日本では古くから和室が親しまれてきました。
親しみのある和室が一部屋あると、懐かしい気持ちを思い出させてくれます。
現在はフローリングなどの洋室も増えてきていますが、新築やリフォームの際に部屋の一室は和室にしたいと希望する方も多いです。
しかし、和室をオシャレにコーディネートするのは難しいと思われがちです。
また、和室にはどのような家具を置いたら良いのかと悩む方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、和室にオシャレにするためのコーディネートのポイントや家具の選び方をご紹介します。
和室をオシャレに見せたいと考えている方は、ぜひご参考ください。
目次
和室に設置する家具の選び方
和室をオシャレにコーディネートするのは難しそうに見えますが、ポイントを押さえれば和の雰囲気を活かしたオシャレな空間にできます。
ここからは、和室をオシャレにコーディネートするための家具選びのポイントを4つご紹介します。
色味はナチュラルに統一
畳は、い草から作られています。
い草の自然な色合いや香りは、懐かしさを感じさせてくれます。
和室の家具を選ぶ際は畳の自然な色合いを邪魔しないよう、和室にはナチュラルな色の家具をチョイスしましょう。
土を連想させるブラウンやベージュ、葉っぱを連想させるグリーンなどがおすすめです。
例えば、木製の家具やアイテムで統一感を出しアクセントカラーとしてグリーンの観葉植物を置くと部屋の統一感が増します。
畳や襖、障子などの淡い色合いを邪魔しないナチュラルな色合いを取り入れてみましょう。
背が低い家具を選ぶ
基本的に和室では床に座ったり横になったりすることが多いので、自然と目線が低くなります。
背が高い家具の場合は、畳に座った際に目線より上に家具がきてしまうので圧迫感が出てしまいます。
そのため、和室にはローテーブルやローソファなど、目線に合わせて背が低い家具を選ぶと良いでしょう。
背の低い家具を選ぶことで部屋を広く見せ、圧迫感のないのんびりとした空間になります。
畳に設置する部分は減らした方が良い
畳は湿気を吸いやすいため、カビが発生しないように気をつけなければいけません。
ソファやベッドなど重さがあって移動させるのが難しい家具は、脚がついたものを選ぶのがおすすめです。
畳との間に隙間があれば空気の流れが良くなり、カビが発生しにくくなります。
他にも畳の上に直接置くタイプの座椅子や座布団も、同じ場所にずっと置いていると湿気がこもってカビが生えやすくなります。
湿気がこもらないように、日々の掃除の際には風を通してあげると良いでしょう。
窓を開けて換気をしたり、除湿器を回したりして日頃からカビの発生を防ぐことが大切です。
自然素材のインテリアを選ぶのもおすすめ
畳の雰囲気を邪魔しない自然素材で作られたインテリアを選ぶのも良いでしょう。
自然素材の一つとして「ラタン」が挙げられます。
ラタンは、古くから日本でも愛されてきた自然素材です。
ラタンで作られた座椅子や籠は、和室にも馴染み自然の豊かさや温かみを感じさせてくれます。
一見洋風のイメージがあるソファや椅子でも、ラタンで作られたものであれば和室の空間を邪魔することはありません。
もし、和室でもソファは設置したいと考えているのであれば自然素材で作られたものを選ぶのが良いでしょう。
和室をオシャレにコーディネートしよう!
コーディネート次第で和室をオシャレな空間にすることは可能です。
和室ならではの特徴を活かして、どんな部屋にするかを考えるのも楽しみのひとつです。
ここからは、和室をオシャレにコーディネートする3つのポイントをご紹介します。
人気の和モダンテイストを目指す
和モダンテイストは、和と現代がミックスされたテイストを指します。
伝統的なインテリアを活かしつつ、現代的なデザインを取り入れた和モダンは幅広い世代から人気があります。
アンティーク家具を使ってコーディネートをしたり、黒やグレーなどのシックな色の家具で統一したりすることで一気に和モダンテイストの部屋へと変わります。
淡いイメージの和室ですが、家具の色合いやデザインによって様々な変化を見せます。
より和モダンテイストに近づけるために、和室の窓に障子ではなくウッドブラインドを取り付けるのも良いでしょう。
木でできたウッドブラインドは高級感があり、和を邪魔しないおすすめのアイテムです。
しかし、リフォームや大々的に模様替えをせずとも小物やインテリアを変えるだけで、簡単に和モダンテイストな部屋へと近づけるでしょう。
特に、部屋の壁やテーブルの上など目に付く場所の小物から変えると印象の変化により気付きやすくなり、コーディネートの変化を楽しめます。
収納はなるべく増やさない
収納は多い方が良いと思われがちですが、収納棚などをたくさん設置すると部屋が狭く感じやすくなってしまいます。
和室の魅力は畳なので、畳を隠す棚をたくさん設置してしまうとせっかくの和室の良さが半減してしまいます。
ただし、和室に押し入れがなくどうしても収納が必要な時もあるでしょう。
収納が必要な時は、背の低いものを選ぶと良いでしょう。
また、棚を1つか2つに留めれば部屋の開放感を邪魔せずに済みます。
他にも和室と隣接した部屋の間にオープンラックを設置するのもおすすめです。
空間を区切るだけでなく、収納スペースが増える効果もあります。
オープンラックは奥行きも感じやすいので、部屋が狭く見えることもありません。
オープンラックにオシャレな小物や植物などを設置すれば、部屋全体の印象が変わります。
植物や照明も活用してオシャレな空間に
植物を設置することで、部屋のアクセントになります。
洋風テイストはドライフラワーも良いですし、日本を感じさせる植木鉢でも良いでしょう。
窓からの柔らかい日差しと植物のグリーンは自然を感じさせ、落ち着いた雰囲気を感じさせます。
また、手軽に部屋の雰囲気を変えたいのなら照明を活用してみるのもおすすめです。
天井に設置の照明を変えるのは手間もかかり大変ですが、置くタイプの照明であれば設置も簡単です。
上からではなく下から灯される優しい灯りは、癒しや安らぎを与えてくれます。
下から灯される灯りは、床に座ることの多い和室だからこそできる魅力だと言えるでしょう。
まとめ
和室をオシャレな空間にするのは難しいと思われる方は多いですが、コーディネートのポイントを押さえればオシャレな空間になります。
和室は家具次第で、和風や洋風などどんな雰囲気の部屋にもなれる可能性を秘めています。
今回ご紹介したポイントを押さえて、自分好みの部屋にするためにピッタリな家具を探してみてください。