Wi-Fiをマンションで快適に使うには?選び方のポイントなどを詳しく解説!

Wi-Fi

スマートフォンやパソコンといった電子機器は、私たちの生活になくてはならないものになりつつあります。
より快適な利用を求めて、マンションでWi-Fi契約を検討する方も多いでしょう。
通信速度が求められるWi-Fiですが、マンションでのWi-Fi利用は通信速度が遅くなるというケースがあるので注意が必要です。
今回は、マンションでWi-Fiを快適に使うために知っておくべき情報や選び方のポイントについてご紹介します。
マンションで快適にWi-Fiを使いたい方や、どのWi-Fiが自分に適しているのか知りたい方はぜひ参考にしてください。

目次

マンションでWi-Fiを使うには?

Wi-Fi

マンションでWi-Fiを使うにはどんな方法があるのでしょうか。
ここでは、マンションで主に使われているWi-Fi利用方法を5種類ご紹介します。
通信速度や利用できる範囲などそれぞれ特徴があるので自分に合った利用方法を選びましょう。

テザリング:お手軽・一時的な利用向き

新たな契約やWi-Fiルーターの購入などを避けたい方は、スマートフォンのテザリング機能を使うと良いでしょう。
テザリングとは、手持ちのスマートフォンをWi-Fi代わりにして、パソコンやタブレットなどをインターネットに接続する方法です。
特別な機器を用意する必要がなく、スマートフォンさえあれば場所を選ばずインターネット利用ができます。

マンションでWi-Fi利用するにあたって新たな契約は必要ないですが、テザリングはスマートフォンを利用した接続のため、通信料やバッテリーの消耗などが激しいです。
そのため、一時的な利用には向いていますが、日常的に長時間パソコンを利用したい方には向いていません。
また、スマートフォンのキャリアや選択しているプランによって、テザリング利用に上限が設定されている場合もあります。
通常のスマートフォンの利用と比べて、テザリングはより多くのデータ通信が必要になります。

契約プランにもよりますが、契約しているデータ使用量を超えると、スマートフォンに速度制限がかかり、快適に利用できなくなるので注意が必要です。
テザリング利用を頻繁に行う場合は、データ無制限のプランを選択しておくと安心でしょう。

ホームルーター:マンションで手軽にWi-Fiを使いたい方向け

一時的ではなく、安定したインターネット接続を希望する場合には、ホームルーターの利用がおすすめです。
高速データ通信が実質無制限で使えます。
ホームルーターもWi-Fi利用にあたって開通工事は必要なく、手軽に導入できるWi-Fiです。
利用方法は、コンセントにホームルーターを挿しこむだけなので、届いた日からWi-Fiが使えます。
マンションで開通工事ができずに断られた方や転勤など引越しの可能性のある方はホームルーターを検討してみても良いでしょう。

ホームルーターは、利用先の変更を申請するだけで、転居先でもそのまま使用できるので利便性が高いからです。
デメリットは、光回線と比べて通信速度が遅いという点です。

ホームルーターは有線接続ではなく、各キャリアの基地局から発信する電波を受信してインターネットに接続しています。
電波環境によっては、通信速度が不安定になる場合もあるでしょう。
また、契約上使用エリアは、登録した場所に限定されるので、出先で利用することはできません。

ポケットWi-Fi(モバイルWi-Fi):外出先でもネット回線を利用したい方

マンション以外の場所でもインターネットを利用したい場合には、持ち運びができるポケットWi-Fiがおすすめです。
携帯と同じような大きさのWi-Fiルーターのため、ポケットWi-Fi、モバイルWi-Fiと呼ばれています。
スマートフォンを使ったテザリングよりも安定して利用できるため、出張や旅行用のWi-Fiとしても役に立つでしょう。
また、モバイル回線を利用しているので、マンションへの設置工事などは不要なため、手軽に使い始めることができます。
料金プランも豊富に用意されており、低容量の激安プランからデータ無制限プランまであります。
利用頻度や利用料を確認し、自分に合った料金プランを選択すると良いでしょう。
ポケットWi-Fiの欠点として、通信速度の遅さが挙げられます。
ホームルーターや光回線と比べて、端末が小さいため通信速度が劣ります。
また、ホームルーターと同じく、ポケットWi-Fiも基地局から電波を受信する仕組みです。
電波環境によって、通信が不安定になる場合もあるので注意しましょう。

