新築や引越しを考えている場合、子供4人もいる大家族の場合は子供部屋をどうするか悩みがちです。
初めから全員分の個室を用意できればいいのですが、予算の都合や子どもが小さいなどの理由で一人部屋を用意できないケースもあります。
4人兄弟姉妹となると子供部屋のレイアウトがなかなか思い浮かばないという方も多いでしょう。
今回は4人で子供部屋を使う時の考え方やレイアウトのポイントをご紹介します。
目次
4人で使う子供部屋の考え方
4人の子供の部屋を用意する場合、全員分の個室、4人で1部屋、2人ずつに分けて2部屋という考え方ができます。
それぞれメリットとデメリットがあるので、その点を理解した上で我が家に相応しい子供部屋のスタイルを選んでいきましょう。
全員個室にする
子供の成長に合わせてプライベートな空間が必要なので、初めから全員分の個室を用意しておくと安心できます。
すでに思春期前あたりの子供がいれば、その後の成長も考えて個室化しておくと後から仕切りを付けたり、増築するなどのコストを省ける点もメリットです。
しかし、まだ子供が小さいと一人部屋を使う機会が少なく、ある程度の年齢になるまで持ち腐れ状態になるかもしれません。
さらに子供が増える可能性がある場合は、その分の部屋が用意できません。また、4人分の部屋を用意しなければならないので、新築購入のコストが割高になりやすい点もデメリットでしょう。
4人共有の子供部屋にする
予算の都合やまだ子供が小さいのであれば、4人で1部屋を共有する方法があります。
子供部屋を共有で使うことで、一緒にいる時間が長くなるので成長しても兄弟姉妹の仲が良好になりやすい点がメリットです。
しかし、4人全員が使うためには、かなりの広さの部屋が必要です。
また、年齢が上がったら一人ひとりにプライベート空間を設けられるように、レイアウトにも配慮も求められます。
2:2に分けて子供部屋を作る
4人1部屋が難しい時は、2:2に分けて2部屋用意する考え方もあります。
子供の数を分ければ、やや狭い個室でもある程度余裕を持って子供たちは部屋を使えます。
また、4人部屋に比べてレイアウトが考えやすい点もメリットです。
特に子供の性別が2:2で分かれている場合、同性ペアで部屋割りをすれば思春期後の対応にも手間がかかりません。
どちらかの性別が3人に偏っていた場合は、子供がある程度大きくなったら1:3に分けて使うのも良いでしょう。
この場合は、3人でも快適に使えるように、1部屋は広めの部屋にしておくと対応しやすいです。
4人で子供部屋を一緒に使う時の工夫
4人で1つの子供部屋を使う場合、ベッドやデスク、収納も4人分配置することになるので、部屋が狭くなりやすく、さらにレイアウトの難易度も上がります。
それでも、工夫次第で4人一緒でも快適な子供部屋を実現することは可能です。
プレイルームと寝室を分ける
子供部屋と言っても、必要な家具を1部屋にまとめる必要はありません。
2部屋用意して、普段使う部屋と寝室と用途ごとにわければやや狭い部屋でも4人で利用することが可能です。
小さいうちは1部屋をプレイルームとしておもちゃなどを置けば、4人で遊ぶことができます。
もう1部屋は寝室用にすれば、置く家具もそれぞれの部屋で最低限で済むので窮屈さを感じにくいでしょう。
ある程度成長すればプレイルームにデスクを置き、勉強するスペースに活用できます。
一人ひとりにプライベート空間が必要になった時は、プレイルームや寝室に仕切りを入れて個室化することも可能です。
大部屋を間仕切りやベッドで4等分にする
2階を丸ごと使うなど大きな部屋を確保できる場合は、スペースを4等分にできるレイアウトを考えてみましょう。
カーテンやパーテーション、引き戸、可動式収納棚、ベッドなどがあれば簡単に部屋を区切ることができます。
個室に近いプライベート空間となるので、性別に偏りがあっても4人部屋として使いやすいです。
例えば、部屋のセンターが通路になるように二段ベッドを中央の左右壁際に置き、ベッドガードの代わりに目隠し用のボードなどを設置すれば壁になります。
ベッドにより隣同士は仕切れても向かい側がオープンとなるので、ロールスクリーンやパネルカーテンを設置すると個室のような空間作りが可能です。
2人ずつで子供部屋を使う時の工夫
4人用の子供部屋が難しいという時は、2人ずつ分けて使う方法を選びましょう。
2人ずつ部屋を使う時もプライベート空間を意識してレイアウトを考えると良いです。
シングルベッドの配置例
ある程度ゆとりのある広さであれば、シングルベッド2台とデスクなどを置いても十分なスペースを確保できます。
より快適な空間にするためにも、配置を工夫していきましょう。
思春期前であれば、ベッドを横並びに置けば小さな子供も安心して眠れます。
また、コーナー部分にL字でベッドを配置すれば、中央部分に広いスペースを持たせられるので、デスクが起きやすく、遊び場としても使いやすいです。
L字だとベッドの一部が隣り合わせとなるので、ベッドラックを置いて仕切れば、一定のプライベート空間を確保できますに広い部屋であればベッドを壁際に並べ、中央を棚で仕切るのも良いでしょう。
2段ベッドの配置例
2段ベッドを使えばベッドが1台で済み、あとは個々にデスクや収納を置けばいいので省スペース化に最適です。
例えば、二段ベッドを真ん中に置き、縦に部屋を割るというレイアウトができます。
必要に応じてベッドにカーテンをかけるなど目隠しを作れば、個室に近い空間を持たせることも可能です。
部屋が狭く仕切れない時は、ベッドを壁際に置き、向かい側の壁にデスクを並べるレイアウトも考えられます。
デスクの間に収納棚などを置いて仕切るのも良いでしょう。
ロフトベッドでパーソナルスペースを作る
ロフトベッドは下に空間ができるので、そこにデスクを置いてパーソナルスペースを作るのも良いでしょう。
狭い部屋でもロフトベッドの活用により、省スペースでも快適に使えます。
ベッドも分かれており、さらに下にカーテンを付ければ目隠しも可能なので、まるで秘密基地のようなプライベート空間を作れます。
まとめ
今回は4人用の子供部屋のレイアウトについてご紹介しました。
子供が4人いる場合は、年齢や性別、予算などに配慮して個室を用意するか、共同で部屋を使うかメリット・デメリットも把握した上で選んでいきましょう。
共同で使うとレイアウトに工夫が必要なので、ご紹介したポイントを参考にしてみてください。
悩んだ時はプロに相談し、子供にとって使いやすく快適な子供部屋を作り上げていきましょう。