一人暮らしをスタートするなら、ワンルームの部屋を自分らしいインテリアで整えたいと憧れも膨らむでしょう。
しかし、限られたスペースのワンルームはインテリアを整えるコツを知らないと意外とコーディネートが難しいものです。
今回は、ワンルームのインテリア選びのポイントと、おすすめのレイアウトをご紹介しましょう。
目次
1Kとはどう違う?
ワンルームとはワンルームのインテリアを考える前に、1Kとワンルームの違いについて確認しておくと安心です。
両者の違いは、空間に仕切りがあるかどうかです。
部屋の中にドアなどの仕切りがない間取りがワンルームで、玄関やキッチンから部屋までが1つの空間になっています。
1Kの1は1部屋、Kはキッチンを意味し、1つの部屋とキッチンがあり、間にドアなどの仕切りがある間取りが1Kです。
インテリアを考える場合、ワンルームは空間が1つという部分を考慮しておきましょう。
ワンルームのインテリア選び、どこがポイント?
ワンルームは仕切りがなく間取りがシンプルで、部屋を広く見せやすい点が特徴となります。
逆に言えば、限られたスペースを有効活用し、廊下などを排除して生活空間を確保している間取りとも言えます。
つまり、基本的にワンルームのインテリア選びは空間を広く見せることがポイントです。
ワンルームの特徴を生かしながらインテリアを選ぶコツをご紹介しましょう。
背の低い家具を選ぼう
ワンルームの部屋を広く見せるには、家具の高さが大切です。
背が低いロースタイルの家具を選んで、視覚的な広さを演出しましょう。
例えばローベッドなら縦方向の空間が広く見えて、天井が高く感じられます。
同系色でまとめるとスッキリ
ワンルームのインテリアは、同系色でまとめてスッキリさせましょう。
特に白や淡いベージュなどのカラーで統一すると圧迫感のないレイアウトが作れます。
メリハリのあるスッキリとしたカッコよさを狙うなら、黒で統一しても良いでしょう。
黒にポイント使いでアルミ系の金属カラーや、ダーク調の木目使いをするインテリアもおすすめです。
可愛らしいピンク系でインテリアを作りたい場合にも、ビビットなピンクは避けて同系色で統一すればスッキリと仕上がります。
大きめの鏡やガラステーブルで視覚効果を狙おう
空間を広く見せるアイテムとして、大きめの鏡もおすすめです。
視覚的な鏡のトリックで、部屋に空間と奥行きが広がります。
テーブルもガラスのコーヒーテーブルを選べば圧迫感がなく、床面が見えて広さを演出できます。
兼用タイプの家具ならスペース確保も叶う
スペースが限られるワンルームのインテリアでは、収納兼用タイプの家具を上手に活用するのもポイントです。
多くの家具を置いてしまうと圧迫感が出てしまうので、引き出し付きのベッドやソファダイニングなどの兼用タイプ家具を選んでみてください。
ワンルームのおすすめレイアウトは?
スペースが限られるワンルームにおすすめのレイアウトを見ていきましょう。
ベッドと家具を平行に配置する
まずは、部屋の左右にベッドと家具を配置するレイアウトです。
ワンルームの多くは、部屋に入って正面に窓がある間取りなので、シンプルに左右の壁に家具を平行に配置するだけで動きやすい空間が作れます。
横に幅がある部屋や、縦に長い部屋などにおすすめのレイアウトです。
壁に沿ってL字に配置
ベッドを部屋の奥に配置し、サイドの壁に家具を配置するL字レイアウトもワンルームにおすすめです。
家具が片方の壁にだけ配置されているので、もう片方の壁が広く見えて開放感が生まれます。
部屋が広い場合はコの字!
ワンルームでも8帖以上の広さがあるならコの字レイアウトが可能です。
ベッドを部屋の奥に配置して、両サイドの壁にソファとテレビ台を配置します。部屋の真ん中にくつろぐスペースができ、快適な空間を確保できます。
仕切りでメリハリを出すのもおすすめ
広いワンルームなら、パーテーションなどで空間を仕切ってみても良いでしょう。
キッチンと生活スペース、ベッドとその他のスペースなどを仕切ると、インテリアにメリハリがつきます。
パーテーションの代わりに棚で仕切れば、収納スペースも確保でき部屋の使い勝手もより良くなるでしょう。
どんな注意が必要?
お気に入りのインテリアを上手にレイアウトするためには注意したいポイントがあります。
ワンルームの部屋を広々と見せて、使い勝手の良い快適空間にするための注意点をご紹介しましょう。
背の高い家具は入り口側に
人の視線は、部屋に入った時に対角線上に自然と向かいます。
そのため、部屋の対角線上に背の高い家具を置いてしまうと圧迫感を感じやすいです。
奥行きを広く感じさせるために、背の高い家具は入り口側に配置しましょう。
部屋の対角線上には何も置かないか、低い家具を置くようにするとワンルームの部屋に開放感が生まれます。
コンセントの位置は把握しておく
家具をレイアウトする前に、コンセントの位置を確認しておきましょう。
ワンルームの部屋で限られたコンセントを家具でふさいでしまうと、部屋の使い勝手が悪くなってしまいます。
どうしてもレイアウト上でコンセントが家具の陰になってしまう場合は、事前に延長コードを設置してください。
部屋のテーマはあらかじめ決めておく
ワンルームの部屋を素敵に演出するには、部屋のテーマを決めてからインテリアを選ぶようにしましょう。
家具のテイストや色味がばらばらだと、どうしても統一感のない部屋になってしまいます。
モダン系やナチュラル系などテーマを絞るのが難しい場合は、インテリアのベースとなるカラーだけでも決めてみてください。
例えば、白ベースの部屋ならカラフルな色をポイント使いしてポップに仕上げたり、モノトーンカラーでシックなワンルームにしたりするのも素敵です。
まとめ
ワンルームのインテリアは、いかに空間を広く見せるかがポイントとなります。
実際の部屋の広さよりも広く感じるような空間作りを意識しましょう。
家具の高さは低めで統一し、高い家具を置く場合は入り口近くに配置することをおすすめします。
また、使う色味にも統一感を持たせましょう。
ぜひご紹介した部屋を広く見せるインテリア、レイアウトの方法を活用し、快適なワンルーム生活を叶えてください。