一戸建て住宅の平均坪数は、35~40坪とのことです(住宅金融支援機構)。都会と地方では大きく違うと思いますが、2階建ての家と駐車場を考えるとちょうどこのサイズになります。
コンパクトで必要十分な広さですが、使い勝手の良い庭までは作ることが出来ないのが現状です。そんな少しのスペースでも、ウッドデッキとフェンスで開放的なプライベート空間を作ることができます。
目次
ウッドデッキのサイズ
標準的なウッドデッキのサイズは、横2.5m×奥行2mです。布団を干したり、小さな子供がビニールプールで遊べたりするサイズです。
家族(4~5人)でBBQをしたいのであれば、横2.5m×奥行3.5mになります。これは6畳に相当する広さです。
どちらのサイズでも、周りはフェンス(1.8~2.0m)で囲ってしまいましょう。せっかくウッドデッキを作っても、周りの視線が気になると使用頻度が格段に落ちてしまいます。
ウッドデッキの活用事例
ここからは日常生活での活用事例を紹介します。
布団などの大物干しやDIYに活躍
洗濯物は、2階のベランダやドラム式洗濯機で乾燥させればよいのですが、布団などの大物を干すには広いスペースが必要です。またノコギリやペンキを使うDIYも出来れば外で行いたいものです。
日々発生することではありませんが、こういったときにウッドデッキはとても役立ちます。またデッキの高さを部屋の床と同じにすれば、部屋から出入りもスムーズです。
子供の遊び場、家族とのプライベートBBQ
子供が小さいうちは、ビニールプールやボール遊びのスペースとして利用できます。フェンスで囲っているので、車や周囲の目を気にする必要もありません。日差しが強いときはシェードを設置して紫外線をカットします。シェードや取り付け接着用フックは、ホームセンターで安価に購入できます。
家族で外ごはんやBBQに使用すれば、キャンプ気分を手軽に味わえます。キッチンまで一直線なので、後片付けも簡単ですし必要なものはキャンプ用チェアーと机くらいです。
木炭を使ったBBQは、ウッドデッキを痛める原因になったり、お隣に煙やにおいが届いたりしてしまいますので、あまりお勧めではありません。代わりに卓上型IH調理器を使えば、煙も少なく、火おこしも不要、普段のIH対応フライパンで事足りますので、こちらをお勧めします。
まとめ
ウッドデッキだけだと周囲の視線が気になりあまり使い勝手が良くありませんが、フェンスで囲むことで活躍の場が広がります。
デメリットとしては、経年劣化への定期的なメンテナンスやデッキ下の手入れがあります。ランニングコストについては施工する工務店などから事前に話を聞いておくほうが良いと思います。
少ないスペースでも屋外との接点を持つことが可能なウッドデッキは、一考の価値はあると思います。