エアコンは四季のある日本では必需品ともいえる家電ですが、決して安くない買い物です。
どうせなら安くお得に購入したいものですが、エアコンが安く購入できる時期とは存在するのでしょうか?
また、売り場には多くの機種が展示してあり、どうしても最新モデルに目が行きがちですが、型落ちモデルは購入しない方がいいのでしょうか?
今回はエアコンについて、安く購入できる時期や型落ちモデルの特長、価格を抑えるポイントをご紹介しましょう。
目次
購入前に確認しよう!エアコンが安い時期
1年を通して販売されているエアコンですが、実は価格変動があるため、タイミングによっては安くお得に購入できます。
そのタイミングとはいつなのでしょうか?
価格が落ちやすいのは8月・9月
冷房機能が重宝されるエアコンは、気温が上がり始める5月から7月に需要のピークがきます。
当然ながら需要の高まりとともに価格も上がるため、この時期のエアコンはかなりの高価格といえるでしょう。
ピークを過ぎた7月末あたりから徐々に価格が落ちていき、8~9月は1年で最もエアコンの価格が下がるといわれています。
ただし、9月になると人気の高い機種などは売り切れてしまっている可能性が高いため、希望する機種がある場合は値下がりを待たずに早めに購入することをおすすめします。
とはいえ、9月といえば家電販売店の多くは決算を迎えるため、かなりの値下げが期待できます。
機種にこだわりがない場合は、この「決算値下げ」を待つのもいいでしょう。
また、エアコンの購入で注意しなければならないのが設置工事です。
7~8月はピーク時に購入した人の設置工事が込み合う時期となるため、実際に設置できるまで時間がかかる可能性があります。
購入価格は抑えられるものの、急を要する場合には注意が必要です。
10月・11月に型落ちモデルを購入するのもおすすめ
エアコンに限らず家電はほぼ毎年、新モデルが発売されます。
そうなると既存のモデルはいわゆる「型落ち」となり、価格が下がります。
メーカーや製品によって若干の違いはありますが、エアコンに関してはだいたい10~11月にかけてはハイエンドモデルが発売される時期なので、上位機種の購入を検討されている人にはおすすめです。
避けた方が良いのは6月・7月
安く購入できる時期がある一方で、購入に適さない時期というのも存在します。それはエアコン需要がピークを迎える6~7月です。
この時期だけで1年で売り上げるエアコンのほぼ半分を稼ぐといわれるほど売れるため、設置工事が間に合わず、せっかく購入しても使用できるまで何週間も待たされてしまうといった事態になりかねません。
型落ちモデルを購入しても大丈夫?
新モデルの発売に合わせて、多くの家電販売店は型落ちモデルとなった旧品を売り切るために大幅な値下げを行います。
安くお得に購入できるため、購入価格を抑えたい人にはうってつけですが、型落ちモデルを購入しても問題ないのでしょうか?
型落ちモデルのデメリット
安く購入できる型落ちモデルを目当てにしている人は少なくないため、モデルによっては値下がりと同時に売り切れとなってしまうこともあります。
型落ちとはいえ、つい先日までは最新モデルだったわけですから、発売当初から注目を集めるような機能が搭載されているような人気商品の場合は手に入らない場合もあるということを覚えておきましょう。
実際には型落ちでも問題なし!
ハイエンドモデルの型落ちであれば、グレードの低い新モデルよりも性能が上回っていることが多いため、価格のわりに高性能なエアコンを購入できます。
また、1~2年程度の型落ちであれば機能面は申し分ないため、寝室や子ども部屋といった使用頻度の少ない部屋に設置する場合は無理に最新モデルでなくても十分と考える人も多いです。
「どうしても最新モデルを購入したい」という希望がなければ型落ちモデルのエアコンでも問題ないといえるでしょう。
購入価格を抑えるためのポイント
日本では一般的な家電ともいえるエアコンですが、頻繁に買い替えるものでもないため、価格相場や購入のコツなど、よくわからないという人もいるでしょう。
最後に、エアコンの購入価格を抑えるためのポイントをみていきます。
ネットで割安商品を探すのもアリ
まずは家電販売店のサイトなど、ネットで価格相場やメーカーごとの特色などをみてみましょう。
店舗に行き、店員さんから説明を受けてもいいのですが、ネットならセールストークに煽られて購入してしまう、グイグイこられて「今は見ているだけ」と言い出せなくなるなどの心配もなく、落ち着いて情報収集ができます。
また、複数台購入するなら家電販売店での値引きが期待できますが、1台のみの購入であればネットで購入した方が安いこともあります。
購入台数が少ないのならネットで購入してもいいでしょう。
値引き交渉する時は下調べをしていく
情報収集を済ませ、購入希望の機種を決めたところで家電販売店へ向かいます。
購入する旨を伝え値引き交渉を始めますが、いきなりネットでの最安値を出しても販売店は応じてくれません。
エアコンの本体価格だけでなく設置工事の費用についてもしっかりと確認し、最終的な価格が提示されたら、担当者の名刺をもらい、機種の価格と工事費を書いてもらいましょう。
ここで大切なのは必ず担当者の名刺をもらい、価格を書き込んでもらうことです。
値引き交渉の際、「○○デンキでは▲▲円だった」と口頭で伝えられるよりも、価格が書かれたライバル店の名刺を出すことで販売店も本気で応じてくれるようになります。2~3店舗ほど巡れば希望する価格に近付くでしょう。
まとめ
今回はエアコンについて、安く購入できる時期や型落ちモデルの特長、価格を抑えるポイントをご紹介しました。
毎年のように新モデルが発売されるエアコンは、安く購入できる時期が存在します。
こだわりがなければお得に購入できる型落ちモデルもいいでしょう。
しかし、設置工事の日取りが希望通りに取れない可能性もあるので、故障などの理由によりエアコンの設置を急ぐ場合は早めに購入することをおすすめします。