日々気をつけたい!赤ちゃんや子どもを守る家庭での衛生習慣

おうちで過ごす時間が長くなっている方が多いと思いますが、いかがお過ごしでしょうか。
日本では毎年、梅雨の季節にはジメジメと湿気の高い時期があったり、寒く乾燥して風邪にかかりやすい時期があったりと、カビや細菌、病原菌を意識することが多く、「衛生」という考え方が浸透していると言われています。

今回はそんな「衛生」に改めてスポットを当て、子どもがのびのびと、心も身体も健康的に成長できるよう、家庭で大事にしたい衛生習慣についてまとめました。子どもが快適に過ごせる住環境についても触れていますので、ぜひ参考にしてください。

手洗い・うがい・歯磨き習慣

感染症から子どもを守るため「手洗い・うがい」は重要です。それに加え、「歯磨き」も感染症予防のための大切な習慣です。

歯磨きをおろそかにしていると、菌が増殖してプラーク(歯垢)となります。このプラークには重篤な感染症の原因となる「細菌」も含まれており、これらの細菌がプロテアーゼと呼ばれる酵素を出します。この酵素がのどへと運ばれると、ウイルスたちを気道の粘膜から細胞に侵入しやすくします。
そのため、口の中を磨き残しのない清潔な状態に保つことは感染症から身を守ることにもつながるのです。

子どもが手洗い・うがいや歯磨きをすぐに習慣化することは難しいと思います。そんなときは焦らず、子どもと同じ目線になり、例えば歌を歌いながら一緒に行うなどして一緒に行動するのがおすすめです。
子どもがその行動を面白いものと認識し、自然と習慣に変わっていきますよ!

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片付ける習慣

糸くずや砂ぼこり、ダニ、花粉、ウイルス・細菌等を含んだホコリは、空気が動くことで舞い上がります。

背の低い子どもは、床から近いところで呼吸をしているため、ホコリを含んだ空気を吸い込みやすいです。
また、子どもは大人に比べて免疫機能が未熟なため、そのような物質に過敏に反応してしまうことがあります。

ホコリは「溜めない」ことが大切。定期的な掃除が必要です。
ホコリは物に吸着しやすいため、必要な物以外は収納するようにするとよいでしょう。

片付け上手になるためには、整理をしてモノの置き場所をしっかり決めておくことが重要です。
子どものおもちゃや本などは、子どもが自分で片付けしやすいように、リビング内の収納スペースに置き場をつくり、片付けが習慣化できるような工夫をしてみてはいかがでしょうか。

キッチンを清潔に保つ

子どもは「腸内フローラ(腸内細菌叢)」の発達が未熟で、菌が体内で容易に増えやすく、食中毒菌への感染で重症化することもあります。O157やサルモネラには死亡例もあり、子どもはリスクが高いため、食中毒には十分気を付ける必要があります。

キッチンなどの水回りは特に菌が繁殖しやすい環境です。
食中毒の原因となる細菌やウイルスを寄せつけないようキッチンの清潔を心がける必要があります。

調理中に食べ物が触れる機会の多いまない板は、使い終わったら洗剤でしっかり洗い、熱湯や塩素系漂白剤または消毒用エタノールで除菌します。濡れたままだと効果が弱まるので、水気を拭きとってからの方が有効です。

また、包丁は、刃だけでなく色々なものを触った手で握る柄の方も良く洗浄して除菌しましょう。

流し台の排水口は細菌が最も繁殖しやすい場所なので、塩素系漂白剤などで除菌し洗剤などで汚れをしっかり落とします。

こまめに拭く習慣をつけたいのが「よく触る場所」。水気が多く菌の増えやすい調理台や汚れやすい食卓、家族みんなが手を触れる冷蔵庫や電子レンジのドアノブ、また設定温度の高い野菜室にも菌は潜んでいます。これらは要注意ポイントなので、毎日拭く習慣をつけましょう。

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室温・環境調整

赤ちゃんや小さい子どもは、体温を調整する機能が大人に比べて十分ではありません。
そのため、衣類を調整し、冷房機能などを使い、過ごしやすい環境を整える必要があります。  

また、家にいる時間の長い子どもは「シックハウス症候群」になりやすい傾向があります。シックハウス症候群とは家の建材や塗料などに含まれるホルムアルデヒドなどの化学物質やカビ、ダニなどに反応して体調不良を起こすことです。

赤ちゃんは特に化学物質に過敏で、大人の2倍もの化学物質を吸収してしまうと言われています。

それを防ぐためには、日常的に窓を開けて室内換気をすること、また、体に優しい家で過ごすことが大切です。極力、人体に影響のある接着剤などを使用していない自然素材を使用した床や壁紙、家具などを選ぶとよいでしょう。

自然素材には無垢材、漆喰、珪藻土、炭などがありますが、これらは自然素材ならではの特徴を持っていて、私たちの健康に寄り添ってくれます。

無垢材は空気を多く含んでおり、断熱性や保湿性も高いのが特徴です。美しい木目を持つ天然木の無垢床は、さらっとしているのにあたたかい肌触りで、赤ちゃんも気持ちよく寝転ぶことができます。

また、漆喰の壁はクロスや合板などと違い、合成接着剤を使用していません。さらには多孔質構造で、断面が呼吸し続けるため、ホルムアルデヒドを吸着・分解してくれます。自己浄化作用や汚れの落ちやすさも大きな特徴なので、赤ちゃんや子どもがいる家庭には安心です。
炭にも同様に、有害物質の吸着効果があるので、インテリアとして飾っておくのもおすすめですよ。

まとめ

いかがでしたでしょうか。日々健康に過ごすための衛生習慣として、手洗いうがいや、掃除のポイント、家を快適に保ってくれる自然素材についてご紹介しました。居心地のよい空間をつくりつつ、健康に安心して過ごせる室内環境を整えてみましょう!