400万円貯金できているのはどの年代?5年以内に貯める方法

400万円貯金

自分の貯金額は、同世代の人と比べて多いのか少ないのか気になる方も多いでしょう。
そこで今回は、400万円貯金している人の中で最も多い世代は何歳なのかご紹介します。
また、5年以内に400万円を貯める方法も併せてご紹介しているので、貯金方法が気になる方はぜひ参考にしてみてください。

400万円貯金できている年代は?

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400万円貯金している年代をご紹介します。
しかし、400万円という金額が一般的に多いかどうかは当事者の年齢や将来設計によって異なります。
そのため、一概に「多い」「少ない」とは断定できません。
自分がその年代に当てはまらなくても落ち込んだり、喜んだりせずに参考程度に留めておきましょう。

単身世帯の平均割合

まず、単身世帯で300万から400万円の貯金している年代別の割合です。

20代…約2.5%
30代…約4%
40代…約5%
50代…約4%
60代…約4%

300万から400万円を貯金している世代で最も多かったのは40代となりました。
しかし、全世代が5%以下という数値です。
単身世帯で最も多かったのが、金融資産を持っていない割合です。

20代では約45%、30代が約35%、40代が40%となっています。
働き始めたばかりの20代がもっとも多いことが分かります。
金融資産とは、預金や貯金、債権、投資信託などで土地・住宅は含まれません。
そのため、30代よりも40代の方が高い割合になっています。

ファミリー層の平均割合

次に、ファミリー層の貯金割合を見ていきましょう。
300万から400万円を貯金している世帯別です。

子どものいる世帯:約8%
母子家庭世帯:約4%
高齢者世帯:約5%

ファミリー層の多くは金融資産を所有しておらず、貯金割合で最も多いのが500万~700万円となっています。
また、全体の半分が300万円以上の貯蓄があるという結果です。
そのため、貯金額400万円は平均より若干少ないと言えるでしょう。

中央値からリアルな貯蓄額がわかる

400万円貯金

貯金額の平均割合について解説しましたが、平均値は「合計資産を世代の合計人数で割って均等にした数値」です。
そのため、貯金額が少ない人が多くても数億円の資産を所有している人がいれば自然と平均値も上がります。
そこで、よりリアルな数値を知るためには平均値ではなく「中央値」を参考にすると良いでしょう。
中央値とは、世代別に貯金額が少ない人順並べた時にちょうど中央にくる世帯の貯金額です。
平均値とはかけ離れていると思っていても、中央値を見ると現実味を帯びる数値となることが多いようです。

400万円の貯金は多い?少ない?

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単身世帯とファミリー層の平均貯蓄額についてご紹介しましたが、あくまで全体の平均値なので住んでいる地域や家族構成、将来設計によって平均貯金額は大きく異なります。
「家族が多いのでお金が必要」、「持ち家が既にあるので住宅購入の必要なし」など、暮らしている環境は様々です。
現在の貯金額が400万円であっても、将来を考えると「少ない」という方もいますし、今後高額な出費はないとなれば「十分な貯金額」と考える方もいます。

ここで重要となってくるのが、今後どのくらいのお金が必要になるかを考え、それぞれの世帯の必要金額を知ることです。
そのために、簡易キャッシュフローを作成してみましょう。
簡易的にでもキャッシュフローを作成することで、家族それぞれで今後起こり得るイベントや必要な貯金額を知ることができます。
子どもであれば入学や卒業、引っ越し、免許取得、大人であれば車の買い替えや家の改修、介護費用などがかかってくるでしょう。
必要額を知ることで、どのようにすればその金額に近づけるかのヒントが見つかることもあります。

5年で実現可能!400万円貯金する方法

400万円貯金

400万円貯金するためには、毎月66,666円貯金する必要があります。
その金額通りに貯金できれば良いですが、難しいと思う方も多いでしょう。
そこで、5年で400万円を貯金するために実施すべきポイントを3つご紹介します。

家計の見直し

まず必要となるのが、家計の見直しです。
月々どのくらいの収入・支出があるのかを知ることで、節約できるポイントが見つかることもあります。
節約できるポイントを見つけるためにおすすめしたいのが、家計簿です。

本屋などで購入するのも良いですし、スマホでも様々な家計簿アプリは提供されています。
継続することが第一ですので、自分が取り組みやすいものを選びましょう。
ただ家計簿を記入するのではなく、毎週・毎月の見直しをすることも大切です。

先月は大幅に外食費が多かったな、光熱費が高くなっているなど見直すことで反省に活かすことができます。
日々の積み重ねによって、毎月の貯金額は着実に増加します。

収入源を増やす

出費を減らすだけでなく、収入源を増やすことも効果的です。
収入を増やすためには、高収入の企業へ転職や共働きといった方法があります。

小さい子どもがいる、介護者が必要といった場合には、フリマアプリでの不用品販売を行うのがおすすめです。
他にも、インターネットで提供されている「クラウドソーシング」を活用して、仕事を受注し副業を始めてみるのも良いでしょう。

特別なスキルがなくても始められる仕事もあります。
わざわざ職場で働かなくても、在宅で収入を増やす手段は意外とあるのです。

資産運用で増やす

現代は、必死で働いても簡単にお金を増やすのは難しい時代です。
しかし、働いてお金を貯める以外にも投資を活用することで効率的にお金を増やせます。
資産運用が未経験な方の中には、投資に不安を感じる方も多いでしょう。
そこでおすすめしたいのが、「投資信託」です。
投資信託は、投資家から募った金額を専門家が投資家の代わりに運用する金融商品です。
専門家が運用を行ってくれるので、投資初心者でも安心して始められます。

利益がプラスとなった場合に、分配金としてお金を受け取ることができます。
また、少ない金額から始められるのもポイントで、ネット証券の場合は月々500円から投資ができるものもあります。
ただし、投資商品は元本が保証されているわけではありません。
投資信託はお金の運用を専門家に任せられますが、最低限の投資知識は持っておく必要があります。

自己責任で行うものなので大損しないためにもしっかりと勉強しておくと良いでしょう。

まとめ

今回は、400万円を貯金している世代についてご紹介しました。
貯金400万円が多いか少ないかは、世帯それぞれです。
一般的には単身世帯だったら多く、ファミリー世帯にとっては心許ない金額です。
目標の貯金額を決めるには、キャッシュフローを作成するのがおすすめです。
今後どのくらいの出費が想定されるのか、月々の支出合計はいくらなのかを見直すことで明確な目標が立てられます。
目標がしっかりとしていれば、達成するためにどうすべきなのかも見えてきます。
今一度、将来設計について考えてみましょう。