中古マンションの価格は今度どのようになっていくのか

中古マンション

不動産投資をしている人の中には、中古マンションを購入して資産活用している方も沢山いらっしゃいます。
しかし、不景気の中、中古マンションを購入しても大丈夫なのか不安に思っている方も多いのではないでしょうか?
今後の中古マンション価格はどうなっていくのか不安に感じている人のために、今後の中古マンションの価格予想をしていきます。

今後の中古マンション相場はどうなるのか

不動産価格

景気が悪くなったことにより、中古マンションの成約率が前年比で下がっています。
そのため、中古マンション価格は今後下がっていくことが考えられます。
また、中古マンションを購入済の投資家達が、オリンピックが開催される前にマンションを売り出すことが予測されています。
多くのマンションが売りに出された場合、中古マンションの価格は下がる可能性が高いです。

新型コロナウイルスによる影響は?

新型コロナウイルスの影響により、在宅ワークが広まりました。
会社までの交通の便などを考慮しなくても良くなったため、周辺環境や家の住み心地を重視する人が増えていくのではないでしょうか?
都市部でマンションの需要が減った場合には、物件の価格も安くなると予想されます。
また、新型コロナウイルスの影響により、マンション市場の成約率が全国的に減少しています。
不景気になったことで、マンションの購入を見送った人が増えたことが減少した要因となっているようです。

オリンピックが延期したことによる影響もある

東京で開催予定だった東京オリンピックは、新型コロナウイルスの影響により、開催が延期となりました。
開催が中止ではなく、延期という形のため、オリンピック開催のための再開発が続くことが予想されます。
そのため、中古マンションの価格にもある程度の影響が及ぶことが考えられます。
延期の場合には、中古マンションの価格は上昇し、中止となった場合には、中古マンションの価格が下落すると予想されます。

人口減少による影響も考えられる

日本人の人口は、前年比で50万人減少しました。
人口が減少することにより、必然的に住宅の需要も全国的に減ってしまいます。
住宅の需要が減ることで、物件の価格も下がることが予想されるのです。
東京都では、再開発が進んでいるエリアや都市部は人口が増えることが予測されていますが、その他のエリアでは人口が減る可能性があります。

中古マンションの価格相場をチェックするには

不動産価格

インターネットを活用した中古マンションの価格相場をチェックする主な方法は、2つあります。
それは、「中古マンションポータルサイトを活用すること」と「これまでの取引に関するデータベースサイトを確認すること」です。
それぞれの価格の相場のチェック方法を詳しく解説しましょう。

中古マンションポータルサイトを活用する

中古マンションポータルサイトでは、希望のエリアや間取りから現在販売中の物件の価格を調べることが可能です。
大手の不動産会社が運営しているポータルサイトが多いので、売りに出ている中古マンションの写真や周辺環境などを詳しく知ることができます。

これまでの取引に関するデータベースサイトを確認する

これまでの取引に関するデータベースサイトでは、エリアなどの条件ごとに、相場推移や過去のその中古マンションの物件価格などが知れます。
過去の推移やマンションの買い時を見極めたい場合には、データベースサイトを活用してみましょう。

中古マンションの買い時はいつ?

不動産価格

物件(中古マンション)との出会いは一期一会です。
中古マンションは、値下がるのを待っているうちに他の人に購入されてしまう可能性の方が高いものです。
今後の相場ばかりを気にしていては、タイミングを逃し続けてしまいます。
もし、中古マンションで不動産投資をしたいのであれば、今の相場と比較して購入を検討してみてください。

マンションには買い時というものはない

「マンションの買い時っていつなの?」と疑問に思っている人もいるかもしれませんが、住居目的のマンションには買い時というものはありません。
そのため、住むことを目的にマンションを探しているのであれば、ほしい中古マンションを見つけた時に買いましょう。
しかし、投資目的で中古マンションを探しているのであれば、買い時や売り時を見極める必要があります。

目安にするなら築20年

不動産投資用に中古マンションを買うのであれば、中古マンションの買い時は「築20年の大規模修繕された物件があれば」です。
なぜなら、築20年を超えると値動きがなくなるからです。
築20年以上の大規模修繕がされている中古マンションは、管理や修繕がしっかりされている可能性が高いため、長く住み続けてもらうことができるでしょう。

価格はなぜ変動するのか

不動産価格

不動産は日々価格が変動します。その時の状況によって大きく上下する生き物です。
なぜ、価格が変動するのかを詳しく解説していきましょう。

長期金利の見直しによる変動

長期金利が上がった場合、銀行の貸出金利が上がることとなります。
そのため、住宅ローンの金利が上がってしまいます。当面は長期金利が上がる気配はありませんが、長期金利が見直され他時には、価格が大きく変動するでしょう。

投資家の心理による変動

2019年に消費税が8%から10%に上がる際、投資家達は景気が悪くなり、家が売れなくなることを予想しました。
また、2021年のオリンピック後にも景気が悪くなることを予想している投資家が多く、投資家たちの心理によって株の暴落は珍しくありません。
このように、投資家の心理によって株価が大きく変動することも、物件の価格が変動する要因となっています。

まとめ

不動産は、常に価格が変動する生き物です。
新型コロナウイルスや東京オリンピックの影響により、今後は中古マンションの物件価格が下がっていくことが考えられるでしょう。
中古マンションで不動産投資をしたいのであれば、物件価格が下がっているタイミングを見極めることが大切です。
また、中古マンションの価格相場をチェックするには、中古マンションポータルサイトや、これまでの取引に関するデータベースサイトを活用することをおすすめします。
エリアなどの条件で相場の推移や現在売りにでている中古マンションの物件価格を調べることができます。
価格が大きく変動するタイミングは、イレギュラーな事態が起こった時だけではありません。
長期金利の見直しや投資家の心理による変動にも注目しながら中古マンションで不動産投資を行ってみてください。