マンション備え付けの回線:できるだけ手間を省きたい方

マンション備え付けの回線は、マンションが一括でインターネット回線を契約しており、新たに回線契約をする必要がありません。
最近目にする機会の多い「Wi-Fi付き物件」などがマンション備え付けの回線に該当するでしょう。
既にインターネット回線が備え付けられているため、入居後すぐにネット回線を利用できます。
個人で一から契約先を探す必要もなく、Wi-Fiルーターの設置やネットの手続きにかかる手間や費用も不要なので、時間や労力をかけたくない方に向いているでしょう。

その他のメリットとして、マンションが一括契約をしているため、個人で契約するよりも安く利用できる点が挙げられます。
Wi-Fiの利用料は家賃や管理費に含まれていることが多く、別途支払う必要はありません。
デメリットは、入居後利用したい回線が出てきても変更できない点です。

変更したい場合は新たに個人で契約が必要となります。
備え付け回線分の利用料は家賃などに含まれているため、結果的に二重で支払うことになるので注意しましょう。
通信速度に関しては、同じマンションの住民と回線を共有しているため、土日や夜間など利用者が多い時間帯は通信速度が遅くなりやすいです。
オンラインゲームなどで通信速度にこだわる方は、光回線など速度の速いWi-Fi契約をおすすめします。

光回線:高速通信を求める方

オンラインゲームや仕事などでリモートワークが多く通信速度を必要とする方には、光回線がおすすめです。
光回線とは、光ファイバーケーブルを利用してデータを送受信する通信回線を指します。
光回線の最大の特徴は、通信速度の速さが挙げられます。

また、他の通信方法と比較して、電波干渉を受けにくいため通信が安定しているのも特徴です。
また、データ容量が無制限のため、複数人・複数台のパソコンを接続しても快適に利用することができます。
光回線を利用するデメリットは開通工事が必要な点です。
マンションの共有設備まで回線が来ている場合は除いて、開通工事には時間がかかります。
申し込みから開通までには、一般的に2週間以上かかると考えておきましょう。
3月など引越しシーズンに該当する場合は、工事が込み合うため、2~3ヶ月かかってしまうケースもあります。

マンションのWi-Fiが遅いと感じる原因

Wi-Fi

通信速度が遅いと、作業が滞ったり、閲覧に時間がかかったりと、仕事の利用でもプライベートでもストレスが溜まります。
マンションでWi-Fiを利用し、通信速度が遅いと感じる原因には戸建てと異なる特有の問題もあります。
ここでは、マンションのWi-Fiが遅いと感じる原因について4つご紹介しましょう。

1本のインターネット回線をマンション全体で共有している場合

1本のインターネット回線を共有している場合、利用者数によって通信速度に影響がでます。
使う人数が多い時間帯や土日や夜間などで、通信速度が遅い場合、回線が混雑している可能性が高いでしょう。

一般的に、マンションで利用する回線は1本の回線を共有し、各部屋まで接続されています。
多くの住民が同時にインターネットを利用すると回線に大きな負担がかかるため、処理しきれずに通信速度の遅さにつながるでしょう。

設備が古く光回線を利用していない

ネット回線の中で、最も早い速度とされているのは光回線です。
設備が新しいマンションであれば、光回線が利用されているケースが多いですが、設備が古いマンションの場合、光回線を利用していないケースも考えられるでしょう。

通信速度が低いADSL回線やケーブル回線である場合もあるからです。
各回線の最大速度を比べると、光回線が最大1Gbpsに対して、ADSL回線が50Mbpsとなり、光回線の20分の1ほどの速度のため、遅さを感じるでしょう。
また、光回線を契約していても、モデムから各住戸に使われるケーブルが通信速度の低いタイプであれば室内のWi-Fi速度は遅くなります。

インターネット機器やルーターに問題がある場合

インターネット利用時に急に通信速度が不安定になり改善しない場合は、端末や周辺機器が原因になっている可能性があります。
複数の端末のうち1つの端末のみ速度が遅いのであれば、その端末に不具合があると考えられるでしょう。
もし、接続しているすべての端末が遅い場合は、ルーターの設置位置や電波干渉が原因かもしれません。

Wi-Fiの電波は遮蔽物や電波干渉の影響を受けやすく、Wi-Fiの設置場所によっては通信が途切れたり速度が遅くなったりしがちです。
コンクリートの壁は電波を通しにくく、遮蔽率の高い金属は電波を反射しやすいので通信強度に影響が出やすいでしょう。
また、Wi-Fi電波と同じ周波数の家電が近くにある場合も注意が必要です。
Wi-Fi電波が2.4GHz帯の場合、電子レンジやコードレス電話といった家電などと電波干渉が発生する場合があります。

