家作りや物件選びをする時、みなさんは何をチェックしますか?
リビングの広さを重視して考える人も中に入るでしょう。
しかし、リビングの広さはどのくらいが理想的なのか、使いやすい空間にするにはどうすれば良いのかといった疑問を感じる人も少なくありません。
そこで今回は、どのようなポイントを押さえておけば良いのかついて解説していきます。
目次
リビングはどのくらいの広さが理想?
リビングは家族が集う場所でもあるので、生活の中心になると考えることができます。
まずは、リビングとはどのような意味か、どのくらいの広さがあった方がいいのかといった点についてみていきましょう。
「リビング」ってどんな意味?
リビングは家族団らんの空間を過ごしたり、くつろいだりするためのスペースになります。
もともと日本にはリビングという概念はなかったのですが、アメリカの文化が流入するにつれて日本の文化が変化していく中で、取り入れられるケースが増えてきたのです。
そしてダイニングは食事をするためのスペース、キッチンは料理をするためのスペースといったような役割があります。
LDKタイプなら16畳はほしい!
LDKタイプの家であれば、リビングの広さは16畳くらいが理想的だと考えられています。
16畳あれば、ダイニングテーブルやソファを置き、家族団らんの時間を過ごすことができます。
ただし、16畳のリビングは最低限必要だと思われている広さになるため、大きめのダイニングテーブルやソファを置いてしまうと狭く感じてしまう可能性があるので選ぶ家具に気を付けた方が良いと言えるでしょう。
L+DKタイプだと18畳はないと狭く感じることも
L+DKタイプの家の場合は、18畳くらいないと狭く感じてしまう可能性があります。
18畳あれば6人掛けのテーブルを置いてもそこまで狭く感じることはありません。
リビングの広さも確保できるので、ゆとりのある空間作りができるでしょう。
広いリビングのメリットは?
広いリビングのある家に暮らすことで、いろいろなメリットを感じることができます。
いったいどのようなメリットがあるのかみてきましょう。
日差しや風通しがいい
広いリビングは開放感があります。
それだけではなく、光を取り入れやすかったり、風通しが良かったりといったメリットも享受することができるのです。
くつろげる空間作りをするにはインテリア選びも重要ではありますが、どれくらい光が入ってくるかも重要なポイントになります。
光がたっぷりと差し込み、風通しが良ければ、よりリラックスできます。
風通しが良ければ、梅雨時期にカビが発生しにくいといったメリットも感じられるでしょう。
家族のコミュニケーションが取りやすい
広いリビングは、ゆったりと過ごすことができるため、家族間のコミュニケーションが取りやすいというメリットも生まれます。
核家族化などで家族のコミュニケーションが希薄になりつつありますが、そうなることを防ぐためにも広いリビングは効果を発揮してくれるのではないかと考えられます。
リビングの広さで注意する点はある?
リビングが広いとゆったりとした空間の中で様々なメリットが生まれます。
しかし、いくつか注意しなければいけないポイントもあるのです。
では、どのような注意点があるのかみていきましょう。
収納の有無で広さが変わる場合もある
リビングに収納をどのくらいおくかによって、実際に使える広さが変わります。
収納は、それぞれのライフスタイルや家族の人数によって必要な量が変わります。
それも踏まえて考えなければいけないということになるでしょう。
子どもから大人まで家族全員が過ごしやすい環境にするには、それなりに収納が必要になることも考えられます。
多くの収納を取り入れた場合、いくら元が広くても狭く感じてしまう可能性もあります。
ランニングコストも考慮しよう
広いリビングは魅力的ですが、光熱費が高くなってしまう可能性があるという点にも注意が必要です。
部屋が広い分、暖まりにくく、冷えにくいという現象が発生するため、冷暖房費が択なってしまいます。
さらに、照明の数も多くしなければいけないので、電気代自体も高くなりやすいと言えるでしょう。
そのようなランニングコストを少しでも抑えるには、できるだけ家族が別々の部屋にいる時間を少なくし、リビングで過ごす時間を増やすといった工夫が必要になります。
生活動線を考えた配置が大切
広くて快適なリビングにするには、生活動線を考えた配置を意識して家具を設置する必要があります。
生活動線を考えずに配置してしまうと、せっかくの広いリビングが台無しになってしまうからです。
広さを活かすためにも、生活動線を考えた配置を意識して家具を置くようにしましょう。
狭いリビングを広く見せる方法は?
リビングは広い方が良いと思われがちですが、狭かったとしても工夫次第で快適な空間を生み出すことができます。
最後に、狭いリビングを広く見せる方法についてみていきましょう。
「視線の抜け感」を意識した家具選びが重要
狭さを感じさせないリビングを作り出すには、「視線の抜け感」を意識した家具選びが重要です。
リビングの奥に向かって背の低い家具を置くと遠近法の効果を利用できるため、奥行き感を感じられて実際よりも広いような感覚になります。
さらに家具は、足が細めのデザインを選ぶと抜け感のある空間が完成し、広く感じるのでおすすめです。
それだけではなく、ガラスのように透明感のある素材を使った家具を置くのも抜け感を出すための要素の1つになっています。
天板がガラスになっているダイニングテーブルやリビングテーブルを是夫取り入れてみてください。
色使いを工夫するだけでも視覚効果が狙える
色使いを工夫するだけでも視覚効果が狙えるということも、覚えておくと良いでしょう。
床や壁、天井の色だけで体感の広さが変わります。
より広く見せたいのであれば、床→壁→天井という順で明るくなるような色にするのがおすすめです。
またソファやラグ、カーテンの色も重要です。
ソファやラグ、カーテンは、暗めの色ではなく明るい色を選ぶことで部屋全体が広いような感覚になります。
そのため、狭いリビングを少しでも広く見せたいのであれば、明るい色の家具を積極的に取り入れるようにすべきだと言えるでしょう。
まとめ
リビングの広さは、家選びの重要なポイントの1つになります。
家族団らんの時間を過ごすための場所なので、重要視する人が多いのでしょう。
しかしただ広いだけではなく、暮らし始めてからの家具配置などによって過ごしやすさは大きく変わってしまいます。
広いリビングを快適な空間にするには、今回紹介したポイントをぜひ押さえておいてください。
注意点も知っておけば、より素敵な空間を作り出すことができるでしょう。