引っ越しの挨拶で失敗しない!適切なタイミング・時間帯やおすすめの手土産などをまとめて解説

引っ越し挨拶

引っ越しの際には、これから知らない環境で暮らす不安、今までの荷物の運び込み、新居への手続きなど、多くのことが待っています。
さらに、引っ越し先での関係を良好にしたいなら、挨拶をするのが望ましいでしょう。
しかし、引っ越しの挨拶をした方がいいのは理解しているがどのようなタイミングですべきか、どこまで引っ越しの挨拶をすべきかなど、疑問に思う方もいるのではないでしょうか?
そこで、この記事では引っ越しの挨拶で失敗しないタイミングや時間帯、おすすめの手土産などを紹介していきます。
これから引っ越しが決まっている方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

引っ越しの挨拶は必要?

引っ越し挨拶

そもそも引っ越しの挨拶は必要なのでしょうか?
基本的には、引っ越しの挨拶をした方が良いとされていますが、なぜ挨拶するのかなどの理由がわからない場合もあるでしょう。
引っ越し前から、引っ越し先の情報を知っている場合は少なく、どのような習慣があるのかまで把握することはできません。
もし、引っ越し先の地域が礼儀を重視している場合、挨拶しなかったことが後に大きな後悔につながる可能性もあります。

引っ越し先のコミュニティや環境などがわからない場合でも、とりあえず引っ越しの挨拶をしておくと安心です。

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引っ越しの挨拶をしておくメリット

引っ越し挨拶

引っ越しの挨拶をしておくと、どのようなメリットが得られるのでしょうか?

近隣の人に地域の情報を聞きやすくなる

引っ越しの挨拶をすることで、周囲の人にどんな人が引っ越してきたのかを知らせることができます。
また、引っ越しの挨拶をきっかけに顔見知りになれば、今後近隣の人から地域の情報などが聞きやすくなるでしょう。
挨拶しない状態で聞いてしまうと、周りから「最近引っ越してきたらしいけどいきなり聞かれて怖かった」など、知らない人に周辺のことを聞かれた不安から誤解につながるかもしれません。
相手を不安にさせずに、コミュニティ同士のつながりを持たせたいなら、引っ越しの際には必ず挨拶をしておきましょう。

近隣トラブルを回避しやすくなる

近所同士の付き合いが嫌で引っ越しの挨拶をしない場合もありますが、挨拶をしておくだけで近隣トラブルを解消できます。
特に子どもがいる家庭では、親よりも先に子ども同士が仲良く遊ぶこともあります。
しかし、親同士のわだかまりがあると子どもの関係性に口を出してしまい、結果的にトラブルになるケースもあるのです。
子ども関係のトラブルや不利益を被らないようにするためにも、引っ越しの挨拶は行いましょう。

万が一の事態にも協力しやすくなる

引っ越し先で挨拶をすることで、近隣の人との関係を築けるきっかけになります。
知らない土地に来た場合、顔見知りがいないことで万が一の事態が発生した時に誰にも頼れなくなってしまいます。
特に地震や洪水、台風などの自然災害は、ある日突然襲ってくるものです。
このような非常時の際に近隣の方との交流があれば、お互いに連絡を取り合ったり情報を交換できたりするなど助け合うこともできます。

知っている人が近隣に1人でもいることは、精神的な安心にもつながるでしょう。

引っ越しの挨拶をしなかった場合のデメリット

引っ越し挨拶

もし、引っ越し先で近隣の方に挨拶をしなかった場合は、どのようなデメリットがあるのでしょうか?

騒音トラブルなどに発展する可能性が高まる

近隣の方と最初の関係性を作るきっかけが、引っ越し時の挨拶です。
しかし、挨拶をしなかったことで周囲からどんな人がいるのか不安に思われてしまい、些細なことがトラブルに発展する可能性があります。
よくあるトラブルの1つに騒音問題があります。
子どもの声やペットの鳴き声、車・バイクの音、生活音でさえも不快に感じられるケースもあります。
引っ越しの挨拶で子どもがいること、ペットを飼っていることなどを伝えておくと許容してくれる場合もあるので、トラブルに発展させないためにも挨拶をしておくと安心です。