ルーターの性能が足りていない場合

各住戸に速度の速いインターネット回線が用意されていても、ルーターの性能が足りなければ十分な通信速度は得られません。
Wi-Fiには通信規格があり、ルーターの通信規格が以前のものである場合、最大通信速度に対応できていません。

Wi-Fiは規格が新しくなると通信速度が速くなります。
そのため、なるべく最新の規格に対応したルーターの使用がおすすめです。
通信規格は、Wi-Fiルーターの背面などに添付されたラベルから確認ができます。

Wi-Fiの速度を改善する方法

Wi-Fi

マンションでWi-Fi利用中に通信速度の遅さが気になった場合、すぐに改善できる場合もあります。
大きなトラブルではない場合、まずは自分の手で簡単な方法から試していくと良いでしょう。
ここでは、通信速度の改善方法について7つの対処法をご紹介します。

ルーターの設置場所を移動する

Wi-Fiルーターを設置して間もない場合や設置場所を変えたばかりであれば、設置場所が原因になっている可能性があります。
一般的にWi-Fiのルーターは部屋全体に電波が届きやすく、遮る障害が少ない場所への設置が良いでしょう。
設置場所は、床に直置きではなく、1~2m程度高い場所に設置すると快適な通信が望めます。

端末の電源を切る、再起動させる

パソコンやスマートフォンの一時的な不具合であれば、再起動することで改善されるケースも多いです。
長時間の連続使用などにより、プログラムに不具合が生じ、その影響で通信が不安定になることもあります。
再起動することにより、メモリの状態がリセットされるので、動作が改善される場合もあります。

スマートフォンの不具合は、複数のアプリを同時に起動してメモリ不足が原因になっている場合も多いです。
テザリングとして利用する際は、使用していないアプリを終了させてメモリに余裕を持たせておきましょう。

ルーターや接続端末を再起動する

パソコンやスマートフォンと同様に、無線ルーターやモデムを再起動させてみてください。
これらもプログラムで動作する精密機械のため、プログラムの誤作動により不具合が生じる場合があるからです。
ルーターやモデムは電源をオフすることなく絶えず稼働しているため、高温が原因で不調が生じることもあります。

電源を落とし、しばらくしてから再起動することで改善することもあるので、改善が見られない場合は試してみてください。

ルーターやモデム(回線終端装置)のケーブルを確認する

再起動でも改善が見られない場合、ルーターやモデムを接続するケーブルを確認してみましょう。
家具の移動などで、ケーブルが外れていたり、断線したりするケースも考えられるからです。
緩みはないかしっかり奥まで差さっているか確認しましょう。
また、長い間使用している場合、経年劣化で傷んでいる場合もあります。

破損や異常がある場合は新しいものに交換しましょう。

ネットの使用時間を変えてみる

ある一定の時間帯に通信速度が遅くなるのであれば、回線の混雑が原因の可能性が高いです。
先述したように、マンションでは利用者が同時にインターネットを利用した場合、通信速度に影響が出やすくなります。
違う時間帯に接続し、通信速度の改善がみられる場合は、利用者の混雑が原因でしょう。
快適に利用したい場合は、混雑時を避けて利用するようにし、通信量が大きいアプリのダウンロードなどもその時間帯で済ませるようにします。

ルーターを新しいものに替える

接続している端末の通信速度がすべて遅い場合は、ルーターに問題があるかもしません。
購入から時間が経ち、故障していたり、古い規格のWi-Fiであれば、スペックが低く、通信速度が落ちたりします。

Wi-Fiルーターの通信速度を確認し、IEEE802.11aのような古い規格であれば、速度の速い規格のルーターへ買い替えましょう。

他のネット回線へ乗り換える

マンションのネット回線が古い、速度が頻繁に遅くなるなど通信速度にストレスを感じているのであれば、思い切って他のネット回線へ乗り換えましょう。
光回線やホームルーター、モバイルルーターなど用途に合わせて選択できます。
速度を必要としない通常の利用方法であれば、光回線を使用しなくても問題はありません。
光回線を使用したい場合は、光回線が利用できるマンションなのか、また導入したい光回線の提供エリアかなど確認が必要です。

