家族で生活するとなると15畳のLDKは少し狭い印象を持つ人もいます。
しかし、部屋はレイアウト次第で広々と見せることが可能です。
どんなレイアウトにすれば15畳のLDKを広々と見せられるのか、今回はレイアウト術をご紹介しましょう。
目次
15畳はどれくらいの広さ?
そもそも15畳とはどれくらいの広さになるのか、イメージが掴めない方もいるでしょう。
レイアウトをよりイメージしやすくするために、まずは具体的な広さについてご紹介します。
平米に換算すると約24.30㎡
15畳は平米に変換すると約24.30㎡になります。
正方形の部屋をイメージすると、1辺あたりの長さは約4.76mです。
一般的なビジネスホテルの客室よりもやや広いので1人なら快適に使えますが、2人での利用となると少し窮屈さを感じられる広さといったイメージです。
家族3人なら十分な広さ
15畳のLDKの場合、一般的な家族構成である夫婦と子ども1人の世帯であれば十分な広さです。
たくさん人を呼んでホームパーティーを開くことはできませんが、家族のくつろぎスペースとしては広すぎず狭すぎない、適度な広さと言えます。
ある程度大きな家具を置いても余裕なスペースがあるので、ファミリー人気も高い傾向にあります。
広すぎるのもデメリットにつながる
広いLDKに憧れる人は多いと思いますが、広すぎるのも意外にデメリットがあります。
圧迫感がなく開放的な空間でリラックスできるのは利点ですが、家具の設置に悩みやすい、物が散らかりやすいといったデメリットもあります。
また、冷暖房のパワーを上げないと部屋全体に効かず、消費電力を増やす要因にもつながりやすいです。
広いせいで逆に落ち着かない人も少なくないので、自分たちに合った広さを選ぶことが大事です。
15畳LDKを広く見せるレイアウト術
LDKが狭いと感じたらリフォームで部屋を広くする手段がありますが、賃貸なので難しかったり、あまりお金を掛けられなかったりといった理由で実現が難しい方も多いはずです。
そんな時はLDKのレイアウトを見直してみましょう。
ここからは15畳LDKを広く見せるためのレイアウト術を6つご紹介していきます。
家具は低めのものを使用
LDKを広く見せたい時は背の低い家具の設置がおすすめです。
大きな家具をたくさん並べてしまうと圧迫感が強くなり、狭い印象を与えてしまいます。
LDKはテレビやソファ、ダイニングテーブルといった大型家具が場所を多く取ることになります。
そこに背の高い収納棚を加えてしまうと、大型家具に囲まれた状態になり、落ち着かない空間となってしまうでしょう。
収納棚やテレビ台などの家具は極力ロータイプを選ぶことで、窮屈な印象を回避できます。
また、家具の置き過ぎも狭い空間につながってしまうので、LDKの使い方を考えた上で必要最低限に留めることも重要です。
大きめのラグを設置
ソファやローテーブル、テレビ台が置かれるリビングスペースにラグを敷く場合、大きめのものを選びましょう。
大きいラグを敷くことで、リビングスペースを広く見せることが可能です。
リビング部分を広めに取れば、ダイニングスペースは狭くなってしまいます。
しかし、ダイニングテーブルを置くだけで十分であれば、あえてリビングを広く取ることによりLDK全体が広く見えます。
オープンシェルフをパーテーション代わりに使う
横長のLDKは横幅に十分な広さがあるものの、どことなく締まりのない印象があります。
そんな時はパーテーションでリビングとダイニングを区切ると個室感が生まれ、バランスの良いレイアウトになります。
収納も兼ねて家具をパーテーション代わりに使いたい時は、オープンシェルフがおすすめです。
ローチェストでも良いのですが、オープンシェルフは壁がないので視界の抜け感を与えられます。
壁に遮られずにリビングやその先の窓の景色が見えるので物理的に空間を区切っても、リビングとダイニングにつながりがあり、圧迫感を与えません。
白を基調にまとめてみる
色は膨張色と収縮色に分けることが可能です。
膨張色と収縮色の使い分けはファッションだけではなく、インテリアコーディネートでもよく活用されています。
白やそれに近いベージュ色は膨張色にあたり、他の色と比べると広がったように見える性質があるのです。
15畳LDKに配置する家具やインテリア用品もなるべく白をベースにまとめてみることで、広く見せられます。
他にも白には部屋を明るく見せたり、清潔感のある印象を与えたりといった効果もあります。
白一色だと無機質な印象になってしまうので、一部の家具や小物で色味を取り入れるのがポイントです。
壁や床の色に近づけるのもおすすめ
家具やインテリアグッズの色は白だけではなく、壁や床の色に近いものを選ぶのもおすすめです。
壁や床の色に合わせることで、室内全体に統一感が生まれやすく広く見せられます。
例えばダークブラウンの床色であれば、それに合わせてテーブルやテレビ台、ソファなどの家具も濃いブラウンを基調としたものを選ぶと良いです。
どんなテイストにしたいのかイメージしながら、壁と床のどちらの色をメインカラーにするのか選んでみてください。
壁面収納を活用
リビングに収納棚を置きたいけどローチェストだと収納力が足りないかもと不安な方は、壁面収納を活用してみましょう。
壁面収納は壁とくっつけた状態で設置されるので、中央部分に広いスペースができるので圧迫感を感じにくく、家具で通路が塞がれて邪魔になることもありません。
大きな壁面収納でもテレビが置けたり、収納スペースが多ければ雑誌や本、食器類などLDKに置きたいものまとめて収納できたりするので、無駄に家具を増やさなくても良いメリットがあります。
また、ウォールシェルフや有孔ボードでものを飾るように収納できれば、床に家具を置かずに済みます。
家具により床の面積が狭くなっている部屋よりも、床が見えやすい部屋の方が広く見せることが可能です。
まとめ
今回は15畳のLDKを広く見せるためのレイアウト術をご紹介しました。
15畳のLDKは3人家族なら問題なく使える広さですが、家具を置いてみるとちょっと狭いかもという印象があります。
もっと開放感のある雰囲気にしたい時は、家具をロータイプにする、白基調または壁・床の色に近付けるなどご紹介したテクニックを試してみてください。