非常識な人と思われる

これまで引っ越しの際には近隣の方に挨拶をするのが一般的でした。
挨拶をしたからといって近所付き合いをする必要はありませんが、挨拶=これからも付き合っていかなければならないと考える方も少なくありません。
このような考え方から、引っ越しの挨拶はしないという考えになるかもしれませんが、一定数の考えは引っ越しの挨拶が必要となります。
その結果、挨拶をしない人は非常識であると思われるだけでなく、悪い印象を与える可能性もあるでしょう。

悪い印象は好転しにくいため、心地良い環境で生活したいなら引っ越しの挨拶をしましょう。

事件・事故・災害時などが起きても頼れない

日本は自然災害が多い国であり、これらの出来事は事前に予知できません。
その結果、いつどんな時に起こるかわからず、不安になってしまうでしょう。
これは事件・事故も同様であり、絶対に巻き込まれることはないと言い切れません。
このような事態に遭遇した時、助けてもらえるのが近隣の人である可能性が高くなります。
近くに住んでいても知らない相手には声をかけにくいものですが、引っ越しの挨拶をした時から関係性を築いていけば、濃い付き合いでなくても困った時に助けてくれたり、助けを求めやすくなったりします。

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引っ越しの挨拶をする適切なタイミング

引っ越し挨拶

引っ越しの挨拶をする場合は、引っ越し先だけでなく今まで住んでいた旧居の周辺でも必要です。
ここでは、旧居と新居別に引っ越しの挨拶をするタイミングについて解説していきましょう。

旧居の場合

今まで住んでいた旧居では、既に顔見知りがいる状態です。
引っ越し当日は荷物の運搬、トラックの出入り、騒音などで迷惑をかけてしまう可能性があります。
特に週末など仕事が休みの場合は、在宅中の方も多いと予想できるのでなおさら挨拶が必要でしょう。

引っ越しの前日または当日がおすすめ

旧居では、引っ越しの前日もしくは当日に挨拶をしましょう。
アパートやマンションなど集合住宅の場合は、住んでいた部屋の両隣、そして部屋の真下と真上にあたる部屋の合計4軒が挨拶の範囲です。

特に集合住宅は、荷物の運搬や頻繁な出入りによって周囲に迷惑をかけてしまうため、必ず挨拶だけでも済ませるようにしましょう。
戸建ての場合は、向こう3軒両隣が一般的な挨拶の範囲です。
旧居の向かい側正面の3軒、両隣が該当します。
旧居の裏側にも家が近接している場合は、裏側にも挨拶しておくと良いでしょう。

時間帯は10時~12時・13時~16時がおすすめ

挨拶の時間帯についてですが、引っ越しの1週間前程度を目安に行いましょう。
遅くても引っ越し前日までに済ませるのがマナーです。
もし、引っ越しのスケジュールに余裕がなく、向こう3軒両隣に訪問しても全てに挨拶しきれなかったことも考えて、余裕のある日程で挨拶を行いましょう。
挨拶に伺う時間帯については早朝と夜間を避けます。
10時~12時、13時~16時の時間帯で、在宅していそうなタイミングを見つけてみてください。

土日・祝日などの休みは、ゆっくり過ごしたい方もいるでしょう。
このような時は午前中の訪問を避けて、できるだけ午後に行うと迷惑になりにくいです。

新居の場合

続いて、新居へ引っ越す場合ですが、アパートやマンションなどの集合住宅でも旧居と同じように新しい部屋の両隣、部屋の真下と真上にあたる部屋の合計4軒が挨拶の範囲です。
戸建ての場合、基本的には向こう3軒両隣が一般的ですが、特殊な区画・角地の場合は自宅から見える範囲で挨拶をしておくのが良いでしょう。
また、地域によっては町内会・自治会などで班や組が決められていることがあります。
このような地域では、引っ越しの際に自治会長や町内会長についての情報を聞いておき、挨拶する範囲を知っておきましょう。
もし挨拶する範囲がわからない場合は、自治会長さんや町内会長さんに挨拶に伺った際に「挨拶に伺った方が良いお宅はありますか」と質問してみてください。
このような引っ越しの挨拶で注意したいのが、女性の一人暮らしの場合です。

引っ越しの挨拶で女性が一人で住んでいることを周囲に知られたくないなら、無理に行う必要はありません。
迷った時は不動産会社や大家さんに相談すると良いでしょう。

タイミングは引っ越し当日がベスト

引っ越しの挨拶ですが、荷物の運搬をする前に済ませておくのが望ましいでしょう。
理由は、荷物の運搬時に周囲に迷惑をかけてしまう可能性があるためです。
挨拶に行く際は、旧居と同様に10時~12時、13時~16時の時間帯が良いでしょう。

