1人暮らしをするとなると、賃貸物件の利用が一般的な考えでしょう。
しかし、近年一人暮らし用の分譲マンションが多く販売されています。
マンションを購入すべきか借りるべきか悩んでいる人に向けて、どういった人が購入に向いているのか、賃貸に向いているのかを解説していきます。
おすすめの間取りもご紹介していくので、快適な一人暮らしを堪能したい人は参考にしてください。
目次
マンションを買った方が良い人と賃貸が良い人の特徴
買うべきか借りるべきかで悩んでいるのなら、自分がどちらに向いている人物であるのか理解しましょう。
こんな人はマンションの購入がおすすめ!
購入がおすすめの人は以下のような特徴を持っています。
◎ローンを組める
住宅を購入するとなると現金一括という人は少ないでしょう。
そのため、住宅ローンを組むことになります。
しかし、なかには審査に落ちてしまい購入することが難しいケースもあります。
ローンが組める人は、
・健康な人
・社員として1年以上継続して勤務している
・契約社員として1年以上継続して勤務している
・個人事業主で黒字申告を3年継続している
などとなります。
ローンを組む金融機関によって多少の違いはありますが、収入が低い場合には支払うことが難しいと判断され、審査に通らない可能性もあります。
健康については関係ないと感じる人もいるでしょう。
しかし、病気を持っている場合、支払い続けることができなくなるため、金融機関はリスクを避けるためにも契約することができないのです。
◎資産形成を考えている
賃貸物件を一生借り続けるのなら購入をしようと考える一人暮らしの人も増えています。
住宅購入は資産形成のひとつなので、老後を考えた暮らし方といえます。
住宅ローンを組むことに抵抗がある人もいるでしょうが、ローンを支払い終われば家賃もかからずにマンションに住み続けることができるので生活にも余裕ができるでしょう。
施設に入居することを検討しているのであれば、売却をして資金を増やすことにもつながります。
◎自由に暮らしたい意思が強い
一生のうち、自宅で過ごす時間は長いです。
快適に暮らすためには、自由に過ごしたいと多くの人が考えるでしょう。
近年ではDIYも人気となり、自分の好きなように自宅を改造する人が増えています。
しかし、賃貸住宅であれば自分の好みにDIYをすることも難しいです。
購入したマンションであれば、好きなテイストに空間をチェンジすることができ、より自分に合った住まいとなるでしょう。
こんな人には賃貸がおすすめ!
賃貸がおすすめの人は以下のような特徴を持っています。
◎家賃補助が会社から出る
仕事をしている人の中には会社から家賃補助がある人も多いです。
自己負担額が3万円以下であれば、そのまま賃貸で暮らした方がお得といえるでしょう。
一人暮らしのマンションといっても、住宅ローンを組めば毎月一定の費用が発生します。
ローンを支払い終わったとしても、管理費や修繕費は毎月発生するので、2万円~3万円程度かかります。
そのため、多くを会社が負担してくれるのであれば、購入せずに賃貸のまま過ごした方がいいでしょう。
◎転勤が多い
転勤が多いとマンションを購入したとしても住むことができない可能性があります。
自分が住まないのであれば購入する意味がないと感じるでしょうが、資産形成を考えると不動産購入をする方が本当はおすすめです。
転勤をしている間のみ部屋を貸し出すことも可能なので、自分の家に他人が住むことに抵抗がないのであれば、購入を検討してみましょう。
マンションで一人暮らしをするなら…こんな間取りはいかが?
ここからは、マンションの購入を検討している人に向けて、一人暮らしでのおすすめの間取りをご紹介していきます。
1R(ワンルーム)
部屋のなかにキッチンが含まれている間取りを1Rといいます。
20㎡以下の部屋が一般的となっており、一人で暮らしていくには十分な広さです。
部屋数が少ないので掃除が簡単にできるメリットもありますが、キッチンスペースが限られているので、料理が好きな人にとっては不便を感じることもあるでしょう。
他の間取りと比較すると費用も安いので、費用をできるだけ抑えたい人に向いている間取りです。
1K
キッチンスペースと部屋が分かれている間取りを1Kといいます。
1Rと比較すると部屋が広い印象です。
キッチンと部屋の間に扉があるので、訪問者が来てもプライベートな空間を見られることがないでしょう。
キッチンの匂いを防ぐこともできるので、調理時の煙や匂いが部屋にいくことを防ぐことも可能です。
1DK
ダイニングキッチン+1部屋の間取りが1DKです。
ダイニングがあるのでキッチンスペースも広く、調理がしやすいでしょう。
普段過ごす空間と食事の空間を分けることができるので、匂いを防げるほか、ゆとりも生まれます。
1LDK
リビングダイニングキッチン+1部屋の間取りです。
ダイニングキッチンは居間としても活用でき、普段生活をするスペースと寝室とで分けることが可能です。
来客時には寝室を見られないように扉を閉められるので、プライベートな空間を見られる心配がありません。
広くゆとりのある1人暮らしができ、友人や恋人を招いても寛いでもらえるでしょう。
こんな設備があると安心
1人暮らしでは何かと心配になることも多いです。
安心して暮らしていくためにも、以下のような設備があると不在時でも安心できるでしょう。
セキュリティ関連の設備
侵入を防ぐ目的として、
・オートロック
・防犯カメラ
・ホームセキュリティ
といった機能は必須ともいえます。
浴室乾燥機があれば、ベランダに洗濯物を干すこともないので、女性の一人暮らしだと分からず安心できます。
不在時に役立つ設備
不在になることが多い場合には、
・宅配ボックス
・24時間ごみ出しができるごみステーション
のあるマンションだと便利です。
宅配便を頻繁に利用するなら、宅配ボックスのあるマンションであれば折り返し宅配会社に連絡を取る必要もありません。
まとめ
一人暮らしは賃貸物件での暮らしが一般的でした。
しかし、資産形成や自由で自分好みの暮らしのためにマンションを購入する人も増えています。
1人暮らしならファミリー向けのマンションや一戸建て住宅を購入するよりも安い価格でマンションを購入できます。
購入を検討しているのなら、間取りのタイプを考え、自分に合ったマンションの購入を目指しましょう。