注文住宅で失敗しないために知っておきたいこととは?

注文住宅

納得できる家を建てるまでには3回かかると言われるほど、家づくりはとても難しいものとされています。
さらに注文住宅となると、あれこれこだわったのに失敗したと感じてしまうこともあるようです。
そこで、注文住宅で失敗しないために知っておきたいポイントを紹介していきます。
注文住宅で失敗しないために、これらの例を参考にしてみましょう。

注文住宅は失敗が多い?その理由は?

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自分でこだわって注文したのに、結果的に失敗してしまったと感じる理由は何でしょうか?
注文住宅は、自分の思い描く住宅を形にできるため人気も高いのですが、多くのことを施工主である自分たちで決めていかなければなりません。
ほとんどが、注文住宅が初めてなのに、住宅の設計や構造を決めていくとなれば、後から後悔してしまう部分も出てしまうでしょう。
また、理想というイメージがあったものの、実際にその通りにしてみたら思い描いていたものと違ったという場合もあり、結果的に失敗と感じてしまうこともあります。
その結果、注文住宅で失敗したと感じてしまうのです。

注文住宅の失敗例から学ぼう

注文住宅

注文住宅では、どのような場所にどのような失敗があるのでしょうか?
ここでは、注文住宅の失敗例を紹介していきます。
失敗例を知ることは、今後注文住宅を設計する際に知っておきたいことです。
自分自身の家づくりのためにも、参考にしてみましょう。

玄関の失敗例

玄関は、家の印象を決める際に重要な部分です。
家の顔とも呼ばれる所ですが、失敗例として多いのは収納、照明です。
玄関には靴だけでなく傘や雨具、コート類を収納したいという方もいるでしょう。
しかし収納部分を高くしたら圧迫感があったり、逆に収納が少なくて何も入らなかったりと様々な問題があるようです。
また玄関の扉から照明スイッチが遠くて不便という失敗例もあります。

キッチンの失敗例

普段家事する人に合わせると失敗が少ないといわれるキッチンですが、それでもスペースや高さ、収納での失敗が多くあるようです。
キッチン収納を多くしたら作業スペースが少なくなった、憧れのアイランドキッチンにしたら収納がなくなった、キッチンの高さが合わず疲れてしまうなど、使ってみたらがっかりしたケースがあります。

洗面所やお風呂場の失敗例

日常の家事と関わってくる洗面所やお風呂場では、広さや動線で失敗だと感じることがあります。
特に朝の時間は、学校や仕事に出掛ける時間が重なりがちです。
そのため、洗面所が込みやすくなり、広さが十分でないと感じることが多いようです。
また洗濯機を置くスペースはあったものの、掃除用具を収納できる場所がなく、スムーズな動線にならないなど、実際に住んでみて気が付くという失敗もあります。

リビングの失敗例

家族の時間を過ごすリビングでは、できるだけゆったりとした時間を過ごしたいと考えますが、結果的に失敗となるケースがあります。
特にリビングとキッチンが仕切られていない場合、リビングに匂いが伝わりやすく、お客様を迎えるリビングに匂いが広がってしまいます。
また、自然の太陽光にこだわって窓を多く設置したら、日差しが強くてリビングにいられないという失敗もあります。

収納の失敗例

日々の生活を送る中で収納の多さや使いやすさは欠かせない部分ですが、こだわりすぎた結果、不便になってしまうことがあるようです。
多くの収納ができるように広く場所を取ったのに、広く取り過ぎたためまとまりにくくなってしまったり、収納場所をまとめてしまったことで動線が複雑になってしまったりして失敗に感じてしまうことがあります。
また収納場所を確保するために屋根裏も活用したが、夏は暑くて取りに行けないなども問題もあるようです。

部屋の失敗例

部屋といっても寝室や子ども部屋などがありますが、部屋の用途別に失敗例があります。
他の部分に収納がないため、部屋にまとめて収納を作ったら家具が置きにくくなったり、コンセントの配線がずれて思った場所に家具が置けなかったりという失敗と同時に、子ども部屋が足りなくなったという失敗例も多いようです。

そのほかの失敗例

注文住宅の失敗は、家の中だけとは限りません。
例えば憧れのバルコニーを設置したら道路沿いでほとんど使えない、おしゃれならせん階段を設置したら子どもが落ちそうになった、インナーガレージにしたら排気ガスの匂いが気になるなど、便利やおしゃれなデザインにした結果、それが後悔や失敗になってしまうケースも少なくないようです。

注文住宅で失敗しないために気を付けたいポイント

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注文住宅は自分で決めた家なのに、失敗したと感じたら気分も沈んでしまうでしょう。
注文住宅で失敗しないためには、以下のポイントに気を付けてみましょう。

・優先順位を決めておく
注文住宅にするには、何を重視したいのか優先順位を決めておくとよいでしょう。
もちろん全てにこだわりたいと思いますが、こだわりすぎてうまくいかない部分も出てきます。
優先順位を決めることで、重視したいポイントがわかりやすくなります。

・動線を考える
家事や生活動線を整えると、心地よい空間になりやすいです。
これにより、家での生活がストレスに感じにくくなります。
家事や生活動線を考えることも、成功への大きなカギでしょう。

・窓の大きさ、枚数、位置を考える
窓の大きさや枚数を考えると、家具を置ける場所や陽当りが変わってきます。
これによって採光の加減も変わるため、大きさや枚数と合わせて位置についても考えましょう。

・余裕ある収納
注文住宅なら、収納の大きさや数も決められます。
収納を大きくしすぎて少ない位置に置くのもいいのですが、ポイントに合わせて収納場所を決めておくとジャンルや用途別の収納ができます。
見やすく、使いやすくなるように余裕ある収納を心掛けましょう。

・配線やコンセントの位置を確認する
コンセントの位置や数は、その後の生活を便利にも不便にもします。
後から工事するのは大変なので、事前に配線やコンセントの位置、数を確認しておきましょう。

まとめ

一生に一度の経験となる注文住宅は、建売に比べて自由な設計ができる反面、決めなければならないことが多くあります。
夢や希望の詰まった注文住宅にしたかったはずなのに、結果的に失敗となってしまってはもったいないでしょう。
注文住宅で失敗しないためには、失敗例から学ぶことが大切です。
失敗例を多く知り、回避するための方法を見つけてみましょう。