マンションやアパートに入居していると、洗濯機のように大きな音のする家電製品を使用する時間帯に迷う方も多いでしょう。
特に洗濯機の使用中は振動も伴うため、時間帯によっては近所迷惑になってしまう場合もあります。
とはいっても、中には仕事や生活リズムの都合上、夜間に洗濯機を回さなければならない方も少なくありません。
そこで今回は、洗濯機を使用して良い時間帯や、洗濯機が騒音につながる原因、騒音対策、マンションやアパートにおすすめの洗濯機などについてご紹介します。
静音洗濯機を選ぶメリットにも触れていくので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
洗濯機の音は苦情につながりやすいって本当?

洗濯機は、脱衣所や廊下など、常時生活する部屋からは離れた場所に設置することが多いです。
そのため、洗濯機の使用中の音や振動に気付きにくくなっています。
環境省の「騒音に係る環境基準について」によれば、人が騒音だと感じる音の大きさは、日中は約55dB、夜間は約45dBだと言われています。
一方、洗濯機から発生する音は、機種によって違いはあるものの、40dB~50dBになるため、使用する時間帯によっては騒音につながりやすいです。
音に加えて、洗濯機の使用中は振動も大きくなりがちです。
こうした音と振動によって、騒音トラブルが起こる恐れは十分にあります。
近隣住民から苦情が来ないようにするためにも、洗濯機を正しく設置し、使用する時間帯に注意しなければなりません。
正しく設置できていないと、音や振動がより大きく感じられる場合があります。
一戸建てに住んでいるのであればさほど気にする必要はありませんが、マンションやアパートに入居している場合は、洗濯機の使用する際は注意する必要があります。
洗濯機の音が大きくなる要因

そもそも、洗濯機の音が大きくなる原因はいったい何なのでしょうか?
ここでは、洗濯機の音が大きい理由を6つご紹介します。
洗濯物が多すぎるまたは少なすぎる
洗うものが多すぎると、洗濯機の中で衣類が偏りやすくなり、重心にズレが生じて遠心力が大きくなり、振動も大きくなる可能性があります。
逆に、洗濯物の量が少なすぎる場合も、偏りが出やすくなって音の原因につながります。
洗濯機には一度に洗濯できる適正量が決まっているため、量が多い場合には2回に分けたり、少ない場合には洗濯物がたまってから使用したりと、調整が必要です。
理想は、洗濯容量の70%だと言われています。
洗濯機が定めている容量を守れば、音や振動が静かになる可能性があります。
洗濯に適さないものを入れている
布団や毛布といった厚手のものや、水が浸透しにくい防水性の衣類などは、洗濯機に入れると振動音が大きくなる可能性があります。
場合によっては、脱水が上手くいかずに途中でエラーとなってしまう場合もあるでしょう。
洗濯物が重くなり過ぎると、回転がぶれてしまい振動が大きくなるため、エラーになりやすいのです。
脱水までできたとしても、振動音が大きくなってしまい、苦情の原因になる可能性があります。
洗濯機が傾いている・安定していない
洗濯機が傾いていて安定して設置されていない場合、音や振動、揺れが大きくなる場合があります。
重量のある洗濯機は、設置場所によっては水平に設置しにくいこともあります。
洗濯機の真下が水平になっていなかったり、脚の下に物が挟まっていたりする場合も同様です。
中には、洗濯機の脚部分の高さが合っていないことも、傾きの原因となってしまいます。
安定して置かれていないと、洗濯機使用中に激しい音や振動を発してしまいます。
水平に置かれているか確認する場合は、ホームセンター等で販売されている水平器を使うか、スマホアプリを活用しましょう。
床の材質と合わない
洗濯機を設置する場所は脱衣所や廊下などが多いですが、こうした場所では床に柔らかい材質が使われている場合があります。
柔らかい材質でなかったとしても、床材によっては振動を伝えやすいものもあります。
床の強度が弱く、軟弱な場合も注意が必要です。
