に取り入れるなどのインテリアが考えられます。
かっこいい子供部屋にしたい時は、モノトーンのインテリアで飾れば大きくなっても使いやすいシックな雰囲気になるでしょう。
和室の時と比べて、後からインテリアのテイストを変えやすいところも改造のメリットです。
改造しなくても大丈夫!和室を活用しておしゃれな子供部屋に
DIYは手間がかかる、できるだけ改造せずに和室を子供部屋に活用したいという方もいるでしょう。
わざわざ改造しなくても快適な子供部屋に変えることは可能です。
改造せずに和室をおしゃれな子供部屋にするポイントをご紹介します。
畳も進化!おしゃれな畳が続々と登場している
最近はモダンテイストの和室が人気で、畳もおしゃれなデザインのものが増えています。
畳の交換ができるのであれば、おしゃれな畳に変えてみるだけでも地味な印象を変えられます。
例えば、縁のない半畳(琉球畳)を2色用意し、交互に配置すれば市松模様のような床になりおしゃれです。
最近はブルーやオレンジ、ブラックなどカラーバリエーションも増えているので、様々な雰囲気に対応できます。
また、和紙を使った和紙畳は普通の畳と変わらない風合いですが、ベージュやイエロー系など明るい色にするだけでも雰囲気はガラリと変えられます。
その上、汚れや紫外線に強く、丈夫で、イグサの強いにおいもなく子供部屋に最適です。
ナチュラル&シンプルで居心地の良い空間に
和室を活用するなら家具もナチュラルなデザインを選び、またシンプルに追求しましょう。
木目調の家具であれば和室とも相性が良いです。
淡い色の畳やクロスであれば、ホワイト系のチェストを組み合わせてすっきりした印象にするのも良いでしょう。
ものでごちゃごちゃした空間にならないように、収納力を重視した家具がおすすめです。
おもちゃやぬいぐるみなどは極力収納する
和室にカラフルな彩りのおもちゃやぬいぐるみはあまり合いません。
そのため、極力おもちゃとぬいぐるみは収納し、普段は見えないようにしておくとおしゃれさを損ないません。
カラーボックスを置く時はボックスを用意すれば、おもちゃやぬいぐるみをまとめて収納できます。
遊んだ後もボックスに入れるだけなので、整理整頓の練習にもなるでしょう。
押し入れやクローゼットがあれば、一部をおもちゃ・ぬいぐるみ専門の収納スペースに活用するのも良いです。
障子や襖をカラフルにするのもおすすめ!
最近はカラフルな障子用和紙もあり、切れているタイプだと一部だけ色を変えて貼ることも可能です。
他には柄つきの障子紙もあるので、おしゃれな和室を演出できます。
プラスチック製の障子であれば破れる心配がないので、子供部屋におすすめです。
また、襖紙もモダン的なデザインのものが増えています。
襖全体もしくは一部にリメイクシートを貼り、雰囲気を変える工夫も可能です。
まとめ
畳の和室も壁や床を変えれば、地味な雰囲気から子供部屋向けの雰囲気にガラリと変えられます。DIYが難しい場合はリフォーム業者の利用も考えてみると良いでしょう。できれば和室の良さも活かしたいのであれば、畳を変えたり、障子やふすまの色柄を変えたりするだけでも地味さを解消できます。ご紹介したポイントを参考に、和室を子供部屋に改造してください。