家を建てると決めたら、ハウスメーカーに相談しましょう。
ただし、ハウスメーカーはたくさんあるので、どの業者を選べばいいのか迷う方も多いです。
納得のいく家を造ってもらうためにも、ハウスメーカーは比較して選ぶことをおすすめします。
今回はハウスメーカーの比較が重要な理由や比較のポイントなどを解説していくので、家づくりを考えている方はぜひご参考ください。
目次
ハウスメーカーの比較が重要な理由
ハウスメーカーごとに出来栄えから性能、価格、信頼性、施主の満足度まで異なります。
例えば外観や内装はおしゃれでも、価格が予算以上になってしまったり、担当者の対応が不親切だったりすれば満足のいく家づくりとは言い切れません。
自分たちが納得のいく家づくりと対応をしてくれるハウスメーカーを選ぶ必要があります。
建てた後に「やっぱりあっちのメーカーが良かったかも」とならないためにも、ハウスメーカーはしっかり比較していきましょう。
ハウスメーカーを比較するポイント
ハウスメーカーを比較すると言っても、具体的に何を見ればいいのか分からない方がほとんどのはずです。
チェックしたいポイントは6点あるので、詳しくご紹介しましょう。
各社の住宅性能
住宅は基本的に長い間家族が暮らす場所なので、住宅性能は特に重要です。
例えば日本は地震や台風が多いので、耐震性や耐風性は重視したい性能です。
他にも、近年は省エネ性能や断熱性・気密性も注目が集まっています。
具体的にどのような住宅機能が付帯されるのか、また性能面でデメリットになる部分がないか確認しましょう。
構造・工法
住宅の構造は木造・鉄骨造・鉄筋コンクリート造の3つに分けられます。
それぞれメリットとデメリットの部分があり、ハウスメーカーによって得意な構造も異なります。
さらに、工法も構造ごとに様々な種類があり、独自の工法を使っているメーカーも多いです。
各社が強みとする構造や工法を比較し、デメリットに対してどんな工夫をしているのかも確認すると良いです。
デザイン性
自分たちが理想とする見た目になれば、住まいに対してより強い愛着が湧くはずです。
デザインもハウスメーカーごとに得意なものがあるので、モデルハウスや完成見学会などに参加して確認してみましょう。
また、デザインは見た目だけの話ではなく、生活動線や住みやすさも配慮された設計かどうかもポイントです。
おしゃれな家でも住みにくかったら意味はないので、見学会ではその点もチェックしていきましょう。
価格面
それぞれの家庭で家づくりにかけられる予算に限度があります。
予算内で理想を実現できるかどうかも、ハウスメーカー選びのポイントです。
単純に単価だけで見るのではなく、内訳の説明、価格の根拠、オプションの扱いなどを聞き価格の全体像を見て、メーカーごとに比較していくと良いでしょう。
サービス・サポート体制
サービス・サポート面でも満足できるハウスメーカーが理想です。
人によって求めるサービスとサポートは異なるので、自分に合っているものを比較から選んでいきましょう。
長く住んでいると不具合や修繕が必要となるので、建てた後もサポートを任せられるハウスメーカーを選んでください。
会社の信頼性や担当者の人柄
ハウスメーカーは全国的に有名なところが多く、信頼性は高めです。
しかし、全ての業者が信頼できるとは限りません。
支社や支店、さらに担当者によって対応や相性の良し悪しは違うので、同じメーカーでも利用者からの評価にはバラつきがあるのです。
特に担当者と相性が悪いとなかなか先に進まず、また不誠実な対応を取られる可能性もあります。
真摯に向き合い、要望に合わせて適切なアドバイスをくれる担当者が理想的です。
担当者の人柄や会社の信頼性も確認し、気持ち良く家づくりができるハウスメーカーを選びましょう。
ハウスメーカーと工務店ならどっちがいい?
家を建てられる業者にはハウスメーカー以外に工務店もあります。
そもそもハウスメーカーと工務店の違いに知らない方も多いでしょう。
ハウスメーカーと工務店のどちらがいいかは個人差があるので、違いとどんな人に向いているのかご紹介します。
ハウスメーカーと工務店の主な違い
独自のブランドで広範囲にわたって展開する会社がハウスメーカーです。
対応エリアが広く、住宅の仕様や規格も統一されているという特徴があります。
そのため、一定の品質で住宅やサービスが提供され、経営も安定しているのでサポートも充実している点がメリットです。
モデルハウスや見学会も各地でやっているので、実物を見て検討できるのもハウスメーカーの強みです。
一方、工務店は地域密着型で営業するところが多く、地元に根差した家づくりが得意です。
その地域の風土や性質を理解しているので、快適な住宅が作れます。
工務店の大きな特徴は、設計から工事まで全て自社で担っていることです。
ハウスメーカーの場合、施工を行うのは下請け会社となるので、設計士など各スタッフと連携が取れていないとミスも起こりやすいです。
一方、工務店は自社の職員が施工を行うので、各スタッフとの情報共有が的確という点が安心できるポイントです。
安心感を重視するならハウスメーカー
社会的な信用性や価格面など安心感を重視する場合はハウスメーカーがおすすめです。
ある程度、仕様や規格が決まっているので工務店と比べて自由度はやや下がりますが、それでも一定の品質が保たれるメリットは大きいです。
また、有名な会社も多く、アフターフォローがしっかりしているところが多いことも安心感重視の方におすすめのポイントと言えます。
こだわり派なら工務店
工務店は特別仕様や規格が決まっているわけではないので、より自由度の高い家づくりが可能です。
ハウスメーカーと比べて価格は高くなってしまいがちですが、自由な間取りとデザインで家を建てられます。
少し高くても細かい部分までこだわって理想の家を建てたい時は工務店も検討してみましょう。
まとめ
ハウスメーカーごとに得意なことや強み、サービス・サポート内容は違うので、知名度だけで1社を見るのではなく、様々な会社の情報を集めてみてください。
きちんと比較することで、本当に納得のいくハウスメーカーを選べます。
また、人によっては工務店の方が合っていることもあるでしょう。
ハウスメーカーだけではなく工務店も一緒に比較して、依頼を検討してみてください。