マンションやアパートではよくあるケースではありますが、床材が原因で洗濯機の重みで沈み、水平に置くことが困難な場合もあります。
洗濯機は平行に設置されていないと音も振動も大きくなってしまうため、床の材質と合っているかもよく確認しておくことが大切です。
寿命・故障
寿命を迎えていたり、洗濯機が故障していたりする場合も、騒音の原因につながります。
洗濯機の寿命は、機種にもよりますが約8年と言われています。
洗濯機が寿命を過ぎていると、たとえ不具合や故障がなかったとしても音が大きくなる可能性が高いです。
同じ機種を5年以上使用している場合は、いつ故障してもおかしくありません。
使用していて気になる点があるなら、早めに修理業者やメーカーに問い合わせましょう。
また、古い洗濯機になればなるほど、最新の機種よりも静音性が劣ります。
買い替えた方が節電や節水につながる可能性もあるので、寿命を迎えている場合は買い替えを検討してください。
排水の異常
排水に異常がある場合も、洗濯機の音がうるさくなってしまう原因です。
例えば、排水ホースやフィルターにゴミが詰まっている・排水パイプの位置が合っていないといったケースです。
ホースやフィルターにゴミやホコリがたまっていると排水がスムーズに行われず、洗濯槽と脱水槽の間に水が残りやすくなり、振動音が大きくなってしまいます。
水が残るとその分重みが増し、脱水時の回転が上手くできずに振動が大きくなるのです。
排水パイプが高い位置にある場合も、大きな音や振動の原因となってしまうので、位置の調整がきちんとできているか確認しましょう。
マンションやアパートで洗濯機を使っていい時間帯とは

では、マンションやアパートでは、洗濯機を使用するのに適しているのはどの時間帯なのでしょうか?
ここでは、平日・土日祝日・片働きと共働きに分けてご紹介していきます。
平日の洗濯時間
マンションやアパートに入居している場合、平日の洗濯時間は朝7時~夜9時までがおすすめです。
この時間は、人が起きて活動していることが多い時間帯でもあります。
そのため、寝静まっている時間に洗濯するよりも、洗濯機の音や振動のストレスを感じにくく、不快に思う方も少ない傾向にあります。
もちろん、建物の構造や住んでいる住民の年代、家族構成によって違いはありますが、朝7時~夜9時までの時間帯であれば、常識の範囲と捉えている方が多いです。
土日祝日の洗濯時間
土日祝日は、平日と比べて生活リズムがスローになるといった方が多いです。
中には、ゆっくり寝ている住民もいるでしょう。
そのため、洗濯機を使用する際は、平日よりも遅い朝9時頃から夜9時頃をおすすめします。
平日、休日のどちらにも言えることは、日中で人が活動している時間帯が洗濯をするのに適しているということです。
ただ、小さな子どもがいる家庭が多いマンションやアパートに住んでいる場合は、夜9時では寝ていることも多いので、夜8時までに洗濯を済ませるといった工夫も必要になります。
片働き・共働きでも洗濯時間が異なる
専業主婦または専業主夫世帯の片働き世帯か、共働き世帯かによっても、洗濯時間は異なってきます。
片働き世帯の場合、共働き世帯よりも家事をする人の時間に余裕があることが多いため、午前中や日中など、明るいうちに洗濯機を使用するケースが大半です。
一方、共働き世帯の場合、朝~夕方の時間帯に洗濯機を使用することもあれば、夜~深夜に使用することも多くなります。
仕事と家事を両立しているため、生活スタイルによって時間帯が大きく異なるためです。
住んでいるマンションやアパートの住民が、同じように夜間帯に洗濯を回す傾向があるなら問題ありませんが、夜間帯の洗濯は苦情につながる可能性もあります。
できるだけ朝や日中に回すか、休日にまとめて回すなど時間帯には十分注意しなければなりません。
マンションやアパートの洗濯機騒音対策

マンションやアパートの暮らしを快適なものにするためにも、洗濯機の騒音対策はしっかりと行っておきたいものです。
ここでは、洗濯機の騒音対策としておすすめできるものを6つご紹介します。
防音・防振マットを使用する
