使っていない倉庫を抱えて悩んではいませんか?
以前は自社製品の在庫の保存や工場として稼働していたものの、現在は使用しておらず困っているなど、頭を抱えている方もいるのではないでしょうか。
実は最近のトレンドとして、倉庫をリノベーションして、倉庫以外の形で利用するケースが増えていることをご存じでしょうか。
今回は使っていない倉庫をリノベーションして、利用価値を高める方法と、利用事例をご紹介します。
目次
倉庫リノベーションとは?
空いている倉庫があるけど、今後使うかもしれないから…とそのまま放置されているケースは、多くあります。
例えば、将来自社製品の保管場所にするとか誰かに貸そうと考え、そのまま借り手が見つからないなどのケースです。
しかし、最近はそんな空き倉庫をリノベーションして新しい利用価値を生んでいるケースが少なくありません。
現在、倉庫を利用した飲食店やショッピングセンターが増えてきています。
倉庫は倉庫以外の利用方法がないと思いがちですが、新しい価値観のもとで利用方法を検討すれば、意外な使いみちが見つかるかもしれないのです。
倉庫をリノベーションするメリット
倉庫をリノベーションするメリットにはどんなことがあるでしょうか。
敷地面積が広い
倉庫をリノベーションして飲食店や住居・オフィスにする一番のメリットは建物の敷地面積が広いことです。
倉庫ならではの大きな敷地があり、そこで飲食店をすることは店舗面積が大きくなる、すなわち一回に入れるお客さんの数が増え、収益が拡大することにつながるのです。
そういった面では、初めて飲食店を始める方より、飲食店をやっていて店舗を広くしたい!、2店舗目を出店したいという人にはおすすめの方法です。
また敷地面積が広いため、複数の店舗で一つの建物を利用して、ショッピングセンターや市場などにする方法もあります。
倉庫で複数のお店がコンパクトに集まることで多様なお客さんを幅広く集客でき、お客さんとしてもいろんな商品や体験ができる空間になる可能性があるのです。
おしゃれで開放的な空間ができる
倉庫というと暗いイメージをしがちですが、倉庫だからこそできる空間演出があります。
倉庫のメリットとしては天井が高いこと。
これを活かせば開放的な空間が作れます。
ビルの場合には天井の高さが決まっていますが、倉庫の場合は天井の高さを自分で決めるところから始められるでしょう。
例えば、飲食店やショッピングセンターの場合には、天井に大きの飾り付けをしたり、レクレーション設備を設置したりすることもできます。
天井が高いことで非日常てきな空間演出が可能になるのです。換気設備の配置や間取りも自由に行うことができるので、叶えたいこだわりがある人にはおすすめです。
倉庫をリノベーションする際のデメリット
では、倉庫をリノベーションする際のデメリットとは何でしょうか。
倉庫をリノベーションしようと思い、決めたはいいけどデメリットを知らずにリノベーションを開始しようとすると思ったより苦労するケースもあります
水回りが整っておらず費用がかかる
倉庫の場合、水回りが整っていない場合があります。
特に店舗営業をする場合水回りはとても大事になってきます。
倉庫によっては、水道が通っていない物件もあります。
特に飲食店の場合、調理のためのガスや水道は必須になるため、水周りが整っている物件かどうかをしっかり確かめましょう。
立地が悪い場合もある
倉庫をリノベーションする場合、立地がよくないケースもあるでしょう。
例えば飲食店の場合は、駅前など人通りが多い立地が有利とされていますが、基本的に倉庫の場合は駅から少し離れたところにあります。
車がないとアクセスが難しいパターンでは、お客さんの動線も考えなくてはいけません。
車で来るロードサイド店舗パターンなどをもとにして考える必要があります。
この場合、夜営業なのに飲酒ができない…と残念に思われてしまうこともあるので、ドライブキーパーを利用するなどサービス面を整える必要が出てきそうです。
一方で、ファミリー向けの遊戯施設や、イベント施設のような使い方をする場合には、広大な敷地を利用して駐車スペースを確保することも可能です。
駅から離れていることで渋滞も緩和できる点は逆にメリットとなります。
倉庫をリノベーションした後の利用事例
倉庫をリノベーションしたけど、どう運営をしていこうか決まっていないケースは本末転倒です。
ここではリノベーション後の利用事例について詳しく見ていきます。
店舗として利用する
倉庫をリノベーションし、店舗として利用するのはおすすめです。
店舗の場合にはカフェや雑貨屋などが理想的かもしれません。
高い天井によって開放感が感じられる空間を作る事ができます。
開放感を出す場合には天井には何も展示などをしないほうが良いでしょう。
また、海沿いの倉庫なら、海側にも開けた空間づくりをすることでオシャレな空間となります。
住居として利用する
倉庫をリノベーションして住居とする人もいます。
住居の場合には、一人で住むには大きすぎるため、シェアハウスや共同住宅として住むパターンがいいでしょう。
住居として利用する場合の特徴としてはお手洗いや浴室・キッチンが必要になり水回りの工事が多くなります。
水回りなどを一箇所にする場合にはシェアハウスや共同住宅としてするほうが安上がりとなるかもしれません。
オフィスとして利用する
倉庫をオフィスとして利用する人も増えています。
オフィスとして利用する場合には広さを活かしてオープンスペースをつくったり、会議室を備えたりと、有効利用がしやすくなります。
また、郊外の場合には駐車場なども広く、車を日常的に使う会社では都会のオフィスより駐車場代なども安く、経費などをトータルに考えると、費用面のメリットが出てくる可能性があります
。倉庫は道路沿いや高速道路のIC近くに多くあり、車に頻繁に使う営業所などにすることも適しているでしょう。
まとめ
今回は倉庫のリノベーションについてまとめてみました。
倉庫をリノベーションした後の利用方法としては大きく店舗・居住・オフィスの3パターンがあります。
都心部のビルにはない特徴を活かすことで、非日常感や新しさを演出できる可能性があるのが倉庫リノベーションです。
空いている倉庫をお持ちの方はすぐにでもリノベーションして、今までとは違った新しい空間として有効活用してみてはいかがでしょう