マンションで使うインターネット回線の選び方

Wi-Fi

マンションを含めて利用できるインターネット回線はいくつかあります。
ここでは、インターネット回線の種類と選び方についてご紹介します。

インターネット回線について

インターネット回線は、大きく分類すると3種類あります。
それぞれの特徴は以下のとおりです。

光回線

現在主流となっているのが光回線です。
光ファイバーケーブルを使用して、インターネット通信ができるサービスです。
大容量のデータが送受信できるだけでなく、無線LANルーターがあればWi-Fiでの利用も可能です。

光回線の仕組みは、通信設備を収容しているOLTから、住んでいる部屋に設置されているONUまでを有線接続しているので回線も安定して高速の通信ができます。
今まで利用されていたADSLやISDNに比べると、1秒間に遅れるデータ量が多く、動画やビデオ通話、オンラインゲームなどもストレスを感じずに楽しめるのが特徴です。
また、毎月のデータ通信量に上限を設けていないので、気兼ねなく楽しめます。
しかし、光回線には一般的なIPv4を通信回線としていて、利用者が多くなる時間帯によっては一時的に速度の低下を引き起こす可能性があります。
新しい回線としてIPv6もあり、こちらはまだ利用者数が多くないため、混雑が起こりにくいです。
同じ光回線でも、このような違いによって快適さが変わる可能性があることを知っておきましょう。

また、光回線を利用するには開通工事が必要です。
開通工事は申し込んでから約3週間程度の時間が必要になります。

ホームルーター

ホームルーターは、大きなルーターを自宅に設置して、インターネット通信ができるサービスです。
電波を専用の端末で受信しているので、その端末から発信されるWi-Fiでインターネットが利用できる仕組みです。
自宅にあるコンセントにルーターの電源を差し込むだけなので、光回線のような工事は不要です。
ただし、電気は常に使っている状態なので利用できるのは屋内に限られます。

賃貸物件やマンションなど、建物で光回線工事が行われていない場合に使いやすいサービスです。
ホームルーターは、同時に接続できる端末の多さが特徴で20台~60台くらいは同時に接続できるとされています。
家族でインターネットを利用する場合は、最も安定して使えるでしょう。
しかし、無線接続なので回線速度が不安定になるケースもあります。

ポケットWi-Fi

ポケットWi-Fiは、小型サイズのルーターを持ち運んで使います。
光回線のように工事が不要なだけでなく、自宅と外出先の両方で利用できるのが特徴です。
開通工事の手続きもいらないので、申し込んで数日で自宅に届けばすぐに利用できます。

ポケットWi-Fiは、ホームルーターのように電波を使ってインターネットに接続し、電波をキャッチして端末から発信されているWi-Fiを使ってインターネットに接続する仕組みです。
ポケットWi-Fiは、光回線に比べて料金が安くなっています。

光回線の場合、毎月4,000円~6,000円程度の利用料が必要ですが、ポケットWi-Fiでは毎月3,000円~4,000円程度です。
手軽に外出先でも利用できるメリットもありますが、やはり光回線に比べて速度制限や回線速度の不安定さがあります。

そのため、オンラインゲームなどをしている場合、有線の光回線に比べて速度の不安定さが気になることでしょう。
他にも、スマホ同様データ通信量に上限が設けられているので使いすぎにも注意しなければなりません。

料金について

マンションでWi-Fiを利用する場合、光回線業者、速度、プロバイダ別のプラン料金などを比較して検討してみましょう。

光回線の場合

サービス名料金プラン最大通信速度プロバイダ
フレッツ光 東日本3,135円~6,050円(+プロバイダ料金)1Gbps300社以上から選択可能
フレッツ光 西日本3,520円~4,950円 (+プロバイダ料金)1Gbps300社以上から選択可能
ドコモ光4,400円1Gbps24社以上から選択可能
au光4,180円~5,500円1Gbps7社以上から選択可能
ソフトバンク光4,180円1GbpsYahoo!BB
楽天ひかり4,180円1Gbps楽天ブロードバンド
OCN光3,960円1GbpsOCN
@nifty光4,378円1Gbps@nifty
NURO光2年プラン:2,530円~3,190円 3年プラン:2,090円~2,750円2GbpsSo-net
BIGLOBE光4,378円1GbpsBIGLOBE

マンションの場合、戸建て住宅とは異なる料金プランになります。
ドコモ、au、ソフトバンクなどキャリアが展開するサービスでは、スマホとセット割にすると毎月さらに割引を受けられるでしょう。

ホームルーターの場合

サービス名料金プラン最大通信速度同時接続数
ソフトバンクエアー4,186円 (25ヶ月以降は5,368円)2.1Gbps128台
WiMAX4,268円 (25ヶ月以降は4,818円)2.7Gbps40台

