家具やリネン類に何を選ぶかではなく、どんなレイアウトにするかによって寝室の過ごしやすさが変わります。
広々とした部屋が良いという人もいれば、狭い部屋が落ち着くという人もいるでしょう。
6畳の寝室では、ベッドの大きさや配置が部屋の印象を大きな影響を与えます。
今回は、ベッドの配置やインテリアの選び方など、6畳の寝室におすすめのレイアウト実例をご紹介します。
目次
6畳はどれくらいの広さ?ありがちな6畳の間取りとは?
6畳とは、畳を6枚並べた広さのことです。
種類によって畳のサイズにも違いがありますが、一般的には1枚の面積が182cm×91cmの「中京間」という畳が使われています。
寝室に使われるほか、子ども部屋にも6畳の間取りが多いでしょう。
畳をどのように並べるかによって部屋の形が変わるので、これに合ったレイアウトが必要です。
一般的には縦に2枚、その上下に横向きの畳を1枚ずつ、さらに縦に2枚並べて四角形にした部屋が多くなっています。
6畳に置くならどんな寝具がいい?
6畳のスペースに置くなら、どんなサイズのベッドが良いでしょうか。
ベッドには1人用のシングル、1.5人用のセミダブル、2人用のダブルのサイズがあります。
他にもクイーンサイズやキングサイズがありますが、6畳に置くならシングルからダブルまでのサイズが適しています。
大きいベッドはゆったり使えますが、部屋の面積に対してベッドのサイズが大きすぎると寝室が狭くなります。
また、ベッドと壁、家具の間には最低でも60cm空いていないと使いにくいでしょう。
6畳の寝室にドレッサーやキャビネットなども置きたい場合は、シングルサイズのベッドか布団にするのがおすすめです。
ベッドを置く位置で空間が変わる?
ベッドを縦に置くか、横に置くか、どの向きにするか迷ったことはありませんか?
どのようにベッドをレイアウトするかによって、部屋のイメージが変わります。
ここh、ベッドの位置で変わるレイアウトを紹介します。
枕元は窓の下、ベッドをコーナーに寄せた時のレイアウト
ベッドを角に寄せ、窓の下に枕がくるように壁に沿って置くと、通路が広くなります。
ただし2人でベッドを使う時は、壁側の人はベッドの足元からしか上り下りできません。
布団をめくる必要があるので、隣の人の眠りを妨げるかもしれません。
枕元は壁、ベッドをコーナーに寄せた時のレイアウト
ベッドを角に寄せ、枕側を壁の前にすると足元に広いスペースができます。
足側の壁に時計をかけたり、テレビを置いたりするとベッドに座ったまま見ることができるので便利です。
しかし2人で使う場合は、窓側の人が寒い・暑いと感じ、窓に打ち付ける雨風の音も聞こえやすいでしょう。
ベッドを真ん中に寄せた時のレイアウト
ベッドの上下左右にスペースを空けると、ベッド専用ルームのような贅沢感があります。
ただし他に家具を置こうとすると、狭く感じてしまいます。
このようなレイアウトにするならテレビやテーブルを置かず、リラックスすることに専念しましょう。
収納スペースが欲しい場合は、ベッド下に収納するか、ベッドに引き出しがついているものがおすすめです。
ベッドを壁に寄せて部屋中央に置いた時のレイアウト
枕元か足元を壁に寄せ、ベッドの左右を空けると左右どちらからでも移動できます。
2人で使う場合もお互いを起こすことなく移動できるでしょう。
ただし、両方がベッドサイドテーブルやテーブルランプを使いたい場合は2つずつ用意する必要があります。
6畳を有効活用!おすすめのレイアウトは?
広いとはいえない6畳は、レイアウトにも工夫が必要です。
ベッドをゆったり使いたいのか、他にも家具を置きたいのか、優先順位を決めてベッドのサイズ・レイアウトを決めてみましょう。
ナチュラルで統一感アップ
壁紙や家具を木目に統一すると、ナチュラルなイメージなります。
クッションやランプなど、インテリアの色も同系色を意識すると、さらにオシャレな雰囲気になるでしょう。
観葉植物を置くのもおすすめです。
大人っぽさで落ち着きある寝室へ
壁紙をカラーにする場合、ボルドーやダークブラウンなどの渋い色にすると大人っぽい印象になります。
家具・リネン類も、シックなものを選べば、落ち着いたイメージになるでしょう。
アンティーク風の家具を使って、ホテルのようにラグジュアリーな空間にするのもおすすめです。
ワンポイントカラーでメリハリを
壁紙やカーテン、ベッドシーツの色味を統一してシンプルにしたら、差し色になるクッションを置くと遊び心のある寝室になります。
観葉植物のグリーンを映えさせるのも良いでしょう。
また、部屋の一角だけ壁紙の色を変えるのもおすすめです。
カラフルにしたいところを限定すると、メリハリがついておしゃれになります。
モダンテイストでスタイリッシュな寝室
ブラックとホワイトをテーマカラーにした、モダンな寝室も人気があります。
都会的なイメージにするには、使うテイストを統一すること。
例えばニューヨーク風のインテリアは、アイテムを揃えやすいのでおすすめです。
ブラックとホワイトのモノトーンに加えるなら、ブラウン系の家具にしましょう。
温かみのあるカラーで統一感
ベッドにお気に入りのクッションやぬいぐるみをたくさん置くと、温かく可愛いイメージになります。
暖色系のカラーで統一すれば、より温かみがアップします。
また、マリンモチーフやクリスマスモチーフなど、季節感を統一させればそれぞれの柄が違っていてもまとまるでしょう。
インテリアが好きな人にもおすすめです。
清潔感のある白を基調に
リネン類だけでなく、壁紙や家具も全てホワイトを基調にすれば、清潔感を演出できます。
汚れが見えやすいですが、こまめに掃除や洗濯をする習慣も身に付くでしょう。
また、壁とベッドが同化して見えるので6畳でも広い印象になります。
冬でも明るく、窓から差し込んでくる光がより気持ちよく感じられるかもしれません。
まとめ
狭いと感じる人も多い6畳の寝室ですが、レイアウトを工夫すれば快適に過ごすことができます。
ベッドの配置や、インテリアの色や素材にこだわって、お気に入りの空間に変えましょう。