こたつとエアコンなら電気代はどっちが安い?節約のコツをご紹介

電気代

冬場になると暖房は欠かせない存在となります。
足元を暖かくしてくれるこたつと部屋全体を暖めるエアコンは、どちらにも使用するメリット・デメリットがあります。
しかし、どちらも使用していては電気代なども多くなり家計を圧迫してしまうでしょう。
そこで今回は、こたつとエアコンどちらを使用した方が節約できるのか電気代などの比較を併せてご紹介していきます。

こたつ・エアコンの電気代はどれくらい?

電気代

暖房代を節約するためには、まずこたつとエアコンにかかる電気代を知っておくことから始めましょう。
どのくらい電気代がかかるか知ることで、普段からどのように使うか意識も変わってきます。
ここからは、こたつとエアコンそれぞれの電気代をご紹介します。
部屋の広さや使用する機器によっても消費電力は異なるので、あくまでも目安としての電気代となります。

こたつの場合

4人以上で入れるこたつの消費電力は、ほとんど500~600Wとなっています。
この500~600Wという消費電力は最大値であることから、実際に使用するとなった場合「弱」では100W前後、「強」でも200~300W前後とされています。
1日8時間100~300Wの中で調整しながら使用したとすると、700~1,000円ほどの電気代となります。
1人暮らしで消費電力が500W以下のこたつを使用した場合であれば、1ヶ月600円前後で済むこともあるでしょう。

エアコン(暖房)の場合

一戸建てに住んでいる4人家族の場合、リビング用として14畳ほどの暖房能力があるエアコンを設置したとします。
暖房能力の高いエアコンの消費電力は約970Wとなるので、1日8時間970Wで使用したとなると1ヶ月では6,000円ほどの電気代となります。
1人暮らしであれば、8畳用のエアコンで消費電力も500Wほどとなり、1日8時間使用すると1ヶ月3,200円ほどの電気代がかかる計算になるでしょう。

目的に合わせて使い分けるのが得策

こたつとエアコンでは消費電力の違いから、1ヶ月の電気代が大きく変わります。
しかし、こたつとエアコンはどちらにもメリット・デメリットがあるので、目的に合わせて使い分けた方が節約できます。
こたつは足元しか暖められませんが、暖まるスピードが早く消費電力も少なく済みます。
エアコンは部屋全体を暖めてくれますが、暖まるスピードが遅く消費電力も多くなってしまいがちです。

部分的に暖める場合にはこたつ、部屋全体を暖める場合であればエアコンと使い分けてみてください。

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こたつの電気代を節約する3つのコツ

こたつ

こたつの電気代はエアコンよりも少なく済むので、節約に向いている暖房機器と言えます。
しかし、使い方次第ではよりこたつの電気代を節約することも可能です。
ここからは、こたつの電気代を節約する3つのコツをご紹介しましょう。

カーペットやラグを敷く

こたつを使用する際には、必ず下にカーペットやラグを敷いてください。
直接こたつを置いてしまうと、床から暖気が逃げてしまい暖房効率も悪くなります。
カーペットやラグを敷くことによって、暖気も逃げにくく暖房効率も上がりやすくなるのです。

カーペットやラグと床の間に断熱シートなどを入れることで、さらに暖房効率が良くなるので電気代の節約につながります。

適切なサイズ・厚みのあるこたつ布団を使う

こたつ布団の選び方によっても、こたつの保温効果が変わってきます。
こたつ布団は適切なサイズや厚みのあるものを選ぶようにしましょう。
適切なサイズとは、こたつテーブルのサイズに合ったこたつ布団のことを指し、こたつにかけた際に床などとの隙間がないことが大切になります。
暖房効率を上げるのであれば、こたつテーブルより合計110cm以上大きいサイズのこたつ布団を選びましょう。
厚みのあるこたつ布団であれば、内部の暖気も逃げにくくなるので保温効果が高まり電気代節約にも効果的です。

設定温度は中以下を保つ

こたつの設定温度は「中」以下を保つようにすることをおすすめします。
寒くなってくるとどうしても「強」にしたくなりますが、長い時間使用すると逆に熱くなりすぎてしまうことも多いです。
こたつは部屋より狭い空間なので暖まるスピードも早いので、中以下でも十分な暖房効果が得られます。
消費電力を抑えるためにも、中以下を保つようにしておきましょう。

エアコンの電気代を節約する5つのコツ

エアコン

エアコンの電気代を節約するのはなかなか難しそうに考えがちですが、コツさえ知ってしまえば暖かくも効率的に節約することは可能です。
ここからは、エアコンの電気代を節約するコツを5つご紹介していきます。

窓の断熱性を高める

窓は外の冷気を室内に入れやすく、室内の暖気を外に逃がしやすい場所です。
そのため、窓の断熱性を高めることで冷気を入れにくく、暖気を逃がしにくくできます。
窓の断熱性を高める方法としては、断熱ガラスを取り入れることや厚手のカーテンや遮熱・断熱カーテンに変える、窓に断熱シートやフィルムを貼る、断熱ボードを立てるなどが挙げられます。
窓ガラスを断熱ガラスに変えるとなると費用がかかってしまうので、手軽に断熱性を高めるのであればカーテンを変えたり、断熱シート・フィルム・ボードを取り入れたりしてみることがおすすめです。

自動運転で稼働させる

エアコンを稼働させる際には、必ず自動運転に設定しておきましょう。
電気代を節約しようと「弱」運転などに設定する方もいますが、逆に電気代が高くなってしまうので注意が必要です。
エアコンで最も消費電力が大きくなるのが、設定温度にするまでの間です。
逆に設定温度まで上げてしまえば、その後はそこまで電気を消費せずに部屋の温度が保てます。
ずっと同じ電気を消費し続けるよりも、効率的だと言えます。

空気を循環させる

エアコン稼働時には、空気を循環させるようにしてみてください。
扇風機やサーキュレーターなどで、部屋の上部にある暖気を部屋全体に循環させることでより効率的に部屋を暖められます。

フィルターを定期的に掃除する

フィルターが汚れている場合、エアコン性能が落ちて電気代がかかるようになります。
フィルターは2週間を目安に定期的に掃除することで、エアコン性能を維持でき電気代の節約にもつながります。

室外機の周りも綺麗にする

エアコンの室外機の周りに物を置いている家庭もありますが、そうなると暖房効率が落ちるので室外機周辺は綺麗に保ちましょう。
雪が降る地域では、室外機の周りに雪が積もらないように対策しておくことも大切です。

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まとめ

今回は、こたつとエアコンどちらが節約に向いている暖房機器なのかをそれぞれの電気代から節約のコツまでをご紹介してきました。
寒い季節は暑い季節よりも電気代がかかりやすいとされているので、こたつとエアコン2つを効果的に使用することが節約には大切となります。
まずは、寒くなる前にエアコンのフィルター掃除や室外機周りの掃除などをして備えておくことから始めてみましょう。