ホームルーターの主要2社の料金です。
ソフトバンクエアーは、同時に接続できる台数がとても多いので、Wi-Fi利用台数の多い家庭でも気にすることなく利用できます。

ポケットWi-Fiの場合

サービス名料金プラン最大通信速度通信回線
ドコモ・3GB:5,665円 ・無制限:7,315円4.2Gbpsdocomo 4G LTE docomo 5G
WiMAX・無制限:4,268円 (26ヶ月以降は4,818円)2.7GbpsWiMAX 2+ au 4G LTE au 5G
ワイモバイル・7GB:4,065円 ・無制限:4,818円2.4GbpsSoftBank 4G LTE SoftBank 5G

ポケットWi-Fiの主要3社の料金です。
大手キャリアのドコモは、最大通信速度が速くて安定しているのが特徴です。
料金がお得なのは、ワイモバイルという結果になっています。

選び方について

マンションで使うインターネットについて、どのように選ぶべきか迷うこともあるでしょう。
選び方については、最も重視したい点によって異なります。
ここでは、選び方のポイントをいくつかご紹介していきます。

利用可能なエリアかどうか

マンションタイプのインターネットを利用する際には、利用可能なエリアかどうかを知ることが重要です。
エリア対象外であれば、使いたくても使えないからです。
そのためには、提供エリアについて調べておきましょう。
光回線の場合、フレッツ光、フレッツ光回線を利用してサービスを提供している光コラボであれば、全国に対応しています。

光コラボは、将来的にマンションから戸建てに引っ越した場合でも利用できるので、光回線の解約や新規手続きの手間がかかりません。
使い方や将来についても考えてから契約してみてください。

データ量はどれくらいか

データ量は、無制限プランにすると気兼ねなくいつでもインターネットが利用できます。
家族が多い場合は、このようなプランにしておくと、誰もが好きな時に自由に使えるので利便性も高いです。
しかし、無制限は制限が設けられているのに比べて料金も高くなりがちです。
無制限プランで快適に使いたいなら光回線、少しでも安く快適に使いたいなら光コラボ、限定された人しか使わないなら適した料金プランを選ぶことで上手に利用できるでしょう。

ただし、毎月のデータ量が無制限であったとしても「直近3日で7GB以上」など短期間の速度制限を設けているケースもあるので、詳しい内容も含めて比較してみてください。

通信速度について

インターネット契約時に注目したいのが通信速度についてです。
各インターネット回線では、「最大〇Gbps」といった最大通信速度が記されています。

光回線は通信速度の速さが特徴で、光コラボと違ってユーザー数の少なさから回線が混雑しにくく、安定した状態でインターネットが利用できます。
しかし、この数字は理論的な値であり、実際にはこの数字ほどの速度が出ることは少ないです。
そのため、通信速度を少しでも早いものにしたいなら、実測値を測定するのがおすすめです。
実測値の計測は、通信速度測定サイトを使うと簡単に測定できます。

サイトによってはインターネットを利用している方の通信速度の測定結果と平均値がまとめて表示されているものもあり、これらを参考にしながら実際の速度を知っておくと便利です。

月額料金を比較する

続いて、月額料金について比較してみましょう。
インターネットに使う月額料金は、大きな差が生じています。
契約前に確認しておくと、無駄なく適したプランが見つかります。

サービス名月額料金(平均)
光回線マンション:4,000円~5,000円
ホームルーター3,000円~4,000円
ポケットWi-Fi4,000円~5,000円

回線別の料金相場を比較してみましょう。
この月額料金に加えて、契約時には事務手数料や工事費、Wi-Fiルーターの端末料金などが月額料金とは別に必要です。

月額料金だけで比較すると光回線がお手頃な価格に感じますが、さらに割引キャンペーンなどを併用すると一定期間よりお得になるでしょう。
キャンペーンは、会社やプロバイダなどで行うケースもありますが、光回線とスマホのセット割やキャンペーンなども充実しているので、タイミングによってはより長くお得に利用できます。
ただし、これらのキャンペーンは乗り換え、新規契約などの条件が付いている場合もあるので、対象にならない可能性もあります。
またキャンペーンなので、いつ行われるかを事前に知ることができません。
ピッタリのタイミングでキャンペーン時期に重なれば、お得に利用できる場合があると覚えておきましょう。

工事費について知る

インターネット回線を選ぶ際には、工事費についても知っておきましょう。
戸建て住宅の場合、工事は自分で申し込むことができますが、マンションなどの集合住宅の場合は勝手に申し込みができません。
大家さんもしくは不動産会社に連絡し、許可が出ない以上光回線などの工事ができないことを知っておきましょう。