防音マットや防振マットを洗濯機の下側に設置すると、使用時の音や振動を吸収してくれます。
ホームセンターやネット通販等で簡単に購入できるので、洗濯機の騒音が気になる場合は試してみましょう。
防振性に優れているのはポリウレタン、弾力性があるのはEVE素材、衝撃吸収に優れているのはポリカーボネートといったように、防音マットや防振マットには様々な素材があります。
手軽でありながら効果も高いので、まずはこうしたアイテムを使ってみることをおすすめします。
洗濯機を水平に設置する
洗濯機が水平に置かれていない場合は、まず水平に設置する所から始めましょう。
洗濯機には水平器が付いているタイプもありますが、水平器がない場合には購入して平行になっているか確認してみてください。
水平に設置できない原因が床の材質である場合は、床の補強版を設置するか、かさ上げ台を使用しましょう。
特にかさ上げ台は、防音対策としてだけでなくカビや悪臭対策にもつながります。
高さが上がることで洗濯物も取り出しやすくなり、使い勝手が良くなる場合もあります。
また、かさ上げすることで洗濯機の下に物を落とした場合も簡単に拾えるほか、掃除もしやすくなるでしょう。
静音モードや予約機能を使って洗濯する
近年の洗濯機には、静音モードや予約機能が付いているものが多いです。
マンションやアパートで使用する際に大きな音を気にする場合は、静音モードや予約機能を使って洗濯するのも方法のひとつです。
静音モードでの洗濯は、洗濯槽内の衣類の貼り付けを抑え、振動を防ぐ効果が期待できます。
また、インバーター制御によってモーターの回転数を軽減させることができるタイプは、省エネや節水にも効果があります。
静音モードが付いていない洗濯機でも、予約機能を使って洗濯時間を調整すると良いでしょう。
日中は仕事をしているという方でも、予約機能を使えば帰宅してすぐに洗濯物を干すことができますし、住民が起きて活動している時間帯に使用できるため、騒音対策につながります。
異物の除去
洗濯機を使用している際にカラカラ音やガチャガチャ音が聞こえる場合は、異物が混入している可能性があります。
異物が洗濯機のバルセーターと呼ばれる回転翼の隙間に入り込んでいる場合は、自分でも除去することが可能です。
修理の際は、ドライバーを使用してバルセーターの中心のネジを外し、異物を取り除きましょう。
自分で異物を除去できるか不安な方は、修理業者やメーカーに相談してみてください。
また、排水ホースやフィルターにゴミやホコリがたまっている場合も、洗濯機の音が大きくなる原因です。
スムーズに排水できるよう、排水周りは定期的にゴミを取り除いておきましょう。
容量を守る
洗濯機には、それぞれ容量が決まっています。
先にも述べたように、理想は容量の70%です。
一度に洗濯を終わらせたい、洗濯物はこまめに洗いたいと思っている方も多いですが、適正な量で使用しないと、洗濯機が大きく揺れたりエラーが出たりする可能性があります。
洗濯物を過剰に詰め込む、または少な過ぎるといったことがないように、できるだけ量を調整するようにしましょう。
洗濯物の量のバランスを考えて、場合によっては手洗いをしたり、コインランドリーやクリーニングを利用したりして工夫してみてください。
修理・買い替え
故障が原因で洗濯機の音や振動が大きくなることも少なくありません。
洗濯物の量や設置場所等に問題がないのに、異音や大きな振動が気になる場合は、洗濯機自体が故障している可能性もあります。
故障した状態で使い続けていると、破損や水漏れ、発火といった思わぬ事故につながる恐れもあります。
故障が疑われる時は、騒音問題に発展しないよう早めに修理業者やメーカーに相談してください。
また、洗濯機は寿命を迎えるとモーター音がうるさくなってしまう傾向にあります。
洗濯機の音や振動は寿命が原因となっていることも多いので、その場合は早めに買い替えを検討しましょう。
洗濯機を購入した当時よりも、静音性に優れた機種が多く販売されています。
騒音を気にするのであれば、静音性に優れた洗濯機も検討してみてください。
マンションやアパートには静音洗濯機がおすすめ!

