最近では、副業でトランクルーム投資をする方が多くなっています。
トランクルームとは、普段使わないものを保管しておくためのスペースです。
物を持たない暮らしが流行っていることや、都市部のマンションなどの収納スペースが少ないことから、トランクルームの需要が増えてきています。
しかし、いざ始めようと思っても、何から始めればいいのか分からないものです。
また、投資ということでリスクが気になる方も多いでしょう。
そこで今回は、トランクルーム投資を成功させる方法についてご紹介していきます。
トランクルーム投資に興味がある方や、失敗したくないという方はぜひ参考にしてみてください。
目次
トランクルーム投資を始めるメリット
まずはトランクルーム投資のメリットについてご紹介していきましょう。
低コストで始められる
マンションやアパート経営に比べて、低コストで始められるのがトランクルーム投資です。
初期費用が数百万円と安いため、低予算で開業することもできます。
また、土地を借り上げて、初期費用も全額負担してくれるプランが用意されている会社もあります。
高利回りが期待できる
初期費用やランニングコストが低ければ高い利回りにも期待できます。
マンションやアパートの利回りが3~8%程度と言われている中、トランクルームの場合は15%以上になるケースも多いです。
稼働率が高くなれば高くなるほど、高い利回りに期待できるでしょう。
また、トランクルームは解約が少ないので、契約をすれば安定的に長い期間での収入を得られます。
管理費の手間があまりかからない
マンションやアパートなどの場合、建物の設備の修繕など管理費が多くかかります。
また、入居者同士でトラブルがあればオーナーという立場で介入する必要も出てくるでしょう。
しかし、トランクルームの場合はこれらの管理費や手間などがマンションと比べてあまりかかりません。
トランクルーム投資の失敗事例&対策方法
マンションやアパート経営と比べて、トランクルーム投資は何かとメリットが多いです。
しかし、条件が悪かったり、対策をしなかったりすれば失敗してしまう可能性もあります。
ここからは、トランクルーム投資の失敗事例と対策方法についてご紹介していきましょう。
立地の悪さ
トランクルームは、どこで活用しても成功するというわけではありません。
屋外や屋内など、適切な立地やエリアなどがあり、活用する場所がどんなトランクルームに向いているのか確認する必要があります。
屋外型の場合は車でアクセスしやすい場所にあるのか、敷地へ入りやすいのかが重要です。
また、室内型の場合は利用者や駅の近くにあることが理想的です。
持っている土地が物置や倉庫に向いていないのであれば、他の土地活用方法と合わせて検討した方が良いでしょう。
賃料設定
トランクルームは物置や倉庫なので、アパートやマンションのような高い賃料設定はできません。
そのため、利用者1人あたりの金額が低くなります。
平均的な賃料設定として、屋外型が2,000~7,000円、屋内型で3,000~20,000円という相場になっています。
価格競争をしてしまえば収益が下がってしまい、失敗するリスクは高くなるでしょう。
トランクルームをどんな人が利用するのかをしっかりと調査し、地場の需要に合ったトランクルームを提供しなければいけません。
盗難被害
トランクルームの管理を怠ると、盗難被害に遭ってしまう可能性もあります。
基本的に管理人などがいない無人経営で、利用する人は認証キーなどを使って24時間荷物を出し入れできるという仕組みです。
そのため、誰が出入りしているかも把握できないので、荷物が盗まれたり荒らされたりする被害が出てしまうのです。
盗難被害が発生したトランクルームは解約されやすく、新しい利用者を見つけるのも難しくなります。
実質的に経営が悪化してしまうため、盗難被害が起きないように工夫することが大切です。
例えば、トランクルームを貸し出す時は荷物への保障がないことを事前に告知し、同意してもらった上で貸し出しを行います。
また、火災保険や盗難保険を掛けられる会社を選ぶのもおすすめです。
トランクルーム投資を成功させるための秘訣
トランクルーム投資を失敗させないための方法について知ったところで、次は成功させる秘訣についてご紹介していきます。
トランクルーム需要のある土地を選ぶ
トランクルーム投資を成功させるために最も重要なのは、「需要のある土地を選ぶ」ということです。
自宅で保管できないものを収納するという目的の人がほとんどなので、立地が重要になってきます。
需要の高い土地というのは、収納スペースのなさそうなマンションが多く建っている場所です。
また、供給する側の観点で言えば、他会社のトランクルーム数も重要になります。
他にもトランクルームが多くあるという場合は、空室のリスクも高くなってしまいます。
コンテナ・ルームサイズもニーズに合ったものを選定
トランクルーム投資をする際は、コンテナ・ルームサイズを利用者の保管需要に応えたもので選ぶ必要があります。
個人で利用する人が多いため、個人向けのニーズに応えるサイズを選ぶようにしましょう。
サイズが大きすぎてもスペースを持て余してしまいますし、小さすぎても収納スペースの意味がなくなってしまいます。
集客力・マーケティング力の強い業者を選ぶ
トランクルーム投資を成功させるためには、集客力やマーケティング力の高い業者を選びましょう。
アパートやマンションなどの住居用不動産のように、利用者を募集するネットワークが確立していません。
居住用物件のように利用者を見つけることができないので、広告や営業、マーケティングなどでオリジナルなルートを持っている業者を選ぶようにしてください。
まとめ
ここまで、トランクルーム投資のメリットや、失敗させないための対策、成功させる秘訣についてご紹介してきました。
これらのポイントを押さえておくことで、十分利回りを出せるビジネスと言えます。
まずは、持っている土地がトランクルーム投資に合っているのかを考えましょう。
そこから、利用者のニーズなどをしっかりと調べ、最適な方法でトランクルーム投資を行うようにしてください。