そのため、マンションなどの場合はホームルーターやポケットWi-Fiの利用が便利です。
これらは工事にかかる費用がないので、自分で申し込んで届いたら利用できます。
通信速度については気になるケースもあるかもしれませんが、同時に接続できる台数が多いものや速度のあるものを選択すれば問題ありません。

キャッシュバックがお得

光回線を選択した場合、キャッシュバックキャンペーンで特典が得られます。
内容によって異なりますが、特典の適用のために一時的にオプションへの加入が必須なケースもあるでしょう。
オプション加入が必要な場合は、一定期間サービスを加入してもお得になることが多いのですが、解約し忘れると無駄になってしまうので気を付けましょう。

オプション加入ではなく、契約後2ヶ月以上の利用でキャッシュバックが受けられるなどのキャンペーンもあるので、お得になるタイミングで利用してみてください。

スマホとセット割に注目

インターネットを使う際には、月額料金とスマホのセット割を使うとお得になるケースがあります。
これは、インターネットとスマホを同じ会社にすることで得られる割引です。

毎月550円~1,100円程度の割引が受けられますが、キャリアによって割引額が変わります。
家族と一緒だと、より割引になるケースもあるのでスマホとインターネット回線でお得になるプランがあるかチェックしてみましょう。

マンションにおすすめのWi-Fiルーターはコレ!

Wi-Fi

Wi-Fiルーターには様々な種類があるため、どのモデルがマンションに適しているかわからないこともあるでしょう。
そこで、マンションにおすすめのWi-Fiルーターをご紹介します。

おすすめのWi-Fiルーター(光回線)

マンションタイプの光回線は、1本の回線と共有部で分岐しているので配線によって速度が低下する可能性が考えられます。
そのため、高速で安定した接続ができるWi-Fiルーターがおすすめです。

バッファロー

バッファローのWi-Fiルーターは、スタイリッシュなデザインが多く、部屋に馴染むスッキリとした見た目が特徴です。
バッファローのルーターには、有害サイトへのアクセスブロック機能があるので、子どもが安心してインターネットを楽しめます。
高速通信に対応しているので、動画、オンラインゲームなどもスムーズにできます。

NEC

NECのルーターは、親機と中継機を自動でネットワーク構築するため、通信エリアを拡大してくれます。
これにより、死角になる範囲を減らせるので、どの部屋でも安定した速度で利用できるでしょう。
通常のアンテナに比べて性能が良く、多方面に強力な電波を届けてくれるのが特徴です。

おすすめのWi-Fiルーター(ホームルーター)

ホームルーターは、マンションなどの低層階では快適に利用できます。
マンションに光回線などの工事が済んでいない場合は、ホームルーターを取り付けて利用しましょう。

ドコモ

ホームルーターの中でも回線速度の速さが特徴的なのがドコモです。
契約期間の決まりがなく、ドコモユーザーならセット割の適用になります。
端末料金も実質無料なので、マンションに住んでいるドコモユーザーにおすすめです。

モバコレAir

モバコレAirは、全国に対応しているホームルーターです。
ソフトバンク、ワイモバイルユーザーならセット割の対象となり、無条件でキャッシュバックを受けられます。
ソフトバンク、ワイモバイルユーザーならスマホ代も安くなり、月額料金も安いのでお得に利用できるでしょう。

おすすめのWi-Fiルーター(ポケットWi-Fi)

続いて、ポケットWi-Fiのおすすめをご紹介します。

AiR-Wi-Fi

ドコモ、au、ソフトバンク回線に接続できるポケットWi-Fiです。
幅広いエリアで対応できるだけでなく、SIMの入れ替えも不要です。

端末は無料でレンタルできるので、必要なのは月額料金のみとなります。
幅広い範囲で使いたい方におすすめです。

縛りなしWiFi

海外でも利用できるポケットWi-Fiです。
普段は自宅メインですが、出張や旅行に持っていくこともできます。

国内ではドコモ、au、ソフトバンク回線が利用でき、データ通信容量も幅広いラインナップで使いやすいでしょう。

今回は、マンションでのWi-Fiルーターの使い方や速度の改善方法、インターネット回線の選び方などをご紹介しました。
Wi-Fiでも特徴的な部分がそれぞれあり、環境や使い方によって重視したいポイントが異なります。
この記事を参考に自分にあったWi-Fiを選んでみましょう。