マンションやアパートなど集合住宅の場合、できるだけ騒音トラブルを避けるべきでしょう。
他の住民へ配慮するためには、使用時間に加えて家電選びもポイントです。
ここでは、マンションやアパートにおすすめの静音洗濯機のメリットについてご紹介します。
遅い時間帯でも気にせず使える
帰宅時間が遅くなりがちな方は、その日のうちに洗濯したくてもできない場合もあるでしょう。
特に明日使用したいものがある場合は、「洗濯したいけどできない」という困った事態になってしまいます。
しかし、静音洗濯機であれば遅い時間であったり、周囲に迷惑がかかる時間帯であったりしても気軽に洗濯できるのがメリットです。
これまでの洗濯機では、運転音がどうしても響きがちだったので夜の洗濯はできませんでした。
しかし、静音洗濯機であれば音を立てない工夫がされているので、洗濯するタイミングが自由になり、生活リズムを変えることなく洗濯できるでしょう。
シフト制で働いている場合、遅番の翌日が早番になるのもよくあるケースです。
このようなライフスタイルにも合わせやすく、前日に選択を済ませることで時間の使い方も自由になるでしょう。
外に置いていても気にならない
マンションやアパートの設計によっては、洗濯機をベランダや入口などの外置きにする所もあるでしょう。
室内に洗濯機を置くスペースがない場合は、外に置かなければ洗濯できないため、どうしても迷惑にならない時間帯でしか使えませんでした。
特に乾燥や脱水の際には音が大きくなりがちなので、普通に使っているだけでクレームが来るというケースも少なくありません。
このような事態が起こると、洗濯のタイミングがわからずに溜め込んでしまいがちです。
しかし、静音洗濯機ならベランダや入口などに置いても音が気になりにくく、他の住民の迷惑になりにくいでしょう。
特に賃料の安い物件や古いアパートなどの場合、防音設備が不十分なことが多く、些細な物音も響きやすくなっていますが、静音洗濯機なら音が響きにくいため、外に置いても気になりにくいです。
アパートやマンションでは多くの住民がいるため、騒音トラブルにもなりやすいのですが、静音洗濯機など音が気にならない家電を取り入れることでストレスを感じにくくなるでしょう。
節電や節水もできる
洗濯機には、ドラム型、縦型など形の違いがありますが、それ以外にインバーター式の洗濯機を選ぶことで静音性が確保できるだけでなく、運転中のベルトの音がしにくいでしょう。
インバーター式洗濯機は、洗濯物の量に合わせて水の量を変えてくれるので、節電や節水効果が期待できます。
細かな調整をすることなく、面倒な設定も不要なので音の静かさに加えて経済的にも大きな効果を発揮してくれるでしょう。
縦型、ドラム式、どちらの音がしにくい?

マンションやアパートには静音洗濯機が良いことがわかりますが、縦型やドラム式かによって音の大きさは変わってくるのでしょうか?
縦型とドラム式の特徴から比較してみましょう。
縦型洗濯機の特徴
縦型洗濯機は少しのスペースでも取り付け可能で、使い勝手やコスパの良さが特徴です。
限られたスペースに設置しやすいので、狭いアパートやマンションでも置きやすいでしょう。
立ったままでも上から洗濯物を出し入れしやすく、洗浄力も高いです。
さらに、ドラム式に比べて価格もお手頃です。
構造もシンプルなので、メンテナンスも簡単です。
縦型はドラム式に比べて音が大きくなりやすいのですが、インバーター式であればベルト音も鳴りにくいです。
外置きや洗濯機を置くスペースが限られている場合は、利便性も感じやすいでしょう。
ドラム式洗濯機の特徴
ドラム式洗濯機は、縦型に比べてサイズが大きくなりますが、本来が静音設計されているので音が気になりにくいのが特徴です。
ドラム式なので、縦型のように本体が揺れて音がなることがありません。
さらに、洗濯機によっては静音コースもあるので、音の大きさを気にする方には最適な洗濯機です。
衣類に優しい洗濯モードも搭載されているので、優しく衣類を洗ってくれます。
乾燥機能も充実しているので、室内干しが中心の場合はメリットを感じやすいです。
静音洗濯機の目安と選び方

静音洗濯機は、何を目安に選ぶのが良いでしょうか?
