足立区は、子育てをしやすい環境が整っているエリアだと言われています。
なぜそのように言われているのか気になる人もいるでしょう。
今回は、足立区の基本情報と子育て環境や充実した子育て支援制度についてご紹介します。
足立区への引越しを考えている人は要チェックです。
目次
足立区の基本情報と子育て環境
足立区は、東京23区の最北端に位置しています。
大田区、世田谷区に次いで3番目の広さとなっています。
まずは、そんな足立区にある幼稚園や保育園、教育機関の数からみていきましょう。
幼稚園・保育園の数
足立区内の幼稚園は51ヶ所(全て私立)、認定こども園は6ヶ所(公立:2ヶ所、私立:4ヶ所)、保育園は156ヶ所(公立:44ヶ所、私立:112ヶ所)となっています。
足立区では「足立区待機児童解消アクション・プラン」を実施しています。
このプランは、施設の整備や保育士の確保に力を入れ、待機児童を解消するために実施されています。
教育機関の数
教育機関は、小学校が69ヶ所(全て公立)、中学校が36ヶ所(公立:35ヶ所、私立:1ヶ所)、高等学校が11ヶ所(公立:9ヶ所、私立:2ヶ所)、大学が4ヶ所(公立:1ヶ所、私立:4ヶ所)となっています。
足立区では、小中学校の学校選択制度を取り入れています。
小学生は住所地の学区域に隣接している学校、中学校は区内にある全てから自由に選べる制度です。
9年間一貫したカリキュラムで教育を行っている区立の小中一貫校(興本扇学園と新田学園)があるのも特徴の1つです。
子ども達一人ひとりの能力に合わせた指導を実施するなど学習に関するサポートも充実しています。
子育て支援制度が充実!足立区独自の支援制度も
足立区は、子育て支援制度が非常に充実しています。
区独自の支援制度も実施しているのです。
続いては、どのような支援制度があるのかみていきましょう。
スマイルママ面接
スマイルママ面接は、区内の妊婦を対象とした制度です。
悩みや不安をヒアリングする中で、必要な支援に関する情報提供を行います。
スマイルママ面接を行うことで、育児に必要な物品を購入したり、タクシー乗車時に使ったりできる2万円分の「こども商品券」が配布されます。
妊娠から出産、そして子育てまでの期間はお金がかかるので商品券は重宝するでしょう。
あだち子育て応援隊
あだち子育て応援隊は、一時預かりや保育園・学童・習い事などの送迎を保護者の代わりに行う取り組みです。
自宅またはサポーターの家で子どもを一時的に預かったり、保育園や学童保育などへの送迎を行ったりします。
年間登録料は、一家庭に付き2,400円です。
利用料金は、基本時間(午前8時から午後6時)は500円(土日祝日は800円)、基本時間外(午前6時から午前8時、午後6時から午後10時)は800円(土日祝日も同額)です。
平日の利用で基本時間と基本時間外をまたぐ場合は、基本時間外の料金が適用となります。
きかせて子育て訪問事業
きかせて子育て訪問事業は、子育ての経験者が自宅や事業所などで育児や妊娠中の悩み・不安を聞く取り組みです。
誰かに話を聞いてもらうことで悩みや不安を解消することが目的となっています。
子育てサロンへ初めて行く時に緊張してしまう場合は、同行サービスも行っています。
足立区に住んでいて、妊娠をしている人や未就学の子どもを育てている保護者が無料で利用できます。
あだちマイ保育園
あだちマイ保育園は、0歳~6歳の子どもを育てている保護者や妊娠をしている人が、区立保育園や子ども園で子育てに関する相談をできる制度です。
また、園の施設を利用することもできます。
利用可能なサービス内容は、それぞれの園の状況によります。
登録した園について、「あだちマイ保育園だより」による連絡が来るのです。
「あだちマイ保育園だより」では、園行事の案内、絵本の貸し出し、園庭遊び・室内遊び、身長・体重測定、給食体験、育児体験などに関する情報が発信されます。
行事の見学・参加、絵本のレンタル、園庭・室内設備の利用など魅力的なサービスです。
給食体験は実費となっていますが、入園前に参加してみるとイメージが湧きやすくなるのでおすすめです。
足立区はレジャー施設も豊富
足立区は、子育て支援制度が充実しているだけではなく、子育て中に最適なレジャー施設も豊富です。
最後に、どのようなレジャー施設があるのかご紹介します。
・ギャラクシティ
ギャラクシティは、体験型複合施設です。
入場は無料となっていて、色々なアトラクションで遊べます。
アスレチックやボルダリングなど魅力的なアトラクションが豊富です。
さらに、ものづくり体験やプラネタリウムもあるので、1日いても飽きることがありません。
・舎人公園
舎人公園は、日暮里舎人ライナーの下に広がっている広々とした公園です。
公園には、水遊びができるエリアやバーベキューができるエリアなどがあります。
エリア分けされていてスペースが区切られているため、子ども連れでも安心です。
・足立区生物園
足立区生物園は、「ふれあい、いのち、共生」という3つのテーマを具現化し、5つのセクションで構成されている施設です。
この施設には、およそ380種もの生き物が生息しています。
動物と触れ合えるエリアもあり、命の大切さなどを学べる空間となっています。
・しょうぶ沼公園
しょうぶ沼公園は、およそ140品種、8,100株もの花菖蒲が植栽されている公園です。
見ごろの時期にはしょうぶまつりが開催されます。
スタンプラリーに参加すると商品があたる抽選会に参加できるので、家族で参加している人の姿も多く見られます。
足立区内には、このように魅力的な施設がいくつもあるのです。
子どもと出かける場所に悩んでしまうこともありますが、足立区ならいくつかのスポットを巡ることで飽きずに済みます。
ギャラクシティのように無料で入れるにもかかわらず、様々な体験ができる場所もあります。
子どもにいろいろな体験をしてもらいたいという場合にも、足立区は絶好の場所だと言えるでしょう。
まとめ
足立区は、子育てに最適な環境が整っているエリアとして知られています。
子育て支援制度が充実しているのは非常に魅力的です。
子育てに不安や悩みはつきものなので、それを解消へと導くためのサポートをしてもらえるのはありがたいと感じる人が多いはずです。
子育ての拠点として足立区は最適なので、引越しを考えているなら前向きに考えてみると良いでしょう。
子どもが喜ぶレジャー施設も多くあるので、楽しみながら子育てをしたいと考えている人にも最適です。