子どもの数が増え続ける品川区は、子育て支援に力を入れていることで有名なエリアです。
多くの子育て世代が、品川区を選ぶのには一体どのような理由があるのでしょうか?
そこで今回は、品川区が取り組んでいる活動や、子育て制度についてご紹介します。
品川区に住んでいる人や、これから引っ越す予定がある人は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
目次
品川区はどんな所?子育てに向いている?
子育ての街として知られている品川区は、一体どのようなところなのでしょうか?
区内には14の路線が通っていることから、各エリアへのアクセスが抜群です。
出かける際も交通手段が多く、非常に便利です。
また、区内には公園がたくさんあり、自然に恵まれたエリアとしても知られています。
そんな品川区では、子育て世代をサポートするため、様々な取り組みを行っています。
これらを踏まえると、子育てをする上で条件の良いエリアであると言えるでしょう。
品川区や子育て世代が発信するサイトがある
品川区では、「しなっこネット」や「しながわパパママ応援アプリ」など、区独自の子育て支援制度を設けています。
しなっこネットとは、子育てを楽しみながらできるような情報を届けたいという想いから立ち上がったシステムです。
SNSで情報を発信しており、様々な場面で子育て世代の役に立っているようです。
また、しながわパパママ応援アプリでは、子育てに関するアドバイスや子育てコラムを掲載しています。
その他にも、区内の児童センターやイベント・講座など、様々な情報を発信しています。
今の保護者はスマートフォン世代であるからこそ、これらのシステムやアプリがより身近な存在になっているのです。
不安が常に付きまとう中で、このようなサポートをしているのは保護者にとって大きさ支えとなります。
品川区の取り組みについて
具体的には、どのような取り組みを行っているのでしょうか?
以下では、品川区で実施している3つの子育て支援についてご紹介します。
しながわネウボラネットワークで支援の継続
しながわネウボラネットワークとは、妊娠から出産、育児までをサポートする制度です。
「ネウボラ」とは、フィンランド語で「アドバイスをする場所」という意味があり、安心して子供を生み、育てられる環境を作ります。
品川区では、妊婦や乳幼児保護者全員を対象とした、相談事業を行っています。
待機児童解消対策に積極的
待機児童は、女性の社会進出や経済情勢の影響で増加傾向にあります。
品川区では、保育園、幼稚園、小学校の活用をはじめ、認証保育園の開設など、様々な対策により、待機児童解消に努めており、これにより、400人以上の待機児童が解消できると考えられています。
品川区は、このような取り組みから比較的待機児童が少ないエリアです。
また、施設を開設する事業者に対し、家賃を補助するなど、区独自の政策を行っています。
品川教育ルネサンス-For The Next Generation-で未来を豊かに
これからの未来を担う子どもたちのために、品川区ではこれまでの教育改革で培ってきた成果を活かしつつ、制度の見直し・改善・再構築を図り、新たな教育制度を創る「品川教育ルネサンス-For The Next Generation-」に取り組んでいます。
地域とともにある学校づくり、三校種体制における学校教育の推進、9年間の一貫したカリキュラムが品川教育ルネサンスの3つの柱となっています。
品川区は助成金制度も豊富
あらゆる取り組みを行っている品川区は、助成金制度も豊富です。
具体的な制度は以下の通りです。
子どもすこやか医療費助成
中学3年生までに医療機関等での受診を受けた際、区ではその費用を助成しています。
区内在住の中学生で、児童が健康保険に加入していることが条件です。
特別児童扶養手当
精神、身体に障害のあるこどもの福祉増進を図る制度です。
対象となるのは、身体障害手帳1~3級および、一部の下肢4級程度、愛の手帳1~3度程度、精神障害または内部障害を持っており、日常生活に支障をきたす程度の子どもです。
いずれも、区内在住で20歳未満の子どもがこの制度の対象となります。
小児精神病入院医療費
精神疾患を患っている子どものために設けられている助成金制度です。
医療機関へ入院する際の費用が補助されます。
対象となるのは、精神疾患を患っており、精神科病院または精神科病床へ入院している18歳未満の子どもです。
ただし、18歳になった時点で継続的に入院する必要があると診断された場合は、20歳の誕生日月の末日まで制度が適用されます。
自立支援医療(育成医療)の医療費助成
手術によって改善される可能性のある障害や病気を患っている子供のための制度です。
18歳未満で、肢体不自由、視覚障害、聴覚・平衡機能障害、音声・言語・咀嚼機能の障害、心臓障害、腎臓障害、小腸・その他内蔵障害、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能障害などの障害や病気を持っている子どもが対象となります。
助成が受けられるのは、指定された自立支援医療機関のみです。
子ども全てをサポートする「子ども若者応援フリースペース」もある
不登校や引きこもり、高校中退、ニートなど、若者世代に起こり得る問題を解決するため、品川区では「子ども若者応援フリースペース」を設けています。
月曜日から金曜日の10:00~19:00までスタッフが常駐しており、グループ活動や個別相談を行っています。
無料で利用でき、学校に通う小さな子どもから社会で悩みを抱える若者世代まで、気軽に利用できるのが特徴的です。
同じ悩みを抱える者同士が交流することで、新たな交友関係を築くきっかけにもなります。
まとめ
品川区は、様々な子育て支援に積極的に取り組んでおり、子育てがしやすいエリアとしてファミリー層からの人気が高まっています。
妊娠、出産、育児には様々な不安が伴います。
品川区では、子どもを育てる保護者への制度を設けているほか、これからの未来を担う子どもたちを応援、サポートする制度も設けています。
また、品川区には様々なレジャー施設があるため、のびのびと子育てできるのが強みです。
品川区での子育てを考えている人は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。