ここでは、選び方と目安についてご紹介します。
騒音の基準を知る
まず、騒音の基準について知っておきましょう。
上記でも紹介したように、環境省の公表した内容では人が騒音に感じる音は日中では約55dB、夜間では約45dBとしています。
洗濯機の音は40dB~50dBが平均なので、騒音に感じるかどうかが個人によって変わる可能性があります。
また、環境省による環境基準によって、地域の類型でも基準値が分かれています。
地域の類型 | 基準値(昼間) | 基準値(夜間) |
AA (療養施設や社会福祉施設など) | 50デシベル以下 | 40デシベル以下 |
AおよびB (Aは専ら住居用、Bは主として住居用) | 55デシベル以下 | 45デシベル以下 |
C (相当数の住宅、商業、工業などのある地域) | 60デシベル以下 | 50デシベル以下 |
時間の区分については、昼間が午前6時~午後10時、夜間が午後10時~翌午前6時までとしています。
それぞれの類型に関しては、各都道府県知事が指定します。
自分の住んでいる地域が何の分類に入っているか、確認してみましょう。
洗濯、脱水、乾燥など工程による騒音レベルがある
洗濯機は、洗濯、脱水、乾燥など工程によって音の大きさが変わることがあります。
これらの工程によって生じる音の大きさは、各洗濯機の説明書に記載されています。
ドラム式の場合、乾燥機だけで40dbを超えてしまう場合もあります。
そこで、私たちの身近で生じている音の大きさから比較してみましょう。
ここでは、一般的な音のdbをご紹介します。
騒音(db) | 音の種類 | 感じ方 |
120(極めて大きい) | ・飛行機のエンジン音 ・近い雷鳴 | 聴覚に異常を感じる |
110(極めて大きい) | ・目の前の車のクラクション ・近くのヘリコプター | 聴覚に異常を感じる |
100(極めて大きい) | ・地下鉄構内 ・電車が通過したガードレール | 聴覚に異常を感じる |
90(極めて大きい) | ・目の前の犬の鳴き声 ・騒々しい工場内の音 | 我慢できない |
80(大きい) | ・パチンコ店内 ・近くの救急車のサイレン | 我慢できない |
70(大きい) | ・掃除機をかける音 ・近くのセミの鳴き声 | うるさい |
60(普通) | ・デパートの店内 ・テレビ ・掃除機 | うるさい |
50(普通) | ・静かな事務所内 ・換気扇 ・家庭用エアコンの室外機 | 日常生活で起こる大きさ |
40(静か) | ・図書館内 ・深夜の市内 ・昼の住宅地 | 日常生活で起こる大きさ |
30(静か) | ・深夜の郊外 ・鉛筆で文字を書く音 | 静か |
20(静か) | ・雪が降る音 | 静か |
このように、音の大きさによって許容範囲かどうかが変わってきます。
洗濯機を選ぶ際の参考にしてみてください。
インバーター式で静音性が高まる
静音洗濯機を選ぶ際には、インバーター式に注目してみましょう。
洗濯槽を回すモーターの回転数を細かに制御し、騒音を減少させます。
このような仕組みによって、洗濯物の多さや偏りなどに反応して音の大きさを減少させます。
どうしても脱水時に音が大きくなりがちですが、脱水をしないと洗濯物が乾かないため、省ける工程ではありません。
時間を気にせず洗濯したいなら、インバーター式をチェックしてみてください。
洗濯容量に注目
洗濯物は、1人が1日あたり1.5㎏とされています。
この数字を単純に計算した結果、2人では3㎏、4人では6㎏です。
さらに、まとめて洗うものやかさばりがちな洗濯物がある場合は、この数字以上の量になるでしょう。
これを計算して、洗濯機の大きさを決めてみましょう。
できるだけ、ゆとりのある洗濯機の容量にするのがおすすめです。
防水パンの大きさを確認する
マンションやアパートの場合、洗濯機を防水パンの上に設置することがほとんどです。
防水パンに置くことでも振動などの音を軽減させてくれます。
防水パンを置くと、おしゃれに見えないといって置きたくないと考えているかもしれませんが、音を少しでも軽減したいなら置く必要があります。
洗濯機のスペック表には、これらのサイズが必ず記載されているので、大きさを確認してからにしましょう。
マンションやアパートにおすすめの洗濯機をご紹介

ここでは、マンションやアパートにおすすめの洗濯機をご紹介します。
東芝 AW-12VP4
機種名 | AW-12VDP4 |
洗濯・脱水容量 | 12㎏ |
洗濯~乾燥容量 | 6㎏ |
運転音 | ・洗い 約29dB ・脱水 約37dB ・乾燥 約45dB |
総外形寸法 | 637×650×1107mm |