忙しくて難しい時は1週間以内に挨拶をする

引っ越しの慌ただしさできちんと挨拶ができていない場合は、できるだけ1週間以内に時間を見つけて行いましょう。
当日の挨拶が難しい場合、翌日か遅くても1週間が限度でしょう。

それでも不在の場合は、一言手紙を添えてポストやドアノブにかけておきましょう。

引っ越しの挨拶を行う範囲

引っ越し挨拶

新居で引っ越しの挨拶を行う範囲については、上記でも少し説明しましたが、ここではいくつかのパターンに分けて解説していきます。

戸建ての場合

新居が戸建ての場合、基本的に向こう3軒両隣の範囲で挨拶をしましょう。
この範囲が今後何かしら顔を合わせる機会が多く、これをきっかけに付き合いが始まる可能性もあります。
自宅の裏側に大きな道路もなく、背中合わせで住宅がある場合は新居を中心とした裏側3軒にも挨拶しておきましょう。

もし住宅の裏側が道路だったり、何も家がなかったりする場合は挨拶を行わなくて良いです。

マンション・アパートの場合

続いてマンションやアパートの場合です。
新居がマンションやアパートで、自分の部屋を中心に上下、左右にあたる部屋が挨拶をする範囲になります。
上の階の住民には、下に引っ越してきたので生活音の配慮をお願いする意味も込めて挨拶します。
下の階には生活音には配慮するものの、迷惑をかけてしまうかもしれないという意味が込められています。

隣の部屋は、生活で顔を合わせる機会が多くなるために挨拶が必要ということです。

大家さん・自治会長はどちらでもOK

引っ越しの際に大家さんや自治会長への挨拶が必要なのかと考えるかもしれませんが、ケースによっては必要となります。
例えば、賃貸物件で大家さんが同じ物件に住んでいる、また近くに住んでいる場合は大家さん自らが物件を管理している場合もあります。
そのため、関わりがあるなら挨拶しておくと安心です。
自治会長の場合は、今後加入を検討していたり、挨拶をするのが当たり前になっていたりすることもあるので、挨拶しておくと良いでしょう。

なお、自治会の活動が活発な地域では、自治会が挨拶に出向いてくれる場合もあります。

引っ越しの挨拶で渡す手土産は何がいい?

引っ越し挨拶

引っ越しの挨拶の範囲を悩むのと同時に気になるのが手土産です。
引っ越しの挨拶には、どのような手土産が向いているのでしょうか?

定番は洗剤やタオルなどの日用品

引っ越しの挨拶の際に、手土産として最も選ばれているのが洗剤やタオルなどの日用品です。
日用品であれば、誰もが使いやすく好みも分かれにくいです。
無難なものであり、消耗品なのでもらった方も使いやすいでしょう。

引っ越しの挨拶に必ず手土産が必要なわけではありませんが、持参するのが当たり前の認識になっているケースが多いです。
特に高齢者の多い地域では、話題も兼ねて持参することをおすすめします。

賞味期限が長い焼き菓子もおすすめ

日用品以外で選ばれているのが焼き菓子です。
焼き菓子は賞味期限が長く、初対面の人からもらっても困らないものになるからです。
焼き菓子を選ぶ際には、相手の世帯数がわからないので複数の人が食べられるものを選ぶと良いでしょう。

手土産の相場は500円~1000円以内が一般的

引っ越しの挨拶の手土産ですが、相場としては500円~1000円以内が多く選ばれています。
個人の好みもありますが、相手が気遣わないように配慮する必要もあります。
これくらいの予算内にすれば相手も気兼ねなく受け取ることができ、お返しも不要だと思えるでしょう。

この価格帯で購入できるアイテムを探してみてください。

引っ越しの挨拶に行ったら不在だった時の対処法

引っ越し挨拶

引っ越しの挨拶に行った時、先方が不在の可能性もあります。
万が一不在だった場合、どうすれば良いのか迷ってしまう人もいるでしょう。
そこで続いては、引っ越しの挨拶に行ったら不在だった時の対処法について解説していきます。

