モルタル床で魅力的な空間に!特徴やメリットをご紹介

モルタル

新築住宅を建てる際、リフォームをする際など、床材にどんな素材のものを使用しようか悩む人もいるでしょう。
より快適に、見た目にもこだわって決めていくでしょうが、住宅に使用されている床材には様々な種類のものがあります。
今回は、数ある床材のなかでも注目度が高まっている「モルタル」についてご紹介していきます。
「モルタル」の特徴やメリット・デメリットについて理解を深めて家づくりに役立てましょう。

モルタルってどんな床?

モルタル

床材は機能性や見た目など、私たちの生活に大きく影響するため、慎重に選ばなければいけません。
場合によっては、住んでいる地域の気候と合わせて考える必要があるため、それぞれの特徴やメリット・デメリットなどを把握しておきましょう。
今回ご紹介するモルタルとは、セメント・砂・水を練り混ぜて作る建築材料のことを言います。
近年、DIYとしての人気も高まっている床材であるため、それに伴い注目度も高まっています。
無機質な外見や使用されている原料などから見て、コンクリートに似ていると言われるモルタルですが、実際にはどのような違いがあるのでしょうか?
コンクリートの原料には、セメント・砂・水が使用されているところまではモルタルと同じですが、これに加えて砂利や砕石などの粗骨材が一緒に練りこまれています。
これが、モルタルとコンクリートの異なる点です。
このように粗骨材が含まれていることで強度が増すため、頑丈さが求められる駐車場や工場の床材に採用されることが多いです。
モルタルは、コンクリートと比べると強度が劣りますが、簡単に破損することはないので安心してください。
また、粗骨材が含まれていない分、施工がしやすくなっているので、床材以外にも外壁の仕上げ材、レンガやタイルの下地材・目地を埋める材料など、幅広い使用用途があるのが特徴的です。

チャット、LINEにてお部屋探しが出来る点が特徴。仲介手数料は賃料0.5ヶ月分!(対象地域:東京、神奈川県、埼玉県、千葉県)
すまいをもっと自由に、もっとたのしくタウンマップ!

» チャットやLINEで、カンタン部屋探し! » 記事一覧を見る

モルタルが持つ魅力について

モルタル

床材としての人気が高まっているモルタルには、一体どのような魅力があるのでしょうか?
快適性のある家を作るためにもその魅力を理解していきましょう。

デザイン性が高い

モルタルを床材に使用することによって、無機質な空間を演出できます。
無機質であるにも関わらず、滑らかで温かみのある独特の風合いがあり、趣深い仕上がりになることが人気の要因です。
また、凹凸があるようなデザイン、マットや光沢のあるデザインなど、モルタルは塗り方によって全く異なる仕上がりになることも特徴的です。

どんなインテリアにも合わせやすい

モルタルはシンプルで無機質な素材であるため、どんなインテリアとも相性が良いというメリットがあります。
クールな印象を演出したい方にピッタリの床材です。

お手入れが簡単

丈夫で滑らかな素材であるため、お手入れがとても簡単に行えることがメリットとして挙げられます。
また、撥水加工や防塵塗装を施せば耐水性にも優れ、より長く使い続けられるでしょう。
場所にもよりますが、基本的には掃き掃除や拭き掃除だけで済むので、お手入れが楽になります。
細かいお手入れが面倒だと感じているのなら、モルタルは大きな魅力を持っているでしょう。

土間や玄関にも最適

モルタルは、開放的な空間を作ってくれるので、土間や玄関などの床材として適しています。
床材だけではなく、外壁の仕上げなどにも採用されているため、外部空間とのつながりをより自然に見せてくれます。
また、土間や玄関は普段私たちが頻繁に出入りする場所であるため、定期的に掃除をしなければいけません。
このように、こまめな掃除が必要になるのであれば、先ほどご紹介したように、手入れが簡単に行える素材を選ぶと良いでしょう。

モルタル床にもデメリットはある?

モルタル

ここまでご紹介したようにモルタルは様々なメリットが得られる素材であることが分かりますが、一方でどのようなデメリットがあるのでしょうか?
後悔しないためにもあらかじめ把握しておきましょう。

防音性が低い

モルタルのように硬い素材は音が反響しやすいと言われており、防音性に欠けています。
そのため、住宅の床を全てモルタルにした場合、何かものを落とした際や、ドアの開け閉めの際に気になるといったデメリットが挙げられます。
ペットや子どもと一緒に暮らしていて防音性について気になる方は、土間や玄関など部分的な場所に使ってみてはいかがでしょうか?

ひび割れの心配がある

モルタルは収縮を起こしやすい素材であるため、内部から水分が失われてしまうと、乾燥によるひび割れが発生してしまう可能性があります。
また、地震などの自然災害や紫外線、雨水なども作用すると言われています。
このような現象は「モルタルクラック」と呼ばれており、見つけた際には早めに対処することが重要です。
そのまま放置せず、すぐに対処しましょう。

高齢者や子どものいる家庭は注意が必要

モルタルは他の床材と比べても、非常に硬い素材で作られているため、万が一転倒してしまった場合、怪我につながる恐れがあります。
そのため、特に気を付けなければならないのが、高齢者や小さな子どもがいる家庭です。
このような事態を招かないように、滑りやすい場所や転びやすい場所にモルタルを使用するのは控えるほか、マットなどを設置しても効果的です。

寒い時期は冷たさを感じる

モルタルは断熱性が低い素材であるため、冬場はかなり床が冷えます。
暖房をかけたとしても、温まるまでに時間がかかるので、しばらくの間は我慢しなければいけません。
特に、寒さが厳しい地域で床材にモルタルを使用する場合は、快適に過ごせるように断熱材を使用して、しっかりと断熱対策をしましょう。

チャット、LINEにてお部屋探しが出来る点が特徴。仲介手数料は賃料0.5ヶ月分!(対象地域:東京、神奈川県、埼玉県、千葉県)
すまいをもっと自由に、もっとたのしくタウンマップ!

» チャットやLINEで、カンタン部屋探し! » 記事一覧を見る

まとめ

今回は、モルタルの特徴やメリット・デメリットについてご紹介しました。
モルタルは無機質でシンプルな床材であるため、おしゃれで素敵な空間を演出できることが分かりました。
魅力の多いモルタルですが、その一方でデメリットもあるため、どの空間にモルタルを使用するのが良いのか適切な判断をしなければいけません。
こうしたメリット・デメリットを踏まえた上で、自身の家にモルタルは適しているのか判断し、活用を検討してみてください。