皆さんは「アーバンモダン」というインテリアのスタイルをご存じでしょうか?
何となく聞いたことはあるけど、具体的にどのようなコーディネートを呼ぶのか分からないという方も多いでしょう。
今回の記事では、アーバンモダンについての詳細やインテリアに取り入れる際のポイントについてご紹介していきます。
アーバンモダンについて気になっている方は、ぜひ目を通してみてください。
目次
アーバンモダンとは?
アーバンモダンとは、具体的にどのようなインテリアのスタイルなのでしょうか?
言葉の意味や他のスタイルとの違いについて、詳しく解説していきます。
アーバンモダンの意味
アーバンには「都会的な・都市の」という意味があり、モダンには「近代的な・近代の」という意味があります。
2つの言葉の意味を合わせて考えると、「近代的で都会的なスタイル」と言えます。
その2つの言葉の意味から、「洗練された・かっこいい・おしゃれ」というイメージが備わっているのです。
「洗練」という言葉には「余計なものを取り除いて磨き上げ、上品に仕上げる」という意味があるので、アーバンモダンの部屋は「あまり物は置かず、シンプルで高級感があるインテリア」であることがポイントになります。
金属やガラス、スチールなどの無機質な素材を使うことで人工的で合理的なイメージを作り出します。
スッキリとしたデザインの家具や色味はモノトーンを主流にしながら、クールな印象にまとめるのがアーバンモダンのスタイルです。
シンプルモダンと何が違う?
インテリアコーディネートのテイストである「モダン」は、大まかに分けるとアーバンモダンとシンプルモダンに分けられます。
シンプルモダンとは、飾り気のない金属やガラスなどの無機質な素材を使って、直線的で軽快なインテリアスタイルのことです。
色味は白や淡い色を基調とし、メタリックやガラスなどの透明感のある色合いも取り入れられています。
素材に関しては両スタイルとも同じ部分もありますが、アーバンモダンには革製品などが使われ、色味はモノトーンが基調になるところがシンプルモダンとの大きな違いと言えるでしょう。
アーバンモダンにおすすめの素材
アーバンモダンのインテリアには、上記でも触れたとおり無機質で都会的な印象を与える素材がおすすめです。
例えば、アイアンやガラスなどの無機質な素材とレザーやファブリックなどを組み合わせることによってクールな印象かつ暖かい雰囲気を演出できます。
他にも、ダークブラウンのウッドや大理石なども相性の良い素材です。
しかし、木材のインテリアを多く置きすぎると都会的な印象がなくなってしまうので、全体的なバランスを見ながら適度に木材のインテリアを取り入れてください。
アーバンモダンをインテリアに取り入れるポイント
アーバンモダンをインテリアに取り入れるには、ポイントがいくつか存在します。
押さえておきたいポイントをご紹介していきましょう。
色味を統一させる
アーバンモダンな雰囲気の部屋にするためには、色味を統一させることが大切です。
使う色は2~3種類に抑えて、モノトーンや寒色系のカラーでまとめるようにしましょう。
例えば、黒×白で組み合わせると、メリハリのついたクールな部屋になり、白×グレー×黒など、グラデーションになるような色を取り入れると、優しい印象の部屋にすることもできます。
このように、グレーやブルーグレーなどの寒色系のニュアンスカラーも白や黒と相性が良いのでおすすめです。
他にも、ダークブラウンはさりげなく自然な雰囲気を与えてくれるので、モノトーンで尖った印象を和らげ、上品さも演出してくれます。
部屋のアクセントとして、シルバーなどを取り入れるのも良いでしょう。
参考にすべきは高級ホテル
アーバンモダンの部屋は、洗練された高級感が漂う雰囲気が特徴です。
このような雰囲気は、おしゃれで高級感のあるホテルを参考にするとイメージしやすいでしょう。
高級ホテルの客室にはそれぞれのテーマカラーに沿ったモダンな空間が多いですが、モノトーンや寒色系の色味を選びながら家具や雑貨の選び方・レイアウトを参考にしてみてください。
異素材を組み合わせるのもおすすめ
無機質な印象の空間は味気ない印象になりがちですが、家具などに異素材を組み合わせるとこなれ感が出ておすすめです。
例えば、ガラス板のリビングテーブルにレザー素材のソファ、シルバーのライト、ふわふわしたラグなど、柔らかい素材と硬い素材、輝きのある素材とマットな素材など、異なる素材の質感をアクセントにすると、こなれた印象のインテリアが完成します。
家具は直線的なものを選ぶ
テーブルやソファなどには、「曲線デザイン」のような丸みのあるデザインと「直線的なデザイン」が存在します。
直線的なデザインの家具を選んだ方がシャープで都会的な印象になりやすいのでおすすめです。
アーバンモダンを取り入れた後に注意すべき点
インテリアにアーバンモダンを取り入れた後も注意すべきポイントがいくつかあります。
生活感を出さないようにする
アーバンモダンを取り入れてかっこよく変身した部屋も、生活感が出た途端に高級ホテルのような雰囲気は崩れてしまいます。
見える収納は避け、基本的には隠す収納をメインにしていくようにしましょう。
ディスプレイとして飾る物のみ、表に出ている状態が望ましいです。
部屋は広めの方が良い
基本的に暗めの色を使用するため、元々の空間が狭いとより狭く窮屈な印象を与えてしまう可能性があります。
そのため、雰囲気を取り入れるなら広めの空間に取り入れた方が良いでしょう。
ただし、ホワイトを基調にしてアーバンモダンな空間を作ることも可能なので、空間が狭い場合は拡張色であるホワイトインテリアで統一させるのも1つの方法です。
まとめ
今回はアーバンモダンの特徴や取り入れる方法についてご紹介しました。
洗練された雰囲気を作るには、まずは物を多く置きすぎないということが大切です。
そこに、配色や素材にこだわった家具や雑貨をコーディネートすることで、都会的な雰囲気を作ることができます。
今回の内容を参考にしつつ、部屋作りを楽しんでみてください。