小岩の再開発で賃貸需要がアップ!どんな街づくりが進められているの?

小岩

東京都江戸川区小岩は、都内でも最東端にある地域です。
スナックや風俗店などが見られることから治安が悪い印象を持つ方も多いですが、実は再開発が行われ、賃貸需要がアップすると予想されているのです。
今回は小岩の特徴と再開発の内容、そして賃貸需要がアップする理由をご紹介します。

小岩の特徴をご紹介

小岩
※写真はイメージです。

まずは小岩の特徴をご紹介していきましょう。
小岩は東京駅まで約17分の距離で江戸川区内にある街です。
駅前を歩けばフラワーロードやサンロードといったアーケード街があり、多くの飲食店や商店で食べたり買い物ができたりします。
多種多様な店が並ぶ駅前で、生活に必要なものは基本的に手に入ると言っても間違いではないのですが、残念ながら若者を集めるようなおしゃれな雰囲気はなく、どちらかといえば昭和テイスト溢れるレトロな街となっています。
しかし、物価の安さは非常に魅力的です。
お弁当は1つ280円、古着ショップでは50円のアイテムが売っているなど、驚きの価格で商品がズラリと並びます。
そんな安い商品を求めて小岩にはたくさんの人が訪れているのです。

なぜ小岩の再開発は始まったのか?

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※写真はイメージです。

小岩の再開発が始まったのは10年前の2011年からです。
再開発の話が出たきっかけは小岩駅北口の交通導線で、駅に向かうためには一方通行の小岩駅北口通りを通る選択肢しかなかったことにあります。
交通基盤が脆弱である北口とは反対に、多数の商店街通りを有する南口はすでにロータリーが整備され、8本あるバス路線全てが南口に集約されていました。
自然と南口に人口が流れてしまう問題を解決するためにも、北口を中心とした再開発が行われることになったのです。

また、北口方面の建物は多くが老朽化しており、道も幅が狭くなっています。
再開発によってこれらも改めることで商業面でも活性化できると考え、再開発が計画・実行されています。

どんな街づくりが進められているの?

小岩
※写真はイメージです。

北口に人が集まらない問題をきっかけに始まった再開発ですが、現在は小岩の顔となる南口も再開発の計画が進められており、駅前の様々な地区を発展させることで魅力あふれる場所に進化するようです。
ここからは小岩の再開発をエリアごとに分けてご紹介していきましょう。

小岩駅南口

多くの人が集まる小岩駅南口は段階的なまちづくりが進められています。
「JR小岩駅周辺地区まちづくり基本構想」を基に、現在は駅前すぐの南小岩七丁目地区とその隣の南小岩七丁目西地区、そして南小岩六丁目地区の再開発と周辺を結ぶリングロードと、駅前広場を整備する計画が立てられました。
上記のうち南小岩七丁目西地区の再開発は完了しており、2015年に29階建ての再開発ビルが完成済みです。
各地区を跨ぐように移動できるリングロードを設けることで回遊性を得られ、より見て回りやすく賑わいを創出することができます。

また住環境や地域の安心・安全性も向上し、今以上に土地の高度利用が期待できることから、さらに住宅と商業機能を備える需要が増していくことでしょう。
南小岩七丁目地区でも同様に再開発ビルやショッピング施設、交流施設が想定されてはいるのですが、各施設の機能について議論が行われている状態です。

小岩駅北口

人が集まらないとされている小岩駅北口はどのような計画で再開発が進められているのでしょうか?
小岩駅北口地区では、多くの人から改善してほしいと要望があった北口通りの道幅は9mから18mに拡幅され、駅北口は駅前広場が整備され、これまで南口に集積していた路線バスやタクシーの乗り入れ口を確保する計画で工事が進んでいます。
また、北口地区は再開発でショッピング施設が入る低層ビルと住宅が入る高層マンションを建築する予定となっています。
さらに保育施設やコミュニティ施設の併設の検討も行われており、2029年度には工事が完了する予定です。
完工するのはまだまだ先の話ではありますが、再開発によって便利かつ快適な街へと生まれ変わることに、多くの市民もたくさんの期待を寄せています。

南小岩六丁目地区

駅南口周辺の南小岩六丁目地区では、2019年より既に再開発に向けた建物の工事が始まりました。
南小岩六丁目では小岩駅から南に向かって1街区、2街区、3街区に分けて工事が進められている状態にあります。
1街区にはショッピング施設を中心とした地上10階の建物が「FIRSTA 小岩」が完成しています。
複数の飲食店に薬局、ネットカフェ、医療機関なども整い、利便性のある街へと既に進化してきているのです。

2街区においては地上22階、地下1階の建物が現在建設中で2022年の完成を目指しています。
3街区でも地上33階、地下1階の建物の工事が進んでおり、2026年に完工予定となっています。
2街区3街区のビルどちらも、ショッピング施設やマンションとして使用される予定です。

賃貸需要が高まる小岩

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※写真はイメージです。

ここまで小岩の特徴から不満点を改善する再開発計画までご紹介してきましたが、結局のところ賃貸需要があるのかどうか知りたい人も多いでしょう。
結論を言うと、現在はどの物件も安い賃料となっているので、儲けはそこまで期待できるものではありませんが、再開発によって住み良い街づくりが進んでいけば賃貸需要も望めます。
特に江戸川区では人口の約4割が単身世帯であり、その中でも30代未満の方は9割が賃貸住宅で暮らしているというデータも出ています。(※引用元:平成20年「住宅・土地統計調査」)
これからも東京の中心地に程良く近い距離と物価の安さ、そして発展する街並みから、マンションや賃貸住宅は多く建設されていくと考えられるでしょう。
ぜひこの機会を狙って、小岩での賃貸運営にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

まとめ

今回は小岩の特徴から欠点を補うように進んでいる再開発、さらに賃貸需要についてご紹介してきました。
これまで治安が悪いと囁かれていた小岩ですが、再開発によって安心・安全に暮らせる街に進化していきます。
人が集まる場所ではトラブルも起こりがちですが、様々な対策が行われ、住むのに最適な街として人気を集める日は近いかもしれません。
ぜひ将来的需要も見込める小岩で、賃貸運営を考えてみましょう。