再度訪問してみる

単身者向けの物件だと、1人しか住んでいないので仕事や買い物へ出かけていると不在になります。
生活リズムの違いなどによっては、挨拶のタイミングがなかなか合わないといった事態も考えられるでしょう。
また、相手の都合で出られない状況だったり、出たくないと思ったりしている場合もあります。
出たくないと感じるのは、女性の場合だとメイクをしていない状態や女性の一人暮らしで男性が訪ねてきた時などです。
そのようなケースだと、居留守を使っていることも容易に考えられます。
引っ越しの挨拶に伺っても不在だった時は、曜日や時間を変えて2~3回ほど訪問してみましょう。

挨拶状を郵便受けに入れておく

何度訪問しても不在が続く場合は、挨拶状を郵便受けに入れておきましょう。
挨拶状の書き方や例文は以下を参考にしてみてください。

挨拶状の書き方

挨拶状には、これからお世話になる旨はもちろん書かなければいけません。
それだけではなく、自己紹介も書いておきましょう。
旧居の近隣住民には、これまでお世話になったことや引っ越し当日は多少の騒音があるかもしれない旨を伝える内容を盛り込みます。

挨拶状に書く例文

・引っ越し先への挨拶例文
“はじめまして。
○月○日に、(住所)に引っ越してまいりました(名前)と申します。
引っ越しでは何かとご迷惑をおかけいたしました。
これからお世話になります。
どうぞよろしくお願いいたします。”

・旧居の近隣住民への挨拶例文
“いつもお世話になっております。
(住所)に住んでおります(名前)と申します。
○月○日に引っ越しをする運びとなり挨拶にまいりました。
これまで色々とお世話になり、ありがとうございました。
引っ越し当日には騒音などでご迷惑をおかけしてしまうかもしれませんが、何卒よろしくお願いいたします。
それでは失礼いたします。”

引っ越しの挨拶で注意すべきポイント

引っ越し挨拶

引っ越しの挨拶をする際、いくつか注意すべきポイントがあります。
相手に不審がられないようにするためにも、注意点は把握しておいた方が安心です。
ここでは、4つのポイントをピックアップしてご紹介します。

要件は必ず最初に伝える

引っ越しの挨拶に伺ったら、要件を最初に伝えるようにしましょう。
相手のお宅でチャイムを押したら、はっきりとした声で名前と要件を伝えます。
悪質な訪問販売も増えているので、見慣れない人が家にやってくると警戒される可能性が高いです。
そのため、「隣の部屋に引っ越してきた○○です。引っ越しのご挨拶に伺いました。」と最初に述べることを忘れないようにしてください。

要件をしっかり伝えていれば、相手も怪しい訪問販売などではないとわかり、安心してドアを開けてもらえます。

挨拶に時間を取らない

挨拶はできるだけ短めに切り上げることも抑えておきたいポイントの1つです。
旧居の場合は慣れ親しんだ人との会話に花が咲き、話が長くなってしまうのは仕方ありません。
また、新居の場合は近隣住民がどのような人か気になって、色々聞きたくなってしまう気持ちもあるでしょう。
しかし、初対面でたくさん質問されるとプライバシーに土足で踏み込まれているような感覚になり、不快感を覚える人もいます。
相手のプライバシーに関わるような話は避け、できるだけ短時間で済ませるようにしましょう。

近隣住民とは今後何らかの形で関わりが生まれるはずなので、徐々に距離を縮めていくことを意識してみてください。

他の人に渡す手土産は見せない

挨拶をする時に手土産を大きな紙袋に入れて持ち歩く人も多く見られます。
1つにまとめておいた方が楽なのは確かですが、可能であれば1件分ずつ自宅に取りに帰るのが望ましいです。
いちいち戻るのが面倒だと感じたり、時間が差し迫っていて急がなければいけなかったりする場合は、他の家に配る手土産が見えないように気を付けるようにしましょう。

服装は普段着でもOK

引っ越しの挨拶をする際の服装は、普段着でも問題ありません。
しかし、ヨレヨレになった部屋着やカジュアルすぎるジャージなどは避けるのが無難です。
そのような服装だと、相手に不信感を抱かせる原因になる恐れがあるためです。
初対面でネガティブな印象を与えると、そのイメージを払拭するのは難しいので清潔感のある身だしなみを意識してください。

一人暮らしだと挨拶をしない人が多い理由

引っ越し挨拶

一人暮らしをしている人だと引っ越しても挨拶をしないケースが多いです。
いったいなぜ、一人暮らしだと挨拶をしない人が多いのでしょうか?

