ミニマリストというと、みなさんはどのようなイメージを思い浮かべますか?
必要最低限のアイテムだけで生活を送るため、無駄な支出を減らせると思っている人も多いでしょう。
ミニマリストには、このようなメリットがいくつもあります。
今回は、無駄な支出を減らした生活を送るミニマリストが実践している節約術について解説していきます。
節約したいと思っている人は、ぜひ目を通してみてください。
目次
テレビを手放す
ミニマリストの多くは、テレビを手放しています。
テレビを手放すことで、受信料や電気代などを抑えられるからです。
1年間でおよそ1万5,000円もの節約効果が期待できるため、普段の生活でテレビをほとんど見ていないという人は手放しても問題ないでしょう。
スマホだけで全て情報収集が完結している人なら、テレビがなくても困ることはほとんどありません。
テレビを見なくなると物欲も抑えられるため、より大きな節約効果が生まれます。
家電は最小限に抑える
家電は最小限に抑えることも、ミニマリストが実践している節約術です。
家電は購入する際に大きなコストがかかってしまうため、一人暮らしを始める時にあえて購入しない人もいます。
掃除機の代わりに床用のワイパーを準備したり、トースターを買わずにオーブン機能が付いたレンジを購入したりするのがおすすめです。
中には冷蔵庫や洗濯機を持たない人もいます。
自分自身が必要ないと思う家電はあえて買わず、最小限に抑えることを意識してみると節約につながります。
格安SIMに乗り換える
ミニマリストに限った話ではありませんが、節約のために格安SIMに乗り換える人も増えています。
大手キャリアのスマホと格安SIMを比べてみると、毎月の支払額は5,000円以上変わるというケースが多いです。
格安SIMは2年縛りというような解約の決まりがなく、解約したとしても高額な違約金が発生することもありません。
スマホ代が高いと思っているなら、少しでも早く格安SIMに乗り換えることを検討してみてください。
格安SIMにもいくつか種類がありますが、スマホをどのように使っているのかで選ぶべきタイプが必然的に決まります。
090や080、070といった電話番号を使いたいなら、音声通話SIMが便利です。
また、音声通話ではなくインターネットだけ安く使いたいなら、データ専用SIMがおすすめです。
スマホとセットになっているプランもあるので、どれが自分に適しているか吟味しながら選んでみてください。
つみたてNISAやiDeCoなどを活用する
つみたてNISAやiDeCoなどを活用するのもおすすめです。
つみたてNISAとiDeCoは、いずれも運用益が非課税になるため始める人が増えています。
つみたてNISAは40万円まで積立投資ができ、iDeCoは職業や勤務している企業の年金制度によって年間の積立額が14万4,000円~81万6,000円と大きな差が生まれるという違いがある制度です。
しかし、どちらも運用益が非課税になるためスタートするメリットは大きいです。
またiDeCoの場合は、拠出した掛け金が全て所得控除の対象になるため、所得税や住民税が軽減されるというメリットも持ち合わせています。
例えば、所得税と住民税がそれぞれ10%の人が1年間で12万円の掛け金を拠出すると、2万4,000円の節税になります。
しかしiDeCoは、老後資金の確保が目的となっているので60歳になるまで引き出しができないことに注意しなければいけません。
それに対してつみたてNISAは、所得控除の対象にはなりません。
引き出しに関しては、つみたてNISAだと好きなタイミングでできる仕組みになっています。
より自由度の高い運用をしたいならつみたてNISAを選んだ方が良いと言えるでしょう。
つみたてNISAとiDeCoは、どちらも魅力的な制度です。
資産運用を考えているなら、まずつみたてNISAからスタートし、年齢を重ねてからiDeCoへ移行するケースもあります。
それぞれのライフスタイルに合わせて適切なのはどちらか見極めてからスタートすれば、後悔することもないでしょう。
光熱費や電気代を節約する
ミニマリストは、光熱費や電気代を節約するための工夫も凝らしています。
これまで3DKの物件に住んでいた人が2DKの物件に引越すと、部屋数が減るためエアコンを1台に減らせる可能性があります。
エアコンは家電の中でも電気代がかかります。
節約したいと考えている人にとって、エアコンの台数を減らせるのは大きなメリットです。
他の家電も使わない物はコンセントを抜くと、待機電力も減らせます。
日々の生活の中でちょっとした工夫を凝らすだけでも、光熱費や電気代は十分節約できます。
今まで意識しなかったところも含め、ミニマリストがどのような生活をしているのか参考にしながら実践してみると良いでしょう。
モノを捨てる基準を決める
モノを捨てる基準、みなさんは決まっていますか?
中には、何となく物を捨てている人もきっと多いでしょう。
しかしミニマリストになりたいなら、モノを捨てる基準を決めておくのがおすすめです。
その基準を決める時に押さえておきたいのが、現在家族や自分自身にとって本当に必要なものか、家族や自分が気に入っていて大切にしたいと思っているものか、機能しているかというポイントです。
モノを捨てられない人の多くは、「まだ使える」とか「まだ着るかもしれない」といった理由から収納スペースにたくさんのモノがしまわれています。
また、捨てるのが面倒だと感じてそのままになっている人もいるでしょう。
ミニマリストのような節約生活を送りたいのであれば、気に入っているものや思い出の品、心が満たされると思うもの以外は思い切って捨ててしまいましょう。
ただ捨てるだけではなく、残す量をあらかじめ決めておき、増やし過ぎないように注意することも重要なポイントになります。
まとめ
ミニマリストの多くは、必要最小限の家具や家電だけで生活をしています。
そうすることにより、電気代などを節約できるためメリットが大きいのです。
ミニマリストと同じような生活をするのが難しい場合は、ミニマリストが実践していることを1つでも生活に取り入れてみましょう。
テレビを手放すことや家電は最小限に抑えることは難しいかもしれませんが、格安SIMに乗り換えたり、つみたてNISAやiDeCoなどを活用したりするのはすぐにでもスタートしやすいです。
そして、徐々に生活を変化させていけば多くのミニマリストが実践している節約術を実践しやすくなっていきます。