何らかの理由で引っ越しをしなければいけなくなった時などに自宅の売却を検討する人も少なくありません。
戻ってくる見込みがない場合は、固定資産税などを支払い続けるよりも売却した方が良いと考えられるためです。
今回は、自宅を売却する時に少しでも高値をつけるためのポイントなどを解説していきます。
目次
自宅を高く売るためのポイント
自宅を売るなら、少しでも高値で売却したいと思うものです。
そこでまずは、自宅を高く売るためのポイントからご紹介していきましょう。
早めに売却する
自宅を売りたいなら、早めに売却するようにしましょう。
築年数が経過すると劣化してしまうため、価値は下がってしまいます。
中古住宅の買値は土地の価格も含めたものになるため、土地の価格が上がっていれば物件の価格は上がる可能性があります。
しかし、土地の価格も下がっているとかなり価値が低くなってしまうので、少しでも早く売ることは重要だと言えるでしょう。
土地の価格が横ばいや下落傾向となっているエリアの場合は、築年数の経過と共に物件の価値もどんどん下がってしまいます。
いずれ売却したいと思っているのであれば、早めに売却しておいた方が納得の価格がつく可能性が高いです。
正しく査定してもらう
自宅の売却は、不動産会社に依頼するのが一般的な方法です。
その時、不動産会社にどのくらいで売れそうなのか査定してもらい、それを元にした売り出し価格を決定します。
不動産会社の査定額は相場に合うものだと信じている人も多いですが、査定額が低すぎて後悔してしまったというケースもあります。
住宅はいったいどのくらいで売れるのかわからないため、不動産会社から提示された価格を鵜呑みにしてしまう人は少なくありません。
また、査定額が高すぎて売れなかったという事例も存在します。
相場と比べると明らかに高すぎるのに、気付くことができず、査定額を信じてしまうというケースです。
このような失敗を防ぐには、いくつかの不動産会社から査定を出してもらうのがおすすめです。
査定を出してもらう時は、なぜその査定額になったのか根拠も説明してもらうと良いでしょう。
そうすることにより、安すぎる・高すぎるといった事態は回避できます。
そして、正しい査定額の範囲内で高く売却できるようになります。
正しく査定してくれて販売力が高い不動産会社を見つけたい場合は、不動産一括査定サイトを利用するのもおすすめです。
不動産一括査定サイトは、無料で利用できるので試しに使ってみるのも良いでしょう。
価格交渉を踏まえた売り出し価格にする
売り出し価格に関しては、価格交渉されることを前提に考えて高めに設定するのがおすすめです。
あまりにも高すぎると問い合わせが減ってしまう可能性もありますが、相場より少し高いくらいなら興味を持ってくれる人も多いと考えられます。
内覧した人に対して値下げを打診すると、「これくらいの値段にしてくれたなら、購入を前向きに考えたい」という気持ちになり、成約にもつながりやすくなります。
住宅ローンの返済や住み替えに必要な資金を確保するためにも、ある程度高値で売れるような工夫を凝らすことは大切です。
不動産会社の選び方も大切!チェックすべきポイントは?
自宅を売却する際に依頼する不動産会社の選び方も大切です。
続いては、不動産会社を選ぶ時にチェックすべきポイントについて解説します。
住宅の売却が得意かどうか
不動産会社はたくさんあり、それぞれ得意としている分野が異なります。
自宅を売却したいのであれば、住宅の売却を得意とした不動産会社を選ぶようにしましょう。
不動産会社によって、地方の戸建を得意としている、特定エリアのマンションを得意としている、など違いがあるのです。
得意な物件やエリア、その周辺地域の情報に詳しく、売却を効率的に進めるためのノウハウも有しています。
物件を購入したいと思っている顧客を抱えているケースもあるため、不動産会社の得意分野はあらかじめ把握しておくようにしてください。
得意な物件やエリアは、ホームページなどに掲載されている売却実績で確認したり、査定時に聞いたりすることで把握できます。
担当の対応はどうか
担当者の対応も不動産会社選びにおける重要なポイントになります。
不動産会社のスタッフは、1人でいくつもの売却物件を担当しています。
そのため、お願いしたことをなかなかやってもらえない、連絡をしたのになかなか折り返しがない、など不満を感じてしまうこともないとは言い切れません。
忙しい担当者はそれだけ優秀な人材だと考えることもできます。
それでも、しっかりと対応してくれるスタッフが在籍している不動産会社もあります。
担当の対応に関しては、メールの返信がすぐに来るか、必要事項に過不足はないか、などをチェックしてみましょう。
数日待っても連絡がない場合は、あまり対応が良くない担当者だと考えられます。
不動産の知識を豊富に持つスタッフがいるか
担当するスタッフが不動産に関する知識を豊富に持っているか否かという点も、確認すべきポイントです。
知識が豊富であれば、売却活動中に困ったことがあっても適切なアドバイスをもらえます。
また、購入希望者に対して自宅に関する適切なアピールもしてもらえるでしょう。
知識とノウハウを活かし、値引き交渉にも上手く対応してもらうことができます。
担当者の知識がどれくらいあるか確認するためには、査定時に気になる部分を質問してみたり、査定結果の内訳を聞いたりするのがおすすめです。
知識を豊富に有しているスタッフなら、その場で素人にもわかりやすく説明したり、質問に答えたりしてくれるはずです。
自宅を含む不動産を売却する機会はめったにありません。
そのため、不動産関連のビジネスをやっている人出ない限り、知識がないのは当然だと言えます。
知識がないまま自宅を売却しようとすると、相場より大幅に安い価格になってしまう可能性もないとは言い切れません。
満足度の高い売却益を得るためにも、不動産の知識を豊富に持つスタッフがいる不動産会社を選ぶことは重要です。
まとめ
自宅の売却を検討した時、少しでも高く売る方法を考える人が大半だと考えられます。
不動産会社に売却を依頼するという方法が一般的ですが、中には適切な査定をしてくれないところも残念ながら存在します。
安い価格で売却して後悔しないようにするためには、今回紹介したポイントを押さえながら売却活動を進めてみてください。