防犯対策

一人暮らしをしていると、家を空ける時間も多くなります。
鍵をしっかり閉めるなど基本的な防犯対策はするのが当然ですが、一人暮らしをしていることを周りに知られたくないと考える人もいます。

近隣住民にどのような人物が済んでいるのか知られたくないという思いから、あえて挨拶をしないといったケースもあるのです。
特に、女性の一人暮らしは男性よりもリスクが高くなります。
そのため、引っ越しをしても防犯対策として挨拶はしないことにするといったパターンも少なくありません。

挨拶のタイミングが合わない

単身向けの物件だと、お互いに仕事をしていてタイミングが合わないといったケースも考えられます。
仕事がシフト制の場合、余計に周囲の住民と合わなくなりやすいです。
カレンダーどおりの仕事をしている場合でも、一人暮らしだと家を空ける時間が長くなる人も多く見られます。

お互いの生活リズムが違って挨拶のタイミングが合わないと感じたら、しなくても良いと考えるようになります。

短期間しか住まない

短期間の単身赴任などで長く住まない時も、挨拶をしないケースがあります。
長く住むのであればある程度近所付き合いをしなければいけないこともあるでしょう。
しかし短期間しか済まないのであれば、近所付き合いが希薄でも問題ありません。
単身向けの物件は出入りが激しいところもあるため、短期間ならあえて挨拶をしなくても周りからとやかく言われることもないでしょう。

引っ越しの挨拶で怒られた!考えられる原因と対処法

引っ越し挨拶

引っ越しの挨拶をした時に相手から怒られてしまうこともあります。
最後に、相手を怒らせてしまう原因と対処法についてみていきましょう。

挨拶時に怒られた時の原因

引っ越しの挨拶をした時に怒られてしまう原因はいくつか考えられます。
特に多く見られる原因をピックアップしてみていきましょう。

引っ越し中に迷惑をかけてしまった

引っ越し中に迷惑をかけてしまったことが原因となっているケースは多く見られます。
近隣住民の自宅前の道に長時間にわたってトラックが停車していたり、荷物を運ぶ時の騒音が激しかったりといったパターンが考えられるでしょう。
また、手伝いに来てくれた友人と話す時のボリュームが大きいと、それが迷惑だと感じる人もいます。
このような理由で怒られてしまった場合は、あなたに非があると考え、しっかりと謝罪してください。
謝罪する時は、低姿勢かつ素直な態度がポイントになります。

夜遅くに挨拶へ行ってしまった

夜遅くに挨拶をしに行くのは非常識です。
挨拶のために伺うのであれば、相手にとって都合が良い時間が理想的です。
しかし、初対面だとどの時間なら都合が良いのかわかるはずがありません。
そのような時は、午前10時~午後6時までの時間帯に訪問するのがおすすめです。

遅くても午後7時までには挨拶に伺うようにしましょう。
不在だったり、それよりも遅くなったりする時は、翌日以降に訪問するのが理想的です。

挨拶に行く時期が遅くなってしまった

引っ越しをしてから挨拶に行くまでの期間が空いてしまうことも、怒られる原因の1つです。
挨拶は、引っ越しの前日から当日に行くのが望ましいとされています。
引っ越し業者が帰った後に近所へ挨拶するという流れがベストです。
しかし相手が留守の可能性もあるので、遅くても1週間以内には挨拶へ行くようにしましょう。
2週間も3週間も経過してしまうと、常識がないと思われ、怒られてしまう可能性が高くなります。

手土産を渡さなかった

挨拶回りをする時は、手土産を渡すのが当然だと考えられています。
豪華な手土産を準備する必要はありませんが、渡さないのは相手からネガティブな印象を持たれる原因になってしまうことを覚えておきましょう。
手土産を準備していたとしても、数が足りなかったり、賞味期限が切れていたりする場合も自分に非があって怒られたということになります。
手土産として渡すのは、賞味期限が長いお菓子、洗剤やタオルなどの日用品を選択するのが無難です。

また、高級すぎるものを渡すと、相手に気を遣わせてしまうので避けるようにしてください。
予算は近所の人なら500~1,000円ほど、大家さんや地主さんは1,000~3,000円ほどが一般的です。

悪いことをしていないのに怒られた!その原因とは?