東芝の高機能洗濯機です。
縦型洗濯乾燥機で、2種類の泡で洗浄効果を高めて黄ばみや黒ずみを防いでくれます。
銀イオンの力で部屋干しの独特な臭いを抑え、大きな洗濯槽でスピーディーな乾燥をします。
低振動、低騒音設計なので、早朝や深夜など時間を気にすることなく洗濯ができるでしょう。
東芝 AW-9DP4
機種名 | AW-9DP4 |
洗濯・脱水容量 | 9㎏ |
運転音 | ・洗い 約29dB ・脱水 約37dB |
総外形寸法 | 600×637×1030mm |
東芝のインバーター式洗濯機です。
最新の洗浄技術が搭載されていて、洗うたびに抗菌してくれます。
部屋干しの原因となる菌を抑えているだけでなく、低振動と低騒音設計となっているので騒音と感じやすい音を減少させます。
日立 BD-STX130JL
機種名 | BD-STX130JL(右開き) |
洗濯・脱水容量 | 9㎏ |
洗濯~乾燥・乾燥容量 | 7㎏ |
運転音 | ・洗い 約34dB ・脱水 約37dB ・乾燥 約48dB |
総外形寸法 | 630×720×1,065mm |
日立のインバーター式のドラム式洗濯機です。
らくメンテの搭載により、洗濯から乾燥まで糸くずやホコリなどを自動で掃除してくれます。
乾燥もふんわりとシワを伸ばしてくれるのが特徴です。
インバーター式なので、音も静かでしょう。
パナソニック NA-LX129CL
機種名 | NA-LX129CL |
洗濯・脱水容量 | 12㎏ |
洗濯~乾燥・乾燥容量 | 6㎏ |
運転音 | ・洗い 約32dB ・脱水 約41dB ・乾燥 約46dB |
総外形寸法 | 639×722×1,060 mm |
パナソニックのドラム式洗濯機です。
洗剤の自動投入機能により、毎回洗剤の量を測る必要がありません。
スマホと連動しているので、自宅にいなくても洗濯機を回すことができます。
静音性にも優れていますが、できるだけ昼間に選択したい方に向いているでしょう。
パナソニック NA-FA9K3
機種名 | NA-FA9K3 |
洗濯・脱水容量 | 9㎏ |
乾燥容量 | 2㎏ |
運転音 | ・洗い 約32dB ・脱水 約39dB |
総外形寸法 | 599×1071×635mm |
パナソニックの縦型全自動洗濯機です。
洗濯容量は9㎏で、忙しい時間帯にも使用できる時短コースもあります。
洗濯物と洗濯槽のどちらも除菌可能な次亜除菌コースを使うことで、清潔な洗濯機を維持できます。
インバーター式なので、洗濯音も気になりにくいでしょう。
シャープ ES-X11B
機種名 | ES-X11B |
洗濯・脱水容量 | 11㎏ |
洗濯~乾燥・乾燥容量 | 6㎏ |
運転音 | ・洗い 約30dB ・脱水 約37dB ・乾燥 約39dB |
総外形寸法 | 640×739×1,115mm |
2023年度の省エネ大賞を受賞したシャープのドラム式洗濯機です。
ヒートポンプとサポートヒーターを用いたハイブリッドな乾燥技術があり、省エネな乾燥を実現しています。
衣類に優しいマイクロ高圧洗浄なので、衣類に優しく繊維の奥まで汚れを落としてくれます。
高速回転の際にも、運転音を抑えるDDインバーターが搭載されているので静音性にも優れています。
シャープ ES-PT10H
機種名 | ES-PT10H |
洗濯・脱水容量 | 10㎏ |
洗濯~乾燥・乾燥容量 | 5㎏ |
運転音 | ・洗い 約38dB ・脱水 約38dB ・乾燥 約44dB |
総外形寸法 | 600×650×1,020mm |
シャープの穴なし漕の縦型洗濯機です。
穴がないから黒カビが起こりにくく、無駄な水もカットしてくれます。
ステンレスの穴なし槽を採用しているので、いつでも清潔な水で洗濯ができます。
巻き上げ水流のもみ洗い&こすり洗いで、汚れが落ちやすくなっています。
マンションやアパートに入居している場合、洗濯機の使う時間帯や回数などに迷う方もいます。
特に洗濯機は、音に加えて振動も伴うため、使う時間によって迷惑をかけてしまう可能性もあるでしょう。
ベランダや入口に洗濯機が設置されている場合、その音が周辺に響いてしまうことから、少しでも静音性の高い洗濯機を選ぶことで周囲に迷惑をかけるリスクを抑えられます。
室内に洗濯機が置ける場合も、音が響かないように防水パンを設置したり、振動を抑えたりするアイテムを活用するのがおすすめです。
特に小さいお子さんがいる場合は、洗濯機の音で寝ていたのに起きてしまうことがあります。
マンションやアパートで快適な生活を送るためには、上記でご紹介したような静音性の高い洗濯機となるインバーター式に注目して選んでみてください。