転機は人生は付きもの。仕事をしばらく続けていると、部署や役職がが変わって勤務地が変わったり、会社が移ったりと、引っ越しの機会に出会うことがあるかと思います。
「そろそろ家を買おうかな」と考え始めたころに、そんな転機ってあるんですよね。
転勤で知らない土地に赴任することに?!でも、何から始めればいいんだろう?
今回はそんな場面で困らないよう、家探し〜念願の引っ越しまでの流れについて、実例を交えながらご紹介します。
目次
なかなか見つからない…!整理しておきたい希望条件
マンションは売却できて頭金は手に入れたけれど、物件探しは難航。月日が過ぎることはや3か月、なんてことも。探してばっかりで決めることができないと、正直疲れてきてしまいます。
こういうときには改めて立ち戻り、希望している条件を整理して、優先順位を決めると状況を打開できるかもしれません。
「いいな」と思った物件は、他の人もそう思うもので、基本は早いもの勝ち。一刻を争うこともある中で、いい家を見つけたらすぐに決めきれるようにすることが大事です。
場所
家探しは希望するエリアによってその難しさが大きく変わってきます。駅や商店からの距離についてこだわりをもっていたのなら、少し妥協できないか。子どもの学校のことがあるからやっぱりこのエリアは譲れない。今一度、その条件である理由を見直してみましょう。
広さ
車があるから駐車場は必須だけど家自体は小さくてもいい、家族の人数としては3部屋以上ほしいけれど大きな部屋を家具で仕切るなどして工夫できないか、など考え方を変えてみると、家探しでもっとも重要とも思える「広さ」の条件も考え直すことができます。
予算
住宅ローンの交渉・もともと住んでいた住宅の売却が進むと、新しい住まいの購入にあてられるお金が明確に見えてきます。はじめに決めた金額条件も状況に応じて柔軟に考えてみるとよいかもしれません。
結末はさまざま。そのモデルルーム、買います!
子供は転校したばかり。さすがにもう1回は可哀そうなので、選べる場所は限られます。その分、広さや予算は妥協できる範囲を決めて探そう。価格的に、大手の注文住宅は難しいので、地域密着の工務店に絞ることに。
そんな希望条件の調整をした末に、ようやく出会いがありました。
自転車でうろうろ探索していたところ、住宅街にモデルルームの看板がある家を発見。後日、アポを取って尋ねたところ、近くに支社がある工務店さんでした。
「モデルルームって売ったりしないんですか?」
工務店さんにたずねてみると、3年ほどしたら売りに出すことが多いそうです。「今は空きがないんだけどね」とのことで、その日は諦めて帰宅。
しばらく「近くのモデルルーム」をチェックしていたところ、子どもの校区外申請は必要なものの、転校する必要はないエリアにモデルルームを発見。
すぐに工務店さんへ連絡して購入希望を伝え、土曜日に家族で訪問しました。現物を見て、家族も気に入ったようでホッとひといき。
「ここを買う!」そうと決めると、価格、条件を詰めることになります。少し予算オーバーだけど……今しかない。
このしばらくの苦労が報われ、そして奥さんと子どもたちの喜びがはじける瞬間です。
そして、2回目の引っ越し
手付金をはじめに支払い、翌月末にローンを組んで全額振り込み。
これでようやく手続きも終わりが見えてきます。
余談ですが、引っ越しには引っ越し手配がつきものです。大きなお金が動くときなので、できるだけ安くしたい!という方が多いのではないでしょうか。
見積もりは必ず数社に見積もりを依頼するのがおすすめです。同じ内容なのに数万円、多いときには十数万円違うということも。「見積もりの立ち合いは面倒だな」と思っても、面倒くさがらずに行いましょう!
まとめ
100人いれば100通りの家探し。されど息詰まるポイントとその打開策は同じです。条件を整理し、妥協できる範囲を考え、そしていざというときには即断即決すること。
100点満点の物件にはなかなか出会えませんが、「購入する」と決めきるためには基準や妥協範囲を自分の中に作っておくことが重要です。
家探しに困った方は、ぜひ試してみてくださいね。