自分自身が悪いことをしていないのに怒られてしまうこともあります。
悪いことをしていないのに怒られてしまう原因には、どのようなものが考えられるのでしょうか?

挨拶に来られるのが迷惑だった

中には、引っ越しの挨拶はいらないと考えている人もいます。
そのような場合だと、挨拶に来られること自体迷惑だと思う傾向があるのです。
挨拶に行った時「そんなものはいらない!」と怒られシャットアウトされる場合は、そもそも引っ越しの挨拶が不要だと考えている可能性が高いでしょう。
そんな人に遭遇した場合は「いらないなら別にいいか」と開き直り、すぐにその場を離れるのがポイントです。

回る順番が遅かった

挨拶に回る順番が気に食わず、怒ってくる人もいます。
地域独自のルールや上下関係が根強く残っている場所は、特に挨拶回りの順番を気にする傾向があります。
挨拶の順番が決められているケースもあるので注意しなければいけません。
引っ越しの風習に関しては、大家さんや地主さんにあらかじめ確認しておくと安心です。

ルールなどが決まっていなくても、「なんで俺の家から先に来ないのか」「挨拶をするならウチからに決まっているだろう」などと言いがかりをつけてくる人がいるかもしれません。
理不尽な怒り方をする人は、近所の中でもトラブルメーカーの可能性が高いので、付き合い方には注意が必要です。

手土産の内容が気に食わない

手土産の内容が気に食わなくて怒られてしまう場合もあります。
「もっと実用的な物が良かった」「このお菓子はあんまり好きじゃない」「糖尿病で甘いものは食べられないのに非常識だ」などと怒ってくる人もいるのです。
初対面なのに欲しがっているものや、好みのものを選んでもらいたいという思考を持っています。
よほど非常識な手土産でない限り、相手の言うことは気にしすぎないようにしましょう。

何でも気に入らない

世の中には「敬語がおかしい」「方言がこの辺とは違う」「服装が好みではない」「ベランダに置いてあるものが邪魔」など、意味不明な理由で怒り出す人も存在します。
このようなタイプは、ちょっとしたことで苦情を言い続ける可能性が高いです。
直接言ってくる場合もあれば、大家さんを介して言ってくる場合もあるでしょう。
こうした人たちはただのクレーマーです。
あなた自身が悪くなくてもトラブルの種を相手が蒔いてしまうので、気を付けるべき人物と言えます。

挨拶で怒られた場合の対処方法

引っ越しの挨拶をして怒られた時の対処法は、自分に非があるのか、相手が悪いのかによって異なります。
最後に、自分に非がある場合と相手が悪い場合の対処法について解説していきます。

自分に非があることを認めて謝罪する

自分に非がある時は、それを素直に認め、謝罪することが重要です。
ヘタな言い訳をすると逆効果になってしまいます。
そのため「先日は不快な思いをさせてしまい、大変申し訳ありませんでした」と低姿勢で謝り通すようにしましょう。
手土産の数が不足しているなどの理由で渡せなかったのであれば、謝罪の時に持参してください。

手土産を渡し済みの場合は、1,000円ほどの菓子折りを持参するとより丁寧な印象になります。

相手が悪い場合は相手にしない

挨拶の時に怒られた原因が自分にはないなら、相手にしないのが効果的な対処法です。
クレーマーはどこにでも存在しており、関わり続けると精神が削られていき、ストレスが溜まるばかりです。
謝罪へ行く必要もありません。
生活する上で必要な最低限の挨拶だけ交わす関係になり、あえて近づかないようにしましょう。
クレームへの反応が薄ければ、「この人はクレームを言っても意味がないな」と思われ、普通に付き合えるようになる可能性もあります。
それでもしつこくクレームを入れてくるなら、自治会や大家さん、管理会社に相談してください。

あまりにも悪質な場合は、弁護士や警察に相談するという方法もあります。

引っ越しの挨拶は、これからの生活を快適なものにするためにも重要です。
近年は「引っ越しの挨拶はいらない」と考える人も多いので、しなくても問題ないと言えるでしょう。
特に単身世帯だと、わざわざ挨拶をしないといったケースも珍しくありません。
しかし、引っ越しの挨拶をすることで得られるメリットもあるので、しておいて損はないと言えます。
引っ越しの挨拶をする時は、適切なタイミングや挨拶回りの範囲、手土産の内容などを把握しておくことがポイントになります。
不在だった時の対処法なども把握しておくと安心です。