最近話題になりつつあるJ-REITですが、経済市況の影響でこのところかなりの下げ相場となっております。その後はリバウンドを見せていますが、まだまだ割安となっています。
そんなJ-REITについて、メリットや購入方法について詳しくみていきましょう。
目次
J-REITとは
J-REITとは簡単に言えば「不動産の一口オーナー」です。
不特定多数の投資家から資金を集め、その資金で不動産を購入しそこから家賃や売却益を得て、利益を投資家に分配する仕組みの投資商品です。
J-REITのメリットとは
不動産投資というものは、まず優良物件を見つけ、売買や賃貸契約時の交渉力、日々の管理業務、そして物件所有者としての所有者責任・赤字に対するリスクなど、かなりの経験と知識が必要となってきます。
ですので不動産投資は、生半可な知識・経験・興味でやるべきではないのです。J-REITは、これらの知識・経験があまりなくても問題ありません。
J-REITは不動産管理はある程度お任せでOK
J-REITは物件選びの目利き・交渉力・管理業務等は全てお任せできます。そして、いつでも売ることができます。
投資家は、物件を所有するのではなく、出資者としての有限責任だけを負うことになるので、出資額以上の損失はおいません。
すなわち、不動産投資のデメリットをある程度カバーしてくれるのです。
J-REITの買い方
そんなメリットが多いJ-REITの購入方法についてみていきましょう。
J-REITの買い方は、基本的には株式と同じです。
証券会社に口座を開き、証券取引所にて売買します。
購入の際の注目ポイント
現在は60銘柄以上のJ-REITが購入できますが、そのポイントを見ていきましょう。
メインとなる物件は、オフィスビル・商業テナントビル・住宅など、その銘柄によって様々です。物件の所在地もしっかりと確認しましょう。首都圏、3大都市圏の銘柄が多いですが、地方都市物件もあります。
そして、資産規模(保有物件数や物件取得額)や自己資本比率も銘柄によって異なります。
また基準価格(一口あたりの価格)も注目です。
基準価格は銘柄によって様々で、2万円から購入することができます。
そして、分配金利回りも3%〜5%程と差があります。
購入の際には、これらの項目を注目するようにしましょう。
まとめ
ここまでJ-REITについて解説をしてきました。
投資の手段としてJ-REITを選ぶメリットはお分かりいただけたでしょうか?
J-REITは株式取引と同じだという人もいますが、株式投資の場合は、分配金の源泉は 企業の利益です。ですので、企業の業績によってはいきなり無配当となる場合もあり得ます。
その意味では、手堅い分配金はJ-REITの強みと言えるでしょう。