いったいなぜ!?マンションにゴキブリが出現する理由と侵入経路や対策方法

ゴキブリ

ゴキブリはどの住処にも現れてしまうイメージがありますが、それでも高層階のマンションには侵入できないだろうと考える方は多いです。
しかし、実際には高層階のマンションでもゴキブリは出現します。
なぜマンションでもゴキブリが現れてしまうのでしょうか?
今回はマンションにゴキブリが出現してしまう理由から、どこから侵入してくるのか、どうすればマンションでゴキブリ対策が行えるかをご紹介していきます。
マンションにゴキブリが入ってこないか心配な方はもちろん、すでに遭遇してしまい早急に対策を講じたい方もぜひ参考にしてみてください。

ゴキブリはどこから侵入してくるのか?

家

水や餌を探し回るゴキブリはいつの間にかたどり着いた住宅に潜み続けます。
まずは憎いゴキブリがどこから侵入してくるのか知っておきましょう。

ベランダ

ゴキブリは地上から這い上がってベランダへと浸入することができます。
ベランダの窓はよく開け閉めすることが多い場所です。
ベランダで洗濯物を干す方は特に出入りが多いことでしょう。
出入りが多くなると、きちんと閉めたつもりがうっかり空いていたということもよくあります。
ゴキブリは小さなすき間も見逃さない生物です。
空いた部分から侵入されて室内に入り込んできます。

玄関

ゴキブリは人間同様に玄関から入ることも多いです。
気が付かない人は多いですが、玄関の天井の方から這って侵入することもできてしまうのです。
特に郵便受けとドアが一体になっているマンションでは、そこから侵入させる可能性が非常に高くなっています。

排水溝

排水溝からも浸入できるのがゴキブリの厄介な点です。
どこのマンションでも絶対に排水溝は欠かせないものなので外すことはできませんし、ゴキブリは排水溝のような湿気の多い場所が大好きなのです。
キッチン、浴室、洗濯機周辺など、排水管が通っている部分にはゴキブリが現れる可能性が高いと覚えておきましょう。

エアコン

ゴキブリはエアコンから侵入することも可能です。
室内から伸びるエアコンのダクトホースを使い上ってきます。
たった数センチの場所も上手にくぐり抜ける能力があるので油断してはなりません。

マンションでもゴキブリが現れる原因とは?

マンション

出ないと言われるマンションでもゴキブリを見かける人は多いです。
高くも飛べないはずのゴキブリはどうしてマンションで見かけてしまうのでしょうか?
その理由は、ゴキブリは飛べるためです。
飛ぶと言っても高い位置から低い位置への移動であるため飛び回ることはありませんが、マンションの3階程度までなら飛べると言われています。
そのため1回で長く飛べなくても、再度飛んで上階に達することもできてしまうのです。
ただ基本的に侵入できる部屋を発見したらその場にとどまるので、あまり上の階で見ることはないでしょう。
1~5階だと年平均3.5回の発見が、6~10階になると1.2回までに落ちます。
そして11階以上になると0.7回といったように減少していくのです。

春にゴキブリ対策を強化しよう

春

ゴキブリの卵は気温が20℃以上になると孵化し始めます。
なるべくゴキブリが発生しないためにも、気温が上がる前の春頃に対策しておきましょう。
行っておくべき対策として、孵化させないように殺虫剤を使用するのがおすすめです。
マンションで殺虫剤を使用するなら煙が出ない霧タイプを使いましょう。
また、外からゴキブリが侵入しないようにすることも大切です。
特にマンションのような集合住宅は近所からゴキブリが移動してくる可能性もあるでしょう。
侵入を防ぐためにも毒餌が仕組まれたブラックキャップやホウ酸団子、ゴキブリホイホイなどを設置したり、ハーブやアロマ、ハッカ油などを使って寄せ付けないようにしたりするのがおすすめです。
ただし、小さい子どもやペットがいるご家庭は、毒餌を口に入れてしまうと人体にも悪影響を及ぼしてしまうので注意が必要です。

具体的なゴキブリ対策3つ

掃除

最近は色んなゴキブリ対策が生み出されていますが、その中でも3つ具体的な方法をご紹介します。
完全に防ぐことは難しいかもしれませんが、できる限り侵入を防いでいきましょう。

生ごみや食品の扱いに注意する

ゴキブリは香りを嗅ぎ分けられる嗅覚を持っていて、好みの香りがあるとそこに集まる可能性が高いです。
生ごみなどの腐敗臭に加え、玉ねぎやじゃがいものような野菜の香り、ビールの発酵した香りも好む傾向にあります。
そのため、生ごみはできるだけすぐに処理をして綺麗にしたり、野菜などはキッチンに放置せず野菜室を利用したりしましょう。
また、ゴキブリにも嫌いなにおいは存在します。
ハッカ油などのハーブ系の香りや柑橘系の香りが苦手なので、侵入してきそうな部分に吹きかけておくと良いでしょう。

侵入経路をできる限り塞ぐ

ゴキブリが入ってこられないように、できる限り侵入経路を塞いでおくことも大切です。
ゴキブリは玄関や窓のすき間、換気扇、排水溝などから侵入する恐れがあります。
すき間がある場合は侵入しないようにテープやフィルターを貼っておきましょう。
排水溝にはゴキブリが入ってこられないようにゴミ受けの設置やネットをかけておくのがおすすめです。

駆除剤も活用する

万が一マンションでゴキブリを見かけた場合は、駆除剤も活用していきましょう。
繁殖力が高いゴキブリは1匹見つけて駆除したとしても、別の個体が潜んでいる可能性もあります。
煙が出ない霧タイプの殺虫剤ならマンションでも安心して利用できます。
また、先ほどご紹介したブラックキャップやホウ酸団子、ゴキブリホイホイ、アロマ、ハッカ油などをうまく活用しながらゴキブリが嫌がる環境を作りましょう。

まとめ

今回はマンションにゴキブリが出現する理由と侵入経路や対策方法についてご紹介してきました。
高層階ならゴキブリは現れないとイメージする人も多いですが、実際は確率が低いだけで現れる可能性は十分にあります。
繁殖力も高く、一度住処にしてしまうと高い頻度で目の前に現れてしまうかもしれません。
そうならないためにも、マンションでもゴキブリ対策は必須と言えます。
今回ご紹介した対策方法を参考に、ゴキブリが侵入せず万が一侵入してもすぐに立ち去るような環境を作っていきましょう。