砂壁はDIYで壁を一新できるのか?役立つ情報をまとめてご紹介!

DIY

砂壁は年が経つと剥がれ落ちてしまうことがあります。
見た目が悪く機能性も落ちてしまうので早めにリフォームするのがおすすめですが、砂壁でもDIYができるか気になる人もいるでしょう。
ここでは、砂壁のDIYについて役立つ情報をご紹介していきます。
砂壁が劣化してきたと感じる人は、ぜひ今回の内容をご参考ください。

砂壁はDIYでリフォームできるのか?

砂壁

砂壁は「和」の雰囲気を最大限に表現できる壁です。
加えて調湿効果を持つため古くから多くの人に人気を集めています。
そんな砂壁は施工から長年経つと剥がれてくる傾向にあります。
剥がれてしまうと見た目が悪くなることから室内のイメージを損ねますし、同時に湿度のコントロールできなくなる悪い特徴が出てしまうのです。
また、砂壁の劣化は室内にカビが生えてくる原因にもなります。
剥がれてきてしまったらリフォームを行うタイミングでしょう。
リフォームとなると費用がかかるため、そう簡単に工事を進められないとイメージする方は多いです。
しかし、砂壁はDIYでのリフォームも可能なので、自身の好きなように工事を進められれば費用を削減できるでしょう。

素敵な砂壁DIYリフォームをご紹介

DIY

剥がれ落ちて古くなってきた砂壁に、DIYで砂を塗り直すのが基本的な方法です。
しかし、単に砂を塗装する工事だけが砂壁リフォームではありません。
続いては砂を塗り直す以外のDIYリフォームをご紹介していきます。
自分自身の手で素敵な砂壁へDIYしていきましょう。

砂壁の上から壁紙を貼る

砂壁というのは通常の板壁のように、砂壁の表面を平らにすれば壁紙だって貼ることができます。
壁紙だと表現できる雰囲気の幅は広がり、より一層部屋のインテリアや模様替えを楽しめるようになるでしょう。
和の雰囲気をそのまま生かした壁紙でなくても、洋室テイストの壁紙を貼れば部屋の雰囲気は一新されます。
ただし、自由なデザインの壁が作れる代わりに調湿性が失われるという欠点が出てしまいます。
そのため、適切な湿度を保つために加湿・除湿ができる機器の設置が必要です。
最近は機能性壁紙というものが誕生し、音漏れや汚れに強い壁紙もあります。
壁紙で調湿するのは難しいですが、壁紙が持つ様々な機能を活かせる部屋にできるのも壁紙工事の魅力でしょう。

砂壁の上からカラーペンキを塗装

黄土色やベージュなどがベースになりやすい砂壁は、カラーペンキで壁の色を自在に変えられるのも特徴的です。
赤や紫、黒、緑など、少し黄色みを帯びた砂壁の色と混ぜ合わせても綺麗な発色で、とてもおしゃれな壁に仕上がります。
赤や紫はアジアンテイストの部屋にしたい方にピッタリでしょう。
黄色や赤、深緑といったインテリア雑貨と合わせるのもおすすめです。
また、黒だとシックな和室になり、洋風な雑貨・インテリアを置いても素敵な表現ができるでしょう。
深緑であればさらに落ち着きのある空間を作れます。
ぜひカラーペンキを塗装する工事も検討してみましょう。

砂壁の上から漆喰塗装

砂壁の上からは漆喰塗装もできます。
漆喰塗装で砂壁独特の少し暗めで落ち着きのある印象がなくなり、漆喰塗料の柔らかい白で明るい部屋を表現できるでしょう。
また、漆喰だと表面には模様も付けられます。
スパニッシュ、扇、ウェーブ仕上げなど、模様が魅力的な壁にも仕上げられるので、おすすめです。

砂壁の上から板や木材を貼り付ける

砂壁は自由自在なアレンジができるため、上から板や木材を貼り付けることも可能です。
砂壁だったとは思えないほどのイメージチェンジができ、部屋の雰囲気を一新させたい人にとっては最適なアレンジ方法でしょう。
貼る板の位置を一枚ずつずらしたり、塗装して色を変えてみたりと、DIYを楽しめるのが板や木材を貼ることの魅力です。
壁全体に張り付ければ和室の目立つ柱も、おしゃれな壁の一部となるのでおすすめです。

DIYする時のポイントについて

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DIYで工事が可能な砂壁ですが、実例を見てみないと不安に思うことでしょう。
そこで、素敵に仕上がる砂壁DIYリフォームの手順をお伝えしていきます。
ご紹介していく内容を参考にして、ぜひ美しい砂壁が完成させられるようにしていきましょう。

養生

まずは養生を行います。
砂を塗る際に誤ってはみ出しても問題がないようにきっちりマスキングテープなどで養生してください。
特に床の畳にはつかないように注意しましょう。

砂落とし

刷毛や紙やすりで砂を落としていきます。
この時、かなりの砂ぼこりが舞うのでマスクを付けて進めるようにしましょう。

シーラー

次は刷毛やローラーでシーラーを塗っていきます。
シーラーとは下地調整材のことで、シーラーを塗ることで砂が固まって塗料の吸着も良くなります。
シーラーがあると砂が塗りやすくなるので、こちらも忘れずに手順に入れてください。
ちなみにシーラー以外にも砂壁を固めるスプレーもあるので、こちらもDIYグッズとして視野に入れておきましょう。

乾燥

シーラーを塗ったら乾燥させていきます。
時間は3時間程度必要で、触って砂が手につかなくなればOKです。

塗料を塗る

いよいよ塗料を塗っていきます。
塗料は刷毛で隅を塗り、ローラーでそれ外の全体を塗っていきましょう。
一回塗ったら乾燥させ2度塗りするのがおすすめです。
2度塗りすることで塗りムラがなくなり、美しく仕上がります。
乾燥後は壁紙を貼ったりペイントで色付けしたり、さらには漆喰を塗ったりもできるので、好きなようにアレンジを施してみてください。

まとめ

砂壁が劣化してくると見た目のみならず機能性も衰えるため、早めにリフォームを行うのがおすすめです。
砂壁のリフォームはある程度ならDIYでもできるようになっており、ご紹介してきたように様々なアレンジを加えることができます。
最後にご紹介した手順とポイントを活かして、美しい砂壁を目指しましょう。
なお、砂壁の砂は工事中に口の中に入ってくることもありますが、体に悪影響を与える成分が入っていないのが特徴です。
安心してDIY工事を進められるので、自分で砂壁のリフォームを手掛けてみましょう。
DIYならではの愛着が湧く素晴